駒ヶ根市「ガスト駒ヶ根店」緑茶と抹茶スイーツと


ガスト駒ヶ根店
場所 長野県駒ヶ根市赤穂1568 [地図はこちら
駐車場 あり
バリアフリー 〇

東京オリンピック

東京オリンピックの延期が決定したそうだ。
コロナ流行が終息の気配すらない、パンデミック、クラスター、オーバーシュートなど聞き慣れない英語が飛び交い始め、正直なところあまりよい気はしていない。腹立つからやめないかな、と思っていたら河野太郎が同じ発言をしていた。みんな同様であろう。
そんな中の決定だから、あまり異論は出てこないようだ。まぁ無理もないよね、というのは日本人特有の忖度意識ばかりではないだろう。もちろん関係されている方々はたまったものではなかろうが、その辺はみなで協力して当たっていく他あるまい。

近年の、いやずいぶん前からオリンピックは政治の道具だの、利権の巣窟だのと言われ続けている。たしかに、あれだけ巨大な大会となり、大きなお金の動くとなれば間違いなく、そういった嫌な側面を持つだろう。しかしそれだけではない、世界中の人々を集めた運動会をやろう。これが平和の式典なのだ、と純粋に信じて活動する方々がたくさんいてこその大会でもあるのだ。だからいろいろあっても単純な批判はしない事としている。

じつはこうみえてもオリンピックを楽しみにしているのだ。といってもサッカーと一部のマイナーなフリークライミングとかホッケーとか一般に顧みられない競技を観るくらいの、あまり真面目な”楽しみ”とは言えないかもしれないが。そんな者が”協力して当たる”もへったくれもない、そもそもそんな力もない。

コロナ対策=予防

予防という事につきる。
決定的な治療法・治療薬がない以上、予防もわからないから、とりあえずインフルエンザ予防法を援用するしかない。手洗い、うがい、マスク着用は必ずしも有効とは言えないだろうが、やらないよりはましだ。免疫力を高めるという手法もある。要するに意識を高めることがもっとも必要なことであろう。

日本は10万人あたりの発症率が低いから大丈夫、というのは油断以外の何者でもない。だからといって怖がりすぎもいけない。正しい情報と正しい知識なくして正しい認識には至らず、正しい判断もできない。出来るだけ感染しないように、かといって出物腫れ物ところ構わずということもある。感染してしまった場合はこれ以上拡大させないように一人ひとりが気をつける。正しく楽観し、正しく怖がるという事となろう。

緑茶

緑茶が効くのだという。カテキンに殺菌効果があるのは以前から知られていた。少なくともインフルエンザには有効とされ、幼稚園や学校などで緑茶うがい、あるいは緑茶飲用が推奨されている。医学的・統計的な立証は未達らしいが、まんざらオカルティックな民間療法とは言えないようだ。どうせ水分補給は必要なのだ。それに外出時などうがいの出来ない事もあるので、出来るだけ緑茶を用いる事にしている。

ガスト「宇治抹茶ソースのソフトクリームあんみつ」548円

京都の老舗茶園でつくられた茶葉を用いてつくられた、季節限定のメニューだ。
・北海道ソフトと八ツ橋の宇治抹茶パフェ
・北海道ソフトの宇治抹茶サンデー
・宇治抹茶ソースのソフトクリームあんみつ
パフェの類いよりも、さらさらといけるものを摂取したかったので3番目を注文する。

寒天につぶあん、ソフトクリームという構成は基本通りのクリームあんみつだ。ただそこに刻んだイチゴ、生のブルーベリーと三色団子が搭載されたところに、濃厚な宇治抹茶ソースをかけ回していただくのだ。各々の個性を抹茶ソースでビシッと統合する、といったイメージのスイーツだ。美味い

だからといって、抹茶スイーツが有効とは言わない、世の中そこまで甘くはない。あくまでも気持ちの問題だ。もちろんドリンクバーで緑茶をいただいてこその予防となる。とはいえすべては気持ちから始まるのだ。越えられない壁などない。コロナなど打ち倒して、来年のオリンピックに挑もうではないか。

長野市「三幸軒」街角のiUnaGi


三幸軒
場所 長野県長野市大字安茂里大門1768-6 [地図はこちら
電話 026-228-6435
駐車場 あり
バリアフリー ◯

下魚

下魚とは、漁獲量が多すぎて市場に出しても価格のつかない、価値の低い魚を指す。かつてはアジ、イワシ、サンマなどは長い間そのように呼ばれていたし、秋田ではハタハタが代表格だったそうだ。いつぞや秋田の親戚が
「ハタハタなんて買ってくるものじゃない。海に行ってバケツですくってくるのだ」
と言っていた。バケツは大げさだろうが、それだけよく獲れたという事でもある。東北の貧乏人(私およびその一族が裕福であるわけがない)が厳しい冬をやり過ごすための、唯一の食料であった。そんな下魚ハタハタが少なくなり、一時禁漁となり現在では高級魚へと発展したとは皮肉以外の何者でもない。

ウナギ

かつての下魚、現代では高級魚というのでは、やはりウナギが最高峰といえよう。ウナギといえばかつて(といっても江戸・明治のことだが)はドジョウとほぼ同じ扱いだったのだとか。そこいらの川や田んぼにいくらでもいたのだが、脂がキツすぎてあまり喜ばれず、食卓に上がることは少なかったそうだ。ただ、吉原の門前で屋台で食べさせるようになってから大流行。安い蒲焼で精をつけ吉原(なか)へ繰り出す、というのが江戸っ子の気質にうまくハマったのであろう。
そのウナギが、そうでなくとも高級魚であったウナギが、超、いや超超超超超超高級な存在となって久しい。シラスウナギが激減した、原因がわからない、養殖できない。と様々議論されているがよくわからないというのが歯痒くてならない。そもそも貧乏人最高峰の私には、あまり関係のない事柄だが、ないとなれば寂しいではないか。
どれほど少なくなったとはいえ絶滅したわけではない。お金を積みさえすればウナギなどいくらでも食べられるのだ。ただランチタイムで3000〜4000円かかるとなればまったく面白くない。だから街で安いウナギを見つけて食べる、というのを密かな楽しみとしている。吉野家の短冊状に処理されたウナギ、すき家の牛とウナギの相盛りであるうな牛などけっこうイケるのだ。長野市内の某喫茶店(教えないよ)の1200円ウナギは感動的だった。

「三幸軒」

こちらは長野市に2店舗、中野に1店舗あるのだが、支店なのか暖簾わけの関係なのかよくわからない。ただ、どちらも安くてボリューミィで美味しくて、常にたくさんのお客様で賑わっている。この日はカツカレーもしくはかき揚げ丼、と決めて来たのだが、壁に掲げられた別の短冊メニューに心奪われ、注文してしまった。

「うな丼定食 タンメン付 並」1000円

牛丼でもない、カツ丼でも天丼でもない。うな丼に野菜たっぷりのタンメンがついてこの価格である。安いウナギマニアとしては、注文せずにいられない。

「タンメン」

丼もの+ラーメンといえば、そのボリュームを指摘する人が多いのだが、そもそも麺料理はスープ類に相当するものなのだ。

野菜たっぷり、塩スープ、細麺とくればこれ以上の存在はない。このタンメンは立派にその機能を果たしている。何はさておき塩スープに酢をじゃばじゃばと入れて食べるのを好む。美味い美味い。

「うな丼」

紅いプラスチックの丼に白い飯、瑞々しい緑の大葉と紅生姜、そしてぬれぬれとしたこげ茶の蒲焼。堂々たるフォルムといえよう。濃度の高いタレは味わい深く、丼全体を引き締める。ウナギはやや脂が不足気味。やや皮が固く、身はふんわり、ではなくホロリとほぐれていく。三角の形状といい、今まで食べてきたウナギとは少し違う種類なのかもしれない。

詳細が不明なのでとりあえずiUnaGiとしておこう。もちろん私の腹の中だけの事だが、これはこれで十分美味いものだ。次回は上1250円を試してみよう。

iUnaGiの” i “に意味はない。
何にでも” i “さえ加えれば意味などなくとも、シャレオツと化す。iPhoneしかりiPadしかり。両者とも意味などまったくないのだ。だから、気にしてはならぬ何事も。

