大町市「豚のさんぽ」遥かなり黒部のダム


【お店のデータ】
豚のさんぽ
場所 長野県大町市仁科町3168-8 [地図はこちら]
電話 0261-85-0129
駐車場 なし

池田町から大町へ

台風雨の中、池田町まで他行である。
ひと通り用事を済ませたら13:00を回っている。当然、昼どきである。池田町で美味いものを、と食べログその他、いくつか情報収集したが、今ひとつよい店が見つからない。美味しい店など必ずあるはずだが、今の場に間に合わない。調べてからくればよかった。もう少し、時間をかければ良いのかもしれないが、後工程もある。やはり全く知らぬ地で良店を探すのは至難であったという事で大町まで戻ることとした。だからといって、決してよく知っているわけではない。数年前、地域リーグ時代の長野パルセイロの試合が大町サッカー場であったので、何度か通ったことがある。という程度のつきあいだから、はっきり「知らないレベル」であろう。

「豚肉料理専門店 豚のさんぽ」

ということで大町駅前のこちらである。
今や、すっかり「超」がつくほど有名になってしまった店である。パルセイロの試合観戦以来だから、5年ぶりかそれ以上となる。
日曜日とはいえ雨中、しかも昼すぎではあるものの、数組ならんでいる。さすが有名店だ。面倒だが待つしかなかろう。前述したが、他を知らずにここへ来たのだ、仕方がない。大した時間もかからないだろう。掲示されているメニューを眺めるうちに、徐々に黒部ダムカレーを食べたくなってきた。

黒部ダムカレー

黒部ダムカレーとは大町市内にある食堂、カフェ、洋食店やレストランなどいくつかの飲食店が提供しているカレーライスで、黒部ダムをモチーフとしている。
大町は立山黒部アルペンルートの長野県側の拠点である。昭和40年代よりトロリーバス扇沢駅にある、「レストラン扇沢」で考案されたと言われている。ご飯をダム状アーチ型に盛り、ダム湖をカレールーで表している。(詳細はHP参照のこと)
黒部ダムカレーはこちら「豚のさんぽ」でも、看板メニューともいえる存在である。ただ、こちらの場合は量がすごいのだ。ご飯でいえば(小)300g、(並)400g、(大)500g、(特)に至っては600gと尋常なボリュームではない。私も一般的には大喰らいの部類に入るが、いくらなんでも無謀な試みだ。

「贅沢定食」

黒部ダムカレー単品は回避、小盛りバージョンカレーとラーメン双方を楽しめる、このセットメニューとする。…それでもけっこうな量なのが素晴らしい。

黒部ダムカレー 豚のさんぽVer

U字型に盛られた向う側に野菜類、反対側にダム湖を模し、並々注がれたカレー、破砕帯を模したほぐしチャーシューと、小なりと言えど、黒部ダムカレーの定義はきちんと守られている。辛くはない、というより少々甘めのカレーである。軽くスパイシーで、ドロドロなところは、金沢カレーのイメージに近いかもしれない。たっぷりの生野菜、ほぐしチャーシューを少しずつ混ぜながら頂くと、とても美味い。

ラーメン「岳」

ラーメンはクリーミーな豚骨スープの「げんこつラーメン」か、透明塩スープの「岳」の2種からの選択である。豚骨という気分でなかったので、後者とする。げんこつというだけあって、肉塊が迫力を放つ。大きなバラチャーシューとほうれん草、もやし、ネギが大量に載っている。麺も細、太からの選択なので太麺としたのが正解であった。

ダムカレーカード

会計時にレジ脇に「ダムカレーカード」なるポスターを発見。さすが町おこしメニューである。各店で黒部ダムカレーを食べるとカードが貰えるそうだ。全18種、コンプリートするか。


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長野市「某クリニック」健康診断とみーるマーマの素敵なお弁当


「健康優良幼児」というものを受けたのは幼稚園の時であったろうか。平均以上の体躯の、大きな病のない元気な子供を表彰してくれるものだ。誠にありがたい事で、以降大病した事がない。

以来数十年経過したが、健常な状態であるわけもない。日頃鍛えていることもないとなれば、やれメタボだ成人病だと様々なものを抱え込む事となる。やれやれ。今回も年一度の検診である。

身長体重視力聴力胸レントゲンに胃カメラとひと通り済ませ終了。昨夜22:00から何も食べていないので、空腹状態である。こちらの検診は美味しい弁当つきなのでとても楽しみでもある。

