長野市「秋山食堂」チャーシュウエッグは半熟で


店名 秋山食堂
場所 長野県長野市小柴見375 [地図はこちら]
電話 026-228-8431
ジャンル 食堂
バリアフリー ◯
駐車場 あり


こだわる、拘泥する

という言葉には美しさを伴う。物事に妥協せず、とことん追求する様は人びとに感動を与えるのだ。…とはいえ、それはあくまでも時と場合による。日常的なあれこれにまでこだわりを求められれば閉口でしかなく、単なるわがままでしかない。やはりほどほどがよろしいかと思う。




かくいう私は

基本的になんでもよい方、すなわちこだわりというものに無縁な生活をしている。多少はこだわらないとやっていられない職業ではあるが、そこはまぁ適当にほどほどに。どうせオレはクリエイターにはなれないのだ。しかしながら、一点いや二点のみについて強烈なほどのこだわりをもつ。それは

玉子焼きは甘くなければならない。
目玉焼きは半熟でなければならない。

今回前者はさておく。問題は目玉焼きなのだ。
なにゆえ、硬い目玉焼きなどが許せるのだ。黄身の固焼きを”over hard”というらしいが、そんなものを好む者がいることそのものが信じられない。そう思っていたのだが、息子から固焼きの方を好むとカミングアウトされ3日ほど寝込んでしまった。あんな者は勘当だ。

「チャーシュウエッグ10枚入定食」850円



秋山食堂の看板メニュー、とは私が勝手に言っているだけだ。本来は「チャーシュウエッグ丼」という丼ものなのだが、盛りがよすぎて食べづらく、定食ものとしていただいている。こういう融通無碍なところが秋山食堂のよさである。ハムでもベーコンでもない、焼豚なのがよい。ましてやチャーシュ「ウ」という表記が泣かせるではないか。





チャーシュウエッグは山盛りにされた千切りキャベツの上に3個の目玉焼き、そこに散りばめられた10枚の焼豚。焼豚はあっさり味つけだから、たっぷりとじゃぶじゃぶと醤油をふりかけるのが正当な手法であると確信する。チャーシュウの旨味と半熟の黄身、そして蒸された千切りキャベツに醤油が加わることで渾然一体化し、すべてが収まるべきところに収まる。そんな世界が現出するのだ。(2019年4月記)

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