長野市「秋山食堂」親子丼


秋山食堂
場所 長野県長野市小柴見375 [地図はこちら
電話 026-228-8431
駐車場 あり

名物に美味いものはない。

というのは言い得て妙なことと言える。あれって前評判ほど美味くなかったよね。そんなささやきは、随時聞こえてくるし自ら発することもある。常套句といっても支障はないだろう。

理由はいくつかある。まずは郷土食であった場合。田舎の貧乏食であったから、材料が特殊だから、昆虫食だからまずいという事ではない。郷土食はそのコミュニティにいたから、ある種の共通理解があるから美味い、という事も言えるわけであって必ずしも誰もが心地よく感じられるとはいえないこともある。

次にブランディングされたものである場合。
これらは最初からそれなりに完成度を高められたものが多いはずなので、極端にまずく感じるわけもないはずだが、その分こちらのイメージが増幅されている事がある。これは絶対に美味いものだ、という刷り込みがなされていればいるほど、激しくギャップに見舞われる、ということになる。

どれもこれも、たくさんの方が一所懸命つくってくれたものなのだから、あまり文句を言ってはならないのだが。人間とはかくもわがままな生物なのだ。

「秋山食堂」

親子丼が食べたくなったはよいのだが、いざ探すとなるとなかなか行き会わない。街場の蕎麦屋を廻ればそのうち出会すのだろうが、立ち回り先に蕎麦屋がなく、あっても丼ものを扱うような大衆店ではなかったり。そもそも蕎麦屋は草笛くらいとしかつきあいがないのだ。
であればリアル深夜食堂であるこちらにお願いするしかなかろう。昼どきにメニュー外注文は失礼かもしれないが、カツ丼・玉子丼があるのだからさほどでもないだろう。大将も快く引き受けてくれた。

「親子丼」

近年は半熟とろとろが持て囃されているようだ。無論のこと嫌いではないのだが、トロトロすぎは今ひとつ好まない、あれは丼ではなく雑炊だ。ほどほどに固めの玉子にまとわれた具材は玉ねぎとひとつがひと口半サイズくらいの鶏肉がゴロゴロ、そして少しの三つ葉のみ。鶏の火通りがじつによい。当然生ではなくかといって通しすぎのぱさつきもない、シャキっとぷりっぷりの歯ごたえだ。

準つゆだくという程度に高い水分量だが、雑炊とまではいかない。ほどほどにサラサラがすばらしい。適度に甘すぎの味つけがよい。変な表現だが、玉子焼き・親子丼・かつ丼は甘すぎるくらいがデフォルトであると確信する。

上田の名物は親子丼

であると、長い間思い込んでいた。昔、祖母が旅行先の上田市で食べた親子丼が美味かった美味かった美味かった。と言い回っていたのを覚えていたのだ。さぞやすごいものなのだろう、池波正太郎も食べたかな。なんぞと思っていたらさにあらず。乗っていたバスが渋滞で遅れに遅れ、上田の旅館に到着したのが真夜中。当然、夕食など残っておらず、やむを得ず近隣の蕎麦屋で親子丼を食べた、という話を聞いたのは祖母が亡くなってからずいぶん経過してからだった。
「お腹がすききったところの親子丼だったから、余計と感動したんじゃない?」
とは母親の談。名物だから美味なのではない、心動かされるからこその美味と感ずる、という事なのであろう。

長野市「ししとう」大きいことはいいことだ


ししとう
場所 長野県長野市高田426-2 [地図はこちら
電話 026-228-4410
駐車場 あり

経済おんち

毎度のことながら、またしても恥をさらしてしまおう。私ほど金銭を知らぬものはいない。無頓着、というほど持ってもいないし稼いでもいないから、単に「知らない」とだけ申告しておく。ローンの金利が1%だとしたら、総額に0.001をかけてからそれを足して12ヶ月で割ってから。などという有様では本業に支障が出るレベルなのだが、今さらどうにもしようがない。当然、長期プライムレートだの、マクロ経済だのと専門用語を並べられてもアップクチキリキアッパッパァ(©️江戸川乱歩)だ。まぁ経済そのものがわからないという事だ。

消費が少ない

だからよくないのだという。市井の人びとがものを買わない、あるいは買い控えているからお金が回らない、いつまで経っても景気がよくならない。というほどの意味だと解釈しているのだが、バカを言っちゃァいけねぇよ。今どき物が売れないのはカネがない、あるいは欲しいものがないからだろう。稼ぎが少ないから高いものが売れない。欲しいものがないわけがない、物欲は消えない、私は愛人が欲し…いのはともかく、そういった煩悩は別として、日常生活に必要なもの。テレビはある、電子レンジもある、DVDもBlu-rayプレイヤーもある、食べ物も同様に家の中にないものはない。そんな状況下でものが売れると思うか?それだけで景気の動向を計っているわけではないだろうが、適当な理由をつけているだけのようにしかみえない。そんな事では、みながみか萎縮するだけでますます悪い方へと転がっていくとしか思えない。

大きいことはいいことだ

とはいえ、50すぎたロートルはまだよいだろう。良くも悪くもひと通りの事は終わってしまったし、あとは下り坂転げ落ちていくだけだ。ただ、若者たちのために萎縮しっぱなしはよくないだろう。バブル時代のように、とは言わないが、もう少し元気な社会に戻してあげるのがわれわれ大人の仕事だろう。かつての山本直純のように「大きいことはいいことだ」といえるように。

 

「ししとう」

長野市有数の定食屋さん。がっつりデカ盛りといえばここだろう。麺類といい、定食ものといいお腹いっぱい間違いなしの店だ。そして今回はフラッグシップともいえるメニューを注文した。

「チキンカツカレー 」

レギュラーサイズも大盛りも同一価格となれば、後者を選択するのは当然であろう。大盛りとは、チキンカツもデカい、カレーの量もすごい。

チキンカツは両手のひらを広げたほどのサイズだ。厚みこそないが、鶏肉らしくジューシー。カレーは辛さはあまり感じさせないが、けっこうスパイシー。千切りキャベツとカレーを攪拌して食すと、また別の世界が現出する。あぁ素晴らしき世界、大きいことはいいことだ。

景気とは所詮のこと”気”の問題であるという。気分など、下を向けば向くほど下降するものなのだ。空でもよし、元気出していこうではないか。

長野市「Cafe Restaurant Oiseau bleu」アカとほのかなピンク色


Cafe Restaurant Oiseau bleu
場所 長野県長野市青木島町大塚145-1 [地図はこちら
電話 050-5597-2078
駐車場 あり

〇〇主義

“主義”という言葉は誠に便利な用語であると思う。口にするだけでインテリゲンツィアっぽい響きがするし、なんとなく難しい言葉づかいに聞こえるから格好もつく。アタマに◯◯と加えてしまえば意味などなくても通じてしまう。人によっては
「それがオレの主義だから」
と、言い放つものもいる。私の父親など、酔っ払うとしょっちゅう連呼していた。

とはいえ、そのような用法もあながち間違いではない。”主義”はそのまま”考え方”や”ルール”あるいは”システム”と言い換えてしまった方が分かりやすい。たとえば近代主義(モダニズム)とは過去にあった様式やしがらみに囚われない、近代的合理的な”考え方”、”ルール”、”システム”とすれば理解しやすい。難しく言わずともわが父親は
「それがオレの考え方だから」
とでもいっておけばよかったのだ。

共産主義

共産主義ほどよいものはない。
プロレタリアートの息子だから余計とそうなるのだが、これほどよい”考え方”はないだろう。
「財産の一部、あるいは全部を共同所有することで平等な社会を目指す」
というくらいの意味だろうか。
いつも書いているように、私ほどわがままで欲張りな者は他にいないから、”財産の一部、あるいは全部を共同所有”される事には甚だ抵抗はある。そうでなくとも稼ぎが薄くて困っているのだ。

