中野市「食房べに家」いや懐かしき昭和チープな食堂


【お店のデータ】
食房べに家
場所 長野県中野市中野 170-6
電話 不明
駐車場 あり

「信州なかのバラ祭り」というイベントがある。中野市内にある一本木公園という場所で、栽培されているバラの開花に合わせて開催される。多種多様な花が咲き乱れる、それは見事なイベントだ。





以前は家族全員でお邪魔していたが、子どもたちの成長とともに足が向かなくなり、ここ数年ご無沙汰していたのだ。この日は天気もよく、しばらくぶりの参戦としよう。

とはいえ祭りの前に昼食だ。
腹が減っては戦はできぬ、中野まで来るのだから、「丸長」でつけめんか、「三光軒」で麻婆豆腐ラーメンか。あるいは「田りた麺之介」で素敵なうどんかと様々検討したが、最終的にこちらに決定した。

「食房 べに家」



中野市の中心地から少し離れた、住宅地と農地の境い目くらいにある食堂である。80 過ぎたじじばば(ご本人談)と、やはり高齢のお手伝いおばさんが切り盛りする、小さな食堂である。

こちらの特徴は、どことなくかおる「昭和チープ」にある。本メニューには「とんかつ定食」だの「しょうが焼き定食」など巷でよくみる品が用意されているが、店内に掲示された、いわば「おすすめ」ともいうべきメニューがとても香ばしい存在感を放っている。



「うす切りハムカツ定食」
「くず野菜炒め定食」
「サバ水煮缶定食」

なんじゃこりゃ?
というテイストだ。ハムカツもすごいが、そもそもうす切りって何だ?「くず野菜」というのはどんなものか?サバ水煮缶って、缶詰が定食に登場するんかい?それにしても安い。平均 300 円代じゃないだろうか。
とはいえ、こんな感じの安い食堂があったよなァ。子どものころ、昭和 40 年代半ばくらいまでの、安い食堂ってこんな風だったよな。そういった懐かしさが感じられるのである。

今回のチョイスは、メニューの中でもっとも安い
ものとした。

「味のり・梅ぼし定食」280 円



先だってお邪魔した際に気になっていたメニューである。予想では味付けのり一袋と梅干が少し、そこに小鉢ものがつく。という構成と予想していたのだが、まさかそのまんま登場するとは思わなかった。


「味のり」



これは絶対に短冊型の小さな袋入りのもので登場すると確信していたのだが。6枚入り大袋は、じつに食べがいがあってよろしい。味のりをこれほど食べたのも初めてかもしれない。


「梅ぼし」



恐らく自家製と思われる。これも小皿に数個、楚々として登場すると思ってい
たがまさかこれほど大量に出て来るとは。店主ご夫妻、いやじじばばの豪快さが気にいった。

ご飯とみそ汁はおかわり自由。アツアツでじつに美味い。…はとても嬉しいシステムなのだが、280 円の定食でやってよいことなのか。こちらの方が心配になってしまう。




「野沢菜漬け」



これも自家製なのだろうか。味のりの黒と梅ぼしの渋い紅という、地味な色合いの中に、ポツンと鮮やかな緑。小さくも清涼な風があり、美しく、かつとても美味しかった。

そして、味のりでアツアツごはんをひと巻き。しあわせな瞬間である。さぁ腹一杯になった。バラ祭りへ赴くべし




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です