とはいえ、強きものが弱きものを守るのは当たり前、親が子を守り育むのは当然のことであろう。すなわち共産主義とは”究極の福祉”を造り上げるのが目的なのだ。誰しも自分のこと”だけ”を考えているものはいない。家族、友人、知人、職場、下請けさんその他様々な人物と助け合い、支え合ってこそ社会は成立し、よりよい方向へと互いを導く。左右の別なく、これがごく当たり前の姿であろう。

主義者宣言

だから私のことを”共産主義者”と呼んでもらって支障はないし、否定するつもりもない。もっとも”一部、あるいは全部を共同所有”するほどの財産も稼ぎもない。自民党は大嫌いだが、共産党にも入らない、赤旗を配る気もないから誘わないように。”アカ”といってもらってもよいが、実際には”ほのかなピンク”といったところだし、簡単に立ち上がることも出来ないからあまり期待しないようにお願いする次第だ。

「Cafe Restaurant Oiseau bleu」

青木島おいしい広場の一画にあるカフェレストランだ。”オワゾーブルー”と読むそうだが、意味など知るよしもない。以前、幾度かスイーツを食べに来たことがある。白が基調のさっぱりとしたインテリアが心地よい。これで昼間で陽光と風がほどよく入ってきていたら最高の空間なのだが。いざ歌えインターナショナル!飢えたるものよ、晩餐を屠るべし。

「ローストビーフプレート」

木製の盆の上にメイン料理のほか、様々な料理をのせた華やかなプレートメニューだ。ビーフやチキン、ハンバーグなどがあるが今回はローストビーフとする。

レタスやパプリカ、紫キャベツなどのグリーンサラダやポテトサラダ、小さなグラタンにローストビーフ。ここにパンかご飯が搭載される。当初はご飯にしてローストビーフ丼ときめこもうかとも思っていたが、プレートの構成からしてパンの方が望ましいだろう。

軽くトーストされたパンに、ほのかなピンク色のローストビーフをさらりとのせて口にすると、気分はまるでブルジョワジーだ。パンがなければケーキをいただいたら?

「あいつはアカだ」

という罵倒を生で聞いたことがある。以前、勤務していた会社の社長が言い放った言葉だ。彼にしてみれば、イデオロギー云々というよりも単に”狡賢いヤツ”くらいの意味だったのだろうが、私くらいの世代の者が、ほぼ平成になろうかという時代のことだから、極めてレアな体験といってよいだろう。羨ましがってもらえるかどうかは定かではないが。

上田市「LB cafe」パンケーキ・ホットケーキ


LB cafe
場所 長野県上田下之郷乙658-2 [地図はこちら
電話 不明
駐車場 あり

苦手なもの

誰にでも苦手なものはある、私にも当然ある。…いやいや、正確には
「私”のようないい加減なオヤジ”にも”特に苦手なものは”当然ある」
ではあるのだが。とにかくたくさんありすぎて、何が何やらわからん状態ではあるのだが、中でも”特に””特に””特に””特に””特に”と超大盛り”特に”レベルにあるのが英語だ。関係代名詞とやらが登場したあたりからまるっきりついていけなくなってしまった。高校のテストで
I do not understand English.Because English is not Japanese.
と書いたら先生からケツが割れるほど怒られたのは美しい思い出だ。

誤訳

そんな英語音痴の私でも、明らかな誤訳だよな。というものがある。かつてKING CRIMSONの「21st Century Schizoid Man」を「21世紀の精神異常者」としていたがあれは絶対に違うよなぁ。インパクトはすげーが。だからといって現在の「21世紀のスキツォイドマン」はダサすぎる。市川悦史の「21馬鹿」が核心をついているような気もするがよくわからない。

ジョン・ウエイン

「ブラニガン」(1975)という映画がある。
ジョン・ウエイン最晩年の主演作、西部劇ではなく刑事アクションものだ。ニューヨーク市警の刑事が悪人を捕まえにロンドンで大暴れするという作品だが、途中で「両面を焼いた目玉焼きにカリカリのベーコン。それとホットケーキをどっさり」というスーパーは誤訳だろう。ジョン・ウエインがホットケーキなんて和製英語を使うわけがない。と、40年経過した今でも気になってならない。

「LBcafe」

上田 長野大学前にあるおしゃれカフェだ。以前はケーキ屋さんだったというがよくわからない。現在もケーキもある、サンドイッチなども扱われているようだ。道沿いの大きな開口部からは、長野大学の様子がよくわかる。

「パンケーキランチプレート&スープセット」

目玉焼きをのせたパンケーキにソーセージ、サラダのプレートにスープとドリンクまでついてくる豪華版ランチである。

目玉焼きは半熟だからよし。パンケーキはほわほわ、これをリコッタチーズのパンケーキというのか。あまりチーズっぽくないから違うのかな。

ソーセージは粗挽きでぷりぷり。色鮮やかなサラダのドレッシングはイチゴ入りという、じつにおしゃれな一品だ。スープはビーフシチューを選択したが、牛肉ゴロゴロで驚いた。分厚いマグカップにたっぷりのコーヒーうまし。もう少し熱い方がいいなぁ。

ホットケーキとパンケーキ

“ホットケーキ”はどうやら和製英語らしい、というのはわかるのだが、パンケーキとの関連性がわからない。パンケーキが日本に入って来た際に変わったものか、はたまたまったく違うものなのか。ご教示いただける方はいないだろうか。

上田市「小さなパン屋 ココノカ」可愛らしい素敵なパン屋さん


小さなパン屋 ココノカ
場所 長野県上田市塩川600-10 [地図はこちら
駐車場 あり

宮脇檀

私の師匠筋に宮脇檀という建築家がいる。…といっても学校の先生が彼の孫弟子にあたる方で、実際にお行き会いした事はなく著書をほぼ読破し、講演会に幾度か行かせていただいた程度という、かなり無理やりな”筋ではあるが。彼の作品と出会って建築を目指したのだから、そういう事にさせておいてもらいたい。

様々な作品を手掛けたが、主に住宅それも都市に建つ小規模な住まいづくりを主戦場とした建築家だった。卓越したアイデアをハイセンスなデザインとユーモアで住宅を造り上げる。住宅のうまい作家はたくさんいるが、「住みたい」と真剣に思わされる作家はこの方以外にいない。

houseとhome

その宮脇が引き渡しの際に、施主に対して必ず言う言葉があったのだそうだ。それは
「われわれが造り上げることが出来るのはhouceでしかありません。homeを造るのはあなた方しか出来ません。」
であったという。houceとは住宅本体そのものを、homeとは家庭を指す。住まいとは建築だけで完結はしない。そこに住み、家庭を育むことで完成するのだ。どのような大建築家であろうと、名棟梁であろうと造る事が出来るのは器でしかなく、そこから先は住まい手の努力するしかないのだ。という事となる。まことに深い言葉であると思う。われわれの力など小さなものなのだ。所詮はお手伝いでしかない。この事を常に胸に日々住まいを造り続けている。

私が建築の仕事を始めてから30年を超えた。
これまで携わった住宅はいったい何軒になるだろう。大きなマンション建設から、ごく小規模な改装まであわせて1,000くらいにはなるのではないか。どの家も大事に大切に使っていただいている。そして何よりの幸せは、私の想定以上の使い方をして下さっているお宅と再会することだ。先の言葉が実現したようで、望外の喜びとしか言いようがない。

「小さなパン屋 ココノカ」

この2月4日にオープンされたばかりのパン屋さんである。旧丸子町の住宅を改装した店舗は、名の通りとても小さな空間しかない。しかし、こちらで扱われる品の多様性がすごい。食パン、ベーグル、マルチシリアル、調理パンなどのパン類はもとより、ケーキやキッシュといったものまである。毎度のだが、凄まじい目移り症状に見舞われてしまう。毎度の事だが、迷いに迷って以下を購入した。

「タマゴサンド」

細身ではあるが、ふかふかで表面がパリッと仕上げられたコッペパンと、とろとろタマゴサラダとの幸せな出会い。こういうパン好きだなぁ。あまりマヨネーズが効いていないのもよい。

「キッシュ」

キッシュといえば、欧風玉子焼きというようなイメージを持っていたのだが、こちらのキッシュはブロッコリーをはじめとした様々な野菜類と、ゴロゴロのベーコンとが大量にはいった豪華版である。美味い美味い美味い。ホールで食べたい。可愛らしいサイズではあるが、けっこうなボリュームだ。家内はこれひとつでお腹いっぱいとなってしまったそうだ。

その他、いくつか購入したのだがまだ食べていないのでレポートはおいおいと行わせていただく。

じつはこちらの店舗は、私が手掛けたさせていただいたものなのだ。”手掛けた”といっても、ご要望を伺って図面にしたところまでだから、貢献度からすれば数パーセントといったところだろう。とはいえ、このようにかたちになっただけではなく様々なパンが、…そして大変美味しいパンが美しく並んだ姿は、私の想像を遥かに上回った、最上の空間となりえていた。素晴らしい。

とても小さくて、月に9日間しか出会えないパン屋さんだが、とてつもない幸福感と美味しさに溢れている。ぜひ皆さんもお試しください。

東御市「ぷくぷく食堂」出会い、そしてまたマンガ盛りとの…


ぷくぷく食堂
場所 長野県東御市加沢1448-18 [地図はこちら
電話 0268-64-0625
駐車場 あり

前段

人間はひとりでは生きていけない。
家族・親戚・友人・知人・仕事など様々な関係のものたち相互に支え合い、もたれあった上でないとそこに立っている事すらできない。長い年月を孤島で過ごしたロビンソン・クルーソーですら、唯一残された聖書と接する事で信仰に目覚め、神と対峙し、間接的に人間との関係を保てていた事で38年もの間ひとり過ごすことができたのだ。ちなみに、途中で登場するフライデーは神を知らぬ未開のもの、すなわち人あつかいされていないのだ。

出会い

したがって、人間にとって最も重要なことは”出会い”であると断言して差し支えなかろう。念のため申し添えておくが、”出会い系”ではない。人との出会い、場との出会いそのものが人を育み大きくするのだ。そして今日も出会いを求め、書を捨て街へ繰り出すのだ。

東御市

東御市という地は、地味な街と受け取られる事が多いと思う。かくいう私自身がそのようなイメージを持っていた。ところが、接してみるとこれが見どころのある地なのだ。雄大な湯の丸高原あり、雅な海野宿あり。旧北御牧村の「梅野記念絵画館・ふれあい館」は小さいながら見応えのある施設だ。こちら在住であった梅野満雄氏のコレクションが主な収蔵品となっていて、青木繁の作品が展示されている。名作「海の幸」の実物大レプリカなど、とてつもない迫力に満ちている。

雷電爲右エ門

そして東御市といえば雷電爲右エ門であろう。江戸中期、明和から文政という爛熟の時代を駆け抜けた名力士の生涯は、異国船の来訪やシーボルト事件など、そのまま幕府崩壊への道行へと直結する。その辺りを描いた雷電の評伝はないか。喜んで読んでしまうのだが。先だって、その雷電為右衛門の生家とされている地から2キロほど行った先にある食堂にお邪魔したのだが、とても気持ちよく、美味しい出会いとなった。

「ぷくぷく食堂」

一般の住宅を改装したとおぼしきこちらは、昨年(2019年)10月にオープンしたばかりという。若きご主人のニコニコ顔だけで美味しさが保証されたように感ずる。色紙に手書きのメニューが幾枚も壁に張られている。うどん、カレー、定食もの、スパゲティと様々なメニューが用意されており目移りして敵わない。優柔不断、試行錯誤、そして逡巡の果てにこちらとする。

「肉だんご鍋定食 ご飯大盛り」

日替りメニューとされるコーナーより選択した。冬場(あまり寒くはないが)の鍋というだけで食欲がいや増すようだ。

土鍋に美しく設えられた木綿豆腐、白菜、長ネギ、シメジ、うどんそして大きな肉だんご3点。醤油仕立てのスープはあっさりかつキリッとした味わいだ。生姜の効いた肉だんごが美味い。

マンガ盛り

+100円でご飯を大盛りとしめもらったが、これはまさにマンガ盛りといえる。思わぬ再会に心躍らされたが、いつまで経ってもなくならない。最後はスープをかけてさらさらと流しこんだが、これがまた美味い。

そのほか、隣の方が食べていた「豚生姜焼定食」、同行のものが注文した「麦とろ定食」が美味そうだった。また「ウルトラマン定食」、「大盛山盛りナポリタン」など魅力的なメニューが目白押しだ。これはよい店と出会う事ができた。望外の幸せと言えよう。

山ノ内町「SORA terrace cafe」空の上、雲の中


SORA terrace cafe
場所 長野県下高井郡山ノ内町竜王11700 [地図はこちら]
電話 0269-33-7131
駐車場 あり(ロープウェイ駅前)

行ってみたい場所

誰しも一度は行ってみたい場所があるはずだ。
私の場合は東京 浅草だ。大正年間から昭和6年あたりまで、というしばりはあるが。大正デモクラシーといわれた自由主義的な風が、軍部の台頭・テロの横行から次第にきな臭ささが強くなってくる時代。不安さが増してくればくるほど輝きを増す大衆文化。無声映画の完成、エノケン・ロッパによる浅草オペラ。渡辺篤の舞台なんてどうしても観てみたい!!!

おっとっと
取り乱してしまった。行きたい場所ではあるが、行けるわけもない場所でもある。大変失礼した。ではクフ王のピラミッド、イースター島、ナスカの地上絵巡りもよい。人類史上最大の謎をめぐることによって、エーリッヒ・フォン・デニケンの与太話をリアルに感ずるツアーなんてのもよい。

どうにも、真面目な展開にならないというか、なぜ私はマニアックな方向へと進んでしまうのだろうか。

一度でよいから雲海を見てみたい。もくもくの雲上で優雅に過ごしてみたい。というのが以前からの家内の願いであった。では装備を整えて、山に行こう。富士山なら五合目までは車でいけるし、山小屋で一泊する予定なら割と楽に登頂できるらしい。とはいえ山をなめてはいけない。友人のだれそれをトレッキングコーチにして。などという事にも間違ってもならないので、どうしようかと思案していたら、ちょうどよい場所を見つけた。

「竜王スキーパーク」

北志賀高原最大規模のスキー場である。166人乗りのロープウェイ、13基のリフト、数十のゲレンデを要する巨大スキー場だが、シーズンオフには中腹で雲海をみることが出来るという。ただし、確率は64.3%(2018年実績)だから確実に出会えるとは限らない、行ってみなければわからない。日常的な行いのよい私にはすこし不安があるが、まぁ行ってみよう。

かんかん照りの焦げつくような陽気の中、巨大ロープウェイに乗ること8分。竜王スキーパークの中腹にたどり着く。下界からは想像出来ないほど涼しい。17〜8℃とのことだ。空の上はじつに具合がよい。…よいのだが周囲は霧の中、いや雲の中だ。時折陽が差すことがあり、絶景が垣間見える時もあるが、雲海とは言い難い。しばらく待ってみよう。

「SORA terrace cafe」

ロープウェイと各リフトを中継する施設である。土産ものコーナーやカフェテリアとなっている。ランチ兼時間つぶしとしよう。

「高原野菜のタコライス」1200円

ご飯の上にレタス、刻んだアボカド、トマト、ひき肉の入ったチリソース、ドレッシングが彩りよく配されている。たくさんの野菜類が美味い。チリソースはけっこう辛いが、これくらいの方が他を引き立ててくれると思う。

食後もなお雲の中だった。諦めきれず、屋外テラスのソファで数時間すごしたが結局雲海は現れず仕舞いであった。しかし、下界の暑熱を忘れひたすらぼーっとしているのも、これはこれで贅沢な時間なのかもしれない。きてよかった。

2020年中越〜上越への(どうということはない)旅


鮨岡
場所 新潟県南魚沼市寺尾243 [地図はこちら
電話 025-776-2485

発端

今となっては誰も信じてくれないのだが、私はじつのところ人見知りなのだ。引きこもりとまではいかないが、初めてお行き会いする人とはロクに話ができない、基本的に引っ込み思案な性質で、コミュニケーション障害といっても支障はないレベルと言い切ってしまおう。
若いころは一人で行くことが出来るのは、本屋と図書館、映画館それとレンタルビデオ屋くらいなもので、ライブハウスになど親しい友人を伴ってでしか行ったことがない。アイツもコイツもよく、あんなマイナーなミュージシャンのLIVEにつきあってくれたものだ、みんないいヤツだった。もちろん、現在でもいいヤツである事には変わりはない。

無論のこと

現在でも変わりはない。
本当は自宅にこもってテレビやDVDで映画を観たり、読書をしたりと静々やっているのを好んでいるものだ。ところが、年齢を重ねるうちに、経験が積まれるうちにだんだんと図々しくなる、周囲もそれなりに扱ってくれるようになるうちに、もともと強くもっていた好奇心、いやもの好きな根性がムクムクともたげ上がり、残りの人生大した長さじゃないのだから、この際世界を広げてしまえと、いろいろ動き回らせていただいている。
しつこいようだが、社交的だね、人懐っこいね。と言われるようになったり、まったく知らない人と普通に会話したり、ご飯食べに行ったり飲みに行ったりできるようになったのはここ数年のことだ。もちろん、内心ドキドキしているのだがみなさんいい人ばかりなので、安心しておつきあいさせてもらっている。どうもありがとうございます。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

旅立ち

上越にお住まいの方から遊びにこい。
と誘われたのは今年に入ってからだ。その方とは何度かお電話でお話しした程度のおつきあいで、実際に会ったのは昨年末に一度だけ。とはいえ、なかなかインパクトのある方だったので、また会ってみたいなと思っていたのだ。直江津まで一般道でいっても2時間弱、佐久へ行くのとさしたる違いはない。ちょうど休みでもある、では行きましょう。という事で出発だ。

予定を調整したら夕方落ち合う事となった。お互い仕事を持つ身だし、子どもではないのだ。それは致し方のない事だし、そもそも私自身は定休なのでなんらの問題もない。とはいえ、昼間は何もすることがない。せっかくの機会だ、寄り道をしていこう。寄り道といっても上越の施設は、うみぼたるを始め、ある程度は行ってしまっている。それにいつでも行けるではないか。という事で別の場所を検討する。

より道

南魚沼市という場所は東京時代にスキーで訪れた事がある。それ以来だから何十年ぶりだろうか。こちらに素敵な海鮮丼を食べさせてくれる寿司屋さんがあると聞いた。寄り道するならこういうところであろうと決定する。
当然、赴くはランチタイムである。自宅を9:30ころ出発、中野、飯山を抜けて十日町市を経由という2時間ほどの行程となる。有数の豪雪地を行くわけだから少し心配だったが、どうという事はなく安心・快適に過ごすことができた。
お邪魔したのは寺尾という、上越線 五日町駅にごく近い地域だ。ほどほどに田舎、ほどほどに街中といった風情の、のんびりしたよい場所だ。

「鮨岡」

カウンターと座敷のある、個人の寿司屋としてはけっこうなサイズの店舗だ。11:30開店のはずだが、すでに5〜6組のお客様がいる、評判のお店のようだ。ランチタイムは一種のみ、訊ねられるのは酢飯の量だけだ。

「本気丼」1200円

本気と書いて”マジ”と読む。と、どこかで書かれていたが店内にはとくに記載はなかった。しかし”マジ丼”の方がどう考えても面白いだろう。デカ盛りで有名なこのメニューは酢飯の量にして
大 2.0合
中 1.5合
並 1.0合
小 0.5合
であるという。価格はどれも変わらない。ビビった私は中を選択する。
5分ほどで本気丼中が登場。惣菜用の皿に盛られた姿は、中ですら南魚沼をイメージさせられるような”山”である。

「雑」と表現しては失礼かもしれないが、「美しい盛りつけ」とは概念からして備わっていない。そんなもの知ったこっちゃないと言わんばかりのフォルムはまさしく”マジ”な気合いがビンビンと伝わってくる。オレはこういうのが食べたかったのだ。

マグロ、サーモン、ベビーホタテ、イカ、いくら、ネギトロ、タコ、玉子焼き、カマボコ、クラゲなどが急な斜面に折り重なるように貼り付けられている。どれもこれも分厚く、高鮮度で脂たっぷり。途方もないスケールでなかなか酢飯に行きつかない。ほとんど発掘調査だ。しばらく掘り下げていくとキュウリ、生ホタテ、ゆで海老に千切りの山芋まで登場するから嬉しくてたまらない。

会計時、女将さんに長野から来たといったらものすごく喜んでくれたので、とても美味しかった、またお邪魔しますとご挨拶して店を出る。

上越へ

さぁ直江津へ向かうぞ。よく調べてみたら、自宅から大町、穂高経由で諏訪に行き、そこから須坂へ。という行き方みたいなものだと気づいたが今さら遅い。再度十日町に戻り、山中を1.5時間ほど行く。降雪時であればさぞや大変であろう。
少し早く到着したので、市内をぐるぐる回ってみる。高田公園にある上越市立歴史博物館に行ったり、直江津港をみたりしてようやく、高田と直江津ふたつの街で構成されているというのがわかる。土地勘のない街だから、なんとなく嬉しい。

約束の時間となり、先方と行き会ったが仕事の都合が出来てしまい、あまり時間が取れなくなったという。それは仕方のないこと、また出向けばよいのだ。それでも1時間ほど話をする事ができ、上越の食情報もいくつか得られた。こういうディテールは地元の方に聞かないとならぬ。今後の楽しみが出来た。

以上、旅というほどでもなし、計画というでもなし。なんでもなくフラフラするだけの事だが、こういうのが好きなんだなぁ

 

須坂市「鮎川バーベキュウ」一見さんと”Less is more”


鮎川バーベキュウ
場所 長野県須坂市八町上八467 [地図はこちら]電話 026-245-6262
駐車場 あり

須坂の街は豊穣なり

と言ったのは、名のある文豪ではなく私であるのが恐縮でならない。とはいえ、さして広い範囲でないに関わらず、様々な史跡や文化財かひしめくように存在するのは、ひとえに旧中山道の集積地であったからではないか。人と人とが衝突する地、文化の交錯地には他とは違った文化が花開くのだ。それらを紹介するわけにはいかないが、強いて一点のみあげれば八丁鎧塚古墳。規模こそ小さいが、ロケーションといいシチュエーションといい、「勇壮な」という形容がぴったりな史跡はない。もう少し有名になってもよいと思うのだが。

鮎川バーベキュウ

その八丁鎧塚古墳にほど近い街道筋にこの店はある。ある意味、須坂の”豊穣”の到達点ともいえるこちらをご紹介できることを、心より幸せに思う。
かつて、木造建築物に頻繁に使われていた外壁用鉄板に覆われた建物は半世紀は経過しているのではないか。傍らには”鮎川バーベキュウセンター”と、大きくレタリングされている。幼少期、父に伴われていった青梅川の上流にあったなぁ。そんな感じである。

現在では見かけなくなった、薄いアルミの引き戸をカラリと開けると、内部はちょっとした広間となっている。大きな窓が南向きにいくつか設けられているためか、想像した以上に明るい空間である。たまたま居合わせたマダムが
「いらっしゃいませー、お一人ですか?」
?のニュアンスに不思議さを感じながら
「はいそーですよ。お一人様で初めてお邪魔したんですが」
と答えたら

「えええええええ!一見さんでお一人ですかァ?」

という極端なリアクションが返ってきた。どうやら近在の常連さんによく利用されている店のようだ。いやなに、美味いものがあれば一人でも二人でも、どこへでも参るのだ。それに海外に行くわけではない。
“一見さん”という響きがなんとなく気に入って、ウキウキとしながら個室に通される。四畳半の部屋は畳敷きで、北向きのためか少し寒気がする。隣では家族づれらしいグループがわいわい、楽しそうにしている。
メニューはお料理3品に飲み物、お食事5品とごくシンプルなものである。今回はベーシックコースとする。

「鉄板焼き(一人前)」540円 「ライス」170円

鉄板焼きといっても鶏肉のみである。これを備えつけのガスコンロで焼き、食べる。薄味がつけられているが、備えつけのタレを足した方がよいと思う。炊きたて熱々のごはんよし、自家製であろう野沢菜がまたよい。

足りない…
いや量が、という事ではない。サービスが足りない、室温が足りない、設備が足りない。しかし、これがよいのだ。

“Less is more”

といったのはドイツ人建築家 ミース・ファン・デル・ローエだ。

“少なきものこそ豊か”
というほどの意味だ。過剰な装飾を嫌った、モダニストらしい名言だ。これは現代にも十分通じる精神だと思う。
“足りない”からこそ”楽しい”。”足りない”からこそ”美味しい”。”足りない”からこそ”想像力”で補うのだ。
「便利なこと」は常に追求するべきであろう。われわれにとって、というより子どもやご年配の方、身体障害者の方たちのような社会的弱者のためにもより「便利」にしていくのは急務である。しかし「便利すぎる」ことは必要ではないのだ。それに現代は「便利にしなければならない」と過剰なほど、神経症的な状態にあるような気がしてならない。

最後はほっこりと

美味しい鉄板焼きを食べ終わり会計となる。先ほどのマダムは仕込みに一所懸命である。お母さまと思しき、年配の女性が対応してくれる。
「お初の方ですか?」
「はい、友人に聞いてお邪魔しましたがとても美味しかったです。」
「そりゃらよかったねぇ」
「今度は友人たちと大勢できますね」
「ありがとう、お待ちしてますね」
そんなやり取りが楽しくて。ほっこりした気分で店を後にした。

長野市「ゆめママキッチン」お母さんの豪快な…


ゆめママキッチン
場所 長野県長野市県町495 あがたまちテラス1階 [地図はこちら]
電話 026-217-6912

ゆめママキッチン

市立図書館の改装工事が終わった。一時は入り浸っていたものだが、老眼化してから足が遠のいてしまっていたので、しばらくぶりに訪れてみた。…のだが、火曜日は休館日であった。そんなことまで忘れているとは情けない。致し方ない、そこらで昼をすませて帰るかとぶらついていたらこちらと出くわした。通り沿いの大きな窓から、マダムたちが忙しそうに立働いているのが気になったのだ。入ってみよう。内部は12〜3坪はあろうかという、けっこうな広さのスペースである。テーブル席と小上がりになっている。まずは先にオーダーから。「なないろ定食」「週替わりみそ汁定食」など、いくつかのメニューとその他惣菜類も用意されている。

「食べるみそ汁定食」500円

そもそも具沢山の汁物が好きなのだ。無条件に注文してしまう。小鉢、3種の惣菜とともに大きなみそ汁椀ひとつ。うす味のみそ汁にはニンジン、大根、油あげが大量に投入されているうえに柔らかく煮込まれた玉ねぎが半分、ど真ん中にドンと鎮座している。とても豪快な一品だ。これは美味い。うす味すぎる、という人もいるかもしれないが、野菜の味がしっかりと分かってよい。とくに玉ねぎが甘くてよろしい。

「エリンギチーズフライ」108円

名の通りエリンギのフライである。衣に粉チーズを加えているらしく、香りがよい。エリンギの歯ごたえもよく、簡単だがなかなか複雑な味わいなのが高得点である。

調べてみたら、こちらは「ゆめサポママ@ながの」という会社が運営されているとのよし。
“子育て中のママがもっとイキイキと好きなことをできる地域社会を作りたいと願って誕生しました。そして、ママが輝けば、その一番近くにいる子どもたちも自然と輝けるはずです。”
なるコンセプトの元様々な事業をされているのだそうだ。このカフェもその一環であるという。なるほど、道理でマダムたちが多いわけだ。明るい店舗もみそ汁も気に入ってしまった。再訪決定だ。


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飯綱町「いいづなアップルミュージアム i-cafe」りんごにまつわるあらゆる…


【お店のデータ】
いいづなアップルミュージアム i-cafe
場所 長野県上水内郡飯綱町大字倉井5 [地図はこちら]
電話 026-253-1071
駐車場 あり

休みの日

休みであった。
ここ数日いろいろあったので休養に充てるつもりだったが、もったいない気になり出かける事とした。改装なった「野尻湖ナウマンゾウ博物館」を少々物足りないのでもう一つ。車で10分間ほどの「いいづなアップルミュージアム」へ。

いいづなアップルミュージアム

ここは、飯綱町特産品である「りんご」をフィーチュア博物館だが、その徹底ぶりが気に入った。りんごの品種や栽培法、効能などが語られるのは当たり前だが、後半のりんごコレクションが凄まじい。りんごがテーマの書籍・マンガはもとより、ビートルズ関係を始めとするレコードジャケット、映画のポスター、オモチャ、極めつきは場内の片隅にあるグレーのプラスチックの箱。よく見たら昔のマッキントッシュである。あゝアップルコンピュータか。統一感があるのか、混乱しているのかよくわからない展示である。

i-cafe

りんご博物館、そして併設のギャラリーで開催されていた展示(この日は戸田澄江というアーティストの個展)に圧倒された後、カフェで一休みすることに。あまりの「過剰さ」に疲労困憊したのと、受付の方に割引券を頂いたのと双方の理由があったためだ。それにしてもここはすごい。
この施設はりんごを四半分に断ち割ったような平面で、芝生広場をぐるっと回るような計画である。カフェはその広場がよく見える一画にあり、大きな窓から明るい日差しが燦々と差し込む、心地よい空間となっていた。さぁ何を頂こうか。

『おやき2個セット(デザート付)』

『ジビエカレー』『骨付きチキンカレー』に心惹かれたが、ここは長野県民らしく『おやき2個セット(デザート付)』を注文。おやきは野沢菜、キャベツ、大根、つぶあんから二種選べとの事だ。熟慮の末、野沢菜とキャベツを選択。

『野沢菜』

蒸し直され、手で持てないほど熱々である。細かく刻まれ、油炒めされた野沢菜はどこか懐かしい。子供時分に食べていた訳ではないのに。日本人のDNAに刻み込まれているのであろうか。これは永遠に美味い。

『キャベツ』

こちらはキャベツとその他に様々な野菜と共に油炒めされている。甘いキャベツと、ノビロであろう野趣な香りのする山菜とが合わさってとても美味かった。この味わいは、店舗ではなかなかお目にかかれない、お母さんの味である。

『デザート』

デザートは煮りんごにヨーグルトをかけたシンプルなもの。控えめな甘さとりんごの酸味がとても素敵な味わいだった。

すごい場所 いいづなアップルミュージアム

すごかった。あの物量、あの過剰さに圧倒されつくした。歴史は特定個人の「想い」で形成される。中尊寺は藤原三代が、金閣寺は足利義満の理想をかたちにしたものだった。こちらも同様なのであろうか。いつの日か、この施設を作った人に会ってみたい。


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長野市「モン マルシメ」オプーの食べていたもの


【お店のデータ】
モン マルシメ
場所 長野県上水内郡飯綱町豊野1752 [地図はこちら]
電話 026-217-2009
駐車場 あり

メルカリ

先だって、「メルカリ」が採用した新卒者の9割が外国籍であり、その中の7割以上がインド出身者であるという記事をよんだ。
インドといえば厳しいカースト制、ヒンドウー教の戒律や、チャンドラ・ボース、マハトマ・ガンジーなどイギリスからの独立運動といった政治宗教が取り上げられる事が多いと思う。
だからつい、インダス川の光景が思い出され「うへぇ」としてみたりと、なにやら落ち着かない国である。というイメージがある。

豊穣の地

しかし、この辺りはマスコミよって相当な部分を作られたものらしい。「らしい」というのは行ったことがないからだが、数千年もの歴史を紡いできた国が、悪いだけのものであるわけがない。
「あんな汚い国はない、あんな人を騙す嫌な国はない」
という人もいるようだが反対に流水りんこのように
「インドほど豊穣なところはない」
と熱く語る者もいる。
何にせよ、未訪の地ゆえよいとも悪いとも語れないのが腹立たしい。いつか行ってやるぞと心に秘めてから、ずいぶん長い時間が経ってしまった。

インドと私

昔住んでいたアパートの隣に、インド人の若い男性が住んでいた。
…などというエピソードでもあれば話は早いのだが、生憎と在庫がない。だからインドと私を結ぶ線はカレーと映画くらいしかない。カレーはさておき、映画は数本しか観ていないという、ごくか細い線でしかないが、その圧倒的な存在感は忘れる事ができない。

インド映画とサタジット・レイ

Satyajit Ray with Ravi Sankar recording for Pather Panchali

ヒットした「バーフバリ」も凄かったが、私としては「大地のうた」(1955)をフェイバリットとする。
この映画は後にインド映画界最大の巨匠となるサタジット・レイの監督デビュー作である。まだサラリーマンであった彼が、仲間と共に数年の時をかけて、ゆっくり丁寧に作り上げた作品である。

大地のうた

この映画はインド北東部ベンガル地方の、貧村に住む少年オプーとその一家の日常が描かれる。ストーリーといえるような筋はなく、淡々と散文的で美しい映像が紡がれる。
草原を走る、大きな黒々とした機関車を追いかける姉とオプー。祖母の老木が朽ち果てたかのような死。流麗・清麗な画面から感じられるのは「色彩」である、モノクロなのに。
隣家の娘の首飾りを盗んだと疑われる姉。オプーの大好きなお姉さんはあっけなく死んでしまう。ニューデリーに引越す一家。荷物を運び出し、がらんとした室内に残された姉の茶碗。オプーが取り上げると、そこには隣家の娘の首飾り。ああ、姉は本当に盗んでいたのだ。誰にも告げず、裏の沼に投げ込むオプー。
すべてがパーフェクトに決まった作品であると思う。このヒットを受け、第二作、三作の製作されたが、やはり「大地のうた」が最もよい。

オプーが食べていたもの

映画鑑賞において、観るべきポイントは人それぞれであると思う。笑えるか、楽しいか、感動するか、スピーディであるか。一点のみではなく様々な要因が挙げられる。私の場合もいろいろあるが、中でも大きいのが「どんなものを食べていたか」である。なんだ、お前らしいな。と言われそうだが淀川長治や池波正太郎といった観巧者どもも、同様な事を語っていたり、著書もあったりするのだから、ごく当たり前でもある。
「大地のうた」にも食事シーンがたくさんあるが、主体的な描写がないので、何を食べているかまではわからない。インドだからカレーなのか?でもあまり褐色にみえないし、生野菜っぽいものも食べているぞ。と、長年疑問を持っていたが、今回、ああこんなものだったのか?と思わされるような料理と出会うことができた。

モン マルシメ

飯綱町豊野、というより福井団地といった方が通りが良いかもしれない。大きな住宅街の片隅にこの店はある。洋風クラシカル、といった風情の外観である。敷地の形状や高低差を使った、かなり複雑な平面だが、デザインと素材とで処理したかなり「上手い設計」である。見習わねば。こちらで食べさせてくれるのは「ミールス」と呼ばれるワンプレートスタイルのランチである。

ミールス

全体を見ていこう。
大きな丸皿の中心には、丸く型どられたインディカ米とパパドと呼ばれる大豆のせんべい。その周りには漬物とペースト、五種のおかず、そしてスープがついてくる。

食べ方

おかず類を列記すると以下となる

しょうがのアチャール

しょうがの漬物。けっこう辛い

ココナッツチャトニ

ココナッツのディップ

ダール

インド全土で食べられる豆の煮込み。優しい味わい

ラッサム

南インドミールスには欠かせない一品。トマトとタマリンドの酸味が効いた汁物。

ブロッコリーのトーレン

ブロッコリーとたくさんの野菜にスパイスをかけ、和えたもの。辛い。

白菜のクートウ

白菜のスパイス煮

パプリカのパチャディ

パパド

大豆のせんべい

サンバル

南インドを代表する豆と野菜のスパイス煮。スパイシーでカレーっぽいスープ。今回はオクラとなすが入っていた。これがもっともお気に入り。

これらをご飯に混ぜ合わせていただくのだ。
一品でもよし、数品でもよし。いや全部でもよし。とにかく混ぜて混ぜて混ぜて。最初はシンプルな味わいだが、次第に複雑化してくる。この変化が面白くてたまらない。
混ぜて食べる、というのは作法からすればあまり良いとはされないが、そんなことはインドでは気にしない。美味い、これは美味い。パサつくインディカ米がこれほどの包容力を持つとは、いささか買いかぶっていたようだ。

マサラチャイ

ひと通り食べ終え、お腹がいっぱいになったところでドリンクが登場する。今回はマサラチャイを選択。ミルクティーに様々なスパイスを加えたものらしい。しょうがが効いていてじつに美味い。北杜夫「白きたおやかな峰」にもこのチャイが登場する。現地人ポーターの入れたチャイには、スパイスやギー(羊のバター)が大量に投入されているので飲めない!という場面があったが、こんな感じだったのだろうか。

オプーの食べていたもの

もっともこれは主に南インドで食されるスタイルだという。「大地のうた」の舞台とは違うので、オプーが食べていたものかどうかは定かではない。見た目も在り方も、非常に似ている。違いはおいおい調べるとしよう。


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信濃町「小林農園」糖度満点!お菓子なみに甘い焼きもろこし


【お店のデータ】
小林農園
場所 長野県上水内郡信濃町柏原4352-2
電話 026-255-4075
駐車場 あり

早めの夏休みである。
大きくなってしまい、父親と出かけるという習慣が消え失せた子どもと、パートに出た家内を置き去りにして、父は1人旅に出る。

旅、といってもどこにいけるでもなし。わが家から1時間範囲をぐるぐる廻る程度なのだが。ある日は映画、またある日は美術館などを経めぐり、昼食をとってくるだけの旅だが、これが面白い。あれをやりたい、これがダメというプレッシャーがないのがよい。行きたいところを好きなだけ。極めてテキトーであるが、風の向くまま気の向くままに、半日ないし1日のぶらぶら旅がやめられない。

という事で本日の午前は映画鑑賞。権堂で昼食をとり、はてどうするか。無論、このまま帰る選択肢はない。スイーツでも食べに行くか。

「小林農園」

話のみには聞いていた、伝説とまで言われた、信濃町とうもろこしの、そのまた老舗と言われる小林農園である。こちらの焼きとうもろこしは、友人からの土産でもらい、食べたことはあるが現地では初である。

平日の14:00すぎ、しかも猛暑の中ではあるが、かなりの人出である。店内(屋根だけの吹きさらし空間だが)は7割程度の混雑度であろうか。1人分の席を確保し、注文である。

「焼きとうもろこし」250円

先に蒸してから焼くと甘みと旨みが逃げず、美味しくなる。と、掲示されている通り、これが美味い。焼きたてすぐは、手に取れないほどの熱々である。ふーふーと息を吹きかけ、冷ましながらかぶりつく。

シャバシャバという音が出ているかに思えるほど、水分が迸る。甘い、美味い。ここまでくると果物、お菓子のレベルである。顔といい、手といい、腕といいベタベタにしながら食べる。ああ幸せだ。

土産用に、二本追加注文したら、小さいのをおまけでつけてくれた。素直に嬉しい。次回は、冷やしトマト、キュウリとともに頂こうと思う。

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【昼飯days】ねばトロそうめん


休みである。出かける予定もないので、昼食は当然わが家で済ませる事となる。

先だって作った、「ねばトロごはん」であるが、今度はそうめんで試してみよう。

【材料】
納豆
ミョウガ(みじん切り)
キュウリ(みじん切り)
めかぶ
おくら(細切り)
梅漬け(刻み)
玉子
そうめん

ミョウガは庭にあるのだが、今年はまだ出てこないので、おくら、めかぶとともにスーパーで購入する。キュウリは義姉からの到来物、納豆は備蓄品、梅漬けは先だっての余りもの。そうめんは在庫を切らしたことがない。

ミョウガ、キュウリ、おくらを刻む・刻む・刻む。まったくいい加減な刻み方だが、技術の問題だから仕方ない。

調理時間は15分ほどであろうか。

家内、小僧とそれぞれで取り分けていただく。

「夏休みの昼食」然としていて、これはこれでよいのではないか。これ以降、定番メニュー化しそうな勢いである。

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【昼飯days】ねばトロ納豆


30℃オーバーの猛暑が続いている。
今日は定休日でだが、特に他行の予定もない。ゴロゴロしているだけなのももったいないので、昼食の支度をすることとした。

あまりの暑さに、食欲の減退している家人のために、友人から教わったメニューを選択する。

ねばトロ納豆
[材料]
納豆
おくら(みじん切り)
ミョウガ(みじん切り)
めかぶ
梅漬け(みじん切り)
玉子

上記をどんぶりに入れ、かき混ぜるだけの簡単なメニューである。教わったレシピとは、だいぶ材料が違うが、わが家に「ある物」をベースにしているからこれでよいのだ。

料理の達人である彼とは、技量が違って当然だ。刻みも汚い、色あいも悪いのだが、これはこれで悪くない。

パリパリ、ぽりぽり、するするとさまざまなな食感の交錯する、なかなか複雑な味わいなのが楽しい。

かくして真夏の昼食は、粛々と進んでいく。

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須坂市「きくの」アジフライそして「海街diary」のこと


【お店のデータ】
きくの
場所 長野県須坂市須坂1453−11ぱるぱるストリート1F

この8月で、吉田秋生「海街diary」の連載が終了するという。正直なところ哀しい気分だ。四姉妹の行く道が見えてきて次のステージに、そのような展開になってきたので、そろそろ終わりかな、とは思っていたが、いざその時を迎えるとなると誠に残念でならない。

鎌倉に住む四姉妹が主人公である。長女 幸、次女 佳乃、三女 千佳そして四女で三人とは腹違いで生まれた すずを軸に物語は展開する。多くの登場人物と練り込まれたキャラクター造形、複雑に張られた伏線、娘たちの行く末がゆったりと、悠々ときめ細かく描かれていく。

様々な物語が紡がれるが、中でも四姉妹が金沢を訪れるエピソードが好きだ。父母が駆け落ちした先で生まれたという出自に後ろめたさを感じているすずが、実は多くの愛情を受けていた事に気づくという、涙なしではいられない挿話だ。

もう一つ、丁寧に描かれるのが様々な食べ物である。ちくわカレー、しらすトーストなどがエピソードごとに登場し、複雑な人物関係を一本に繋げるアイテムとして扱われる。中でも重要なものとして描かれるのがアジフライである。

海猫食堂の女将の死、長女次女そしてすずの恋を繋ぐ重要なアイテムである。以来、このメニューを見かけると注文してしまうのは、愁いを帯びた登場人物とは違って、単に軽薄なだけであるところが情けなくてならない。

という事で須坂のレジェンド、きくのにて

アジフライ定食」400円

テレビで取り上げられたくさんの人びとが押しかけ、とんでもなく有名になっても、一切ペースを変えないところは「海街diary」と共通するところかもしれない。

こちらの特徴はボリューム満点、品数豊富、一切手を抜かず、そして安いという事だ。メインに小鉢もの3、漬物、てんこ盛りご飯にみそ汁がついて400乃至500円とは、非常識という以外に何ものでもない。

まずは本日の小鉢もの。

キヌサヤの玉子とじ
なすの煮物
豚肉と白菜炒め
フキの煮物
どれも簡単なものだが、それだけに手抜きのできないものばかりだ。

そしてアジフライ。

大きなものがふたつ、そこに目玉焼きと千切りキャベツが装備された、本格的な一品である。

まこと、分厚く立派なアジフライである。ソースか醤油か、毎度悩むのだが、今回は迷いなく醤油を選択する。

「海街diary」は吉田の「ラヴァーズ・キス」とのクロスオーバー作である。この二作と、今後描かれるであろう作品とで「鎌倉三部作」とする構想であるという。それはそれで楽しみでならない。

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長野市「Mulberry Delicatessen & Cafe」カフェについてひとくさり


【お店のデータ】
Mulberry Delicatessen & Cafe
場所 長野県長野市大字鶴賀上千歳町1138-5 [地図はこちら]
電話 026-223-8270
営業時間 AM11:00~AM3:00
定休日 水曜日

『カフェ』とは本来『コーヒー』を意味する言葉だが、長用されるにつれ『コーヒーを飲む場所』という意味も付加された。そして今さら言う事ではないが、あえてと名乗るのは『コーヒーをのある特別な空間』をも意味する。

オーストリア出身のC・アレクザンダーという都市計画家、建築家がいる。

『パタン・ランゲージ』なる都市計画理論を提唱したことで知られるように、基本的に理論家としての側面が強い作家で、実作はごく少なく、埼玉県入間市に1985年に建設された『東野高等学校』がほとんど唯一の存在と言えるのではないか。
 
しかし、およそ20,000坪ともいわれる広大な敷地に展開された学校施設は、33年が経過した現在でも、新鮮な驚きを持つデザインといえるであろう。学校全体を『村』と定義し、人々が自由に行き交う場を創出せしめたすばらしい村=建築だった。

 
彼は都市計画家らしく、街角の様々なものへと考察を発表している。
なかでもカフェについてはこだわりがあるようで、『人びとが衆目のなかで合法的に腰をおろし、移りゆく世界をのんびり眺められる場所としての機能』と定義している。以上はWikipediaの受け売りであることを最初に白状しておく。クリストファー・アレグザンダーもずカフェで思索に及んだのだろうか。カフェは都市空間に溶け込むという都市生活者の潜在的な願望を叶える場所なのだ。
 
要するに、街角で誰からも斟酌されずボーっとしていられる特別な場所という事だ。和風に言えば『喫茶店』だが、もう少しオープンな場というのが本意であろう。
 
先だって、昔ながらの喫茶店が少なくなった事を書いた。
裏通りにひっそりとある『隠れ場所』というほどの意味だが、それにかわり本来的な『カフェ』が増えてきたのは世代交代で、文化が少しずつ違ってきているのであろう。
 
面倒な記述はここまでとしよう。何故こんな事を言い始めたかというと、カフェでランチしてきたからだ。特別な事はなかったが、この『カフェ飯』がなかなか良かったからだ。
 

Mulberry Delicatessen & Cafe

昭和通り沿いの上千歳町にあるこちらがオープンしたのは昨年だったか。開店記念パーティに潜り込んで以来、何度か使わせてもらっている。プレートランチが美味いと聞きお邪魔した次第である。

デリカテッセンとは西洋風総菜屋というほどの意味だろう。こちらは数種類用意されている総菜から3点選択するデリプレートが有名とのことだ。優柔不断人間には少々困ったシステムである。さぁ何を食べようか。何を入れようか

いつもの通り、優柔不断と様々な逡巡の果てに以下の三点に決定
『エビとセロリのマリネ〕
『明太子オムレツ』
『若鶏のグリル』
それぞれうろ覚えで名前がいい加減であることを申し上げておく。

『エビとセロリのマリネ』
には新ジャガと玉ねぎも入っていた。柔らかな酸味で、香辛料が効いていた。

『明太子オムレツ』
これも辛味の少ない優しい味わいで、とろんとした舌ざわりがよい。生野菜のサクサク感とのコンビネーションがじつによろしい。

『若鶏のグリル』
香草焼き、という風であろうか。塩コショウとハーブを軽くきかせた、優しいながらも十分メインを張ることの出来る一品であった。

スープは蕪のポタージュ。濃厚でまったりとした味わいが美味しかった。

主食はご飯パンから選択できるというので、雑穀パンを注文。4種を小さく切り分けてくれる。軽くトーストされているので、それぞれの旨味が際立って美味しかった。


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和菓子② 水無月


もうひとつの「水無月」はというと

水無月(みなづき)は、和菓子の一つ。白いういろうの上面に甘く煮た小豆をのせ、三角形に切り分けたもので、京都では夏越の祓が行われる6月30日に、1年の残り半分の無病息災を祈念してこれを食べる風習がある。

出典元:Wikipedia

「水無月」とは水の無い乾燥した季節ということではない。「無」は「の」すなわち接続詞であるから「水の月」となる。農業、とくに水田に必要な雨の多い梅雨の時期を表すと言われている。

田植えの完了と、1年の半分が過ぎた祝いに食すもの、ということらしい。これもまた、風情が感じられてよいものだ。

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