こちらの弁当はみーるんケア社製。すなわち「みーるマーマ」運営会社に用意してもらったものというものである。惣菜7種、ご飯、デザートという、なかなか豪華なメニューである。

右上「鯖の香り揚げ」から時計回りに「長芋の三珍和え」これはみーるマーマの名物メニュー。「香の物小鉢」、「有精卵を使った玉子焼き」

上「鶏の生姜焼き」、下「フルーツと和菓子」

右上「切り干し大根の酢の物」、右下「黒豆」、左「新鮮野菜のサラダ」

「金芽米と十五穀米」

ひとつひとつ吟味された素材と、丁寧に仕立てられた料理たちである。これで今年も健康だ。

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長野市「赤兎馬」マジカルジャンルラーメン


【お店のデータ】
赤兎馬
場所 長野県長野市若里6-1-6
電話 026-228-7623
営業時間 10:30〜20:30
定休日 日曜日
駐車場 あり

ラーメンなる食べ物は、気にして食べるものではない。

と以前は考えていたものだ。そばうどんなどと同じで、カツ丼天丼親子丼のセットもの。ボリュームアップのためにあるようなものである。二十代のころはそのようにも考えていた。

長野市はラーメン激戦区である。

といわれるようになったのは10年ほど前からであろうか。所詮はマスコミが騒ぎ立てているだけ。激戦区といっても新宿や池袋ほどではないのだろう。と鼻で笑っていたものだ。

ところが知人から様々なラーメン店に連れだされるにつれ、これはこれでなかなかなものだ、と考えるようになった。

生キャベツとの相性抜群の豚骨醤油ラーメン「よし家」。和風節系ラーメンとも言うべき存在「蕪村」。鶏白湯スープが白眉の「とり丸」など意欲的な店だらけ。じつに楽しかった。現在でも状況は変わらない。いくつかの店は代替わりしたが、意欲十分挑戦的なラーメン店はたくさんあるのだ。

長野日本赤十字病院前にある小さな小さなラーメン店。こちらは「赤兎馬」といい、カーマニアであるご主人がホンダNSXをイメージして作られたというお店である。知人に連れていかれ

『とにかくスゴいから。騙されたと思って食ってみろ!』
と勧められたのが最初の出会いだ。

名物、というかお勧めメニューは店名そのままの「赤兎馬」というラーメンである。

直径30㎝はあろうかという巨大などんぶりに赤いスープがなみなみと注がれている。具は刻みキャベツ、刻みニンジン、刻みサヤエンドウ、豚こま肉その他が投入されている。あんかけ状にどろりと粘度の高いスープは極細麺によく絡むことであろう。

このように紹介するからには、大変美味しい!……といいたいものだが、むしろ反対なのが世間の面白いところである。

『二度と喰うモンか!』

というのが率直な感想なのである。
ではどのようなものなのか。

二度と食べたくないラーメンとはいったい何なのか。いい表すのは簡単なのである。すなわち

熱くて辛くて酸っぱい

のである。

熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。

熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。

熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。

熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。

ウマいマズい以前。味もへったくれもなく、単にガマンして麺たぐっているだけである。

なんとか食べ切れたのは両親から受けた
『食卓に出されたものは食べ切りなさい!』
というキツ〜いシツけに培われた〈義務感〉のみによるものであったと確信する。

お父さんお母さん本当にありがとう。あなた方の三男坊は立派に育ったはよいが40にしてメタボ入り50にして糖尿入口まで来てしまった。惑うより前に主治医と専属看護師(家内だが)より大変な叱責を受ける、辛い日々を送っているのだ。情けない。

無駄話はやめよう。
そういった次第でこちらとのご縁は切って捨てられた。……筈であった。
以来、数日間はあちらこちらで
『二度と喰うモンか!あんなマズいもの!』
と言い触らし歩いたものだが、言えばいうほど
『でもそんなにマズかったかな?』
『あの日は体調も良くなかったし。お腹もそんなに空いていなかったからなァ』

などと何ら根拠性もない期待感が生まれてくる。このようなところが「赤兎馬」のスゴいところ。いや「赤兎馬」が「赤兎馬」である由縁というか。

…では、もう一度確認しに行ってみようや。
などと足を向けたが最後だ、もう後へは引けない。

熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。
熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。
熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。
熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。熱くて辛くて酸っぱくて。

コレを体感したくて、
春夏秋冬問わず汗ダクになりたくて。
狭苦しい駐車スペースもなんのその。
気づけば「赤兎馬」かきこんで悦に入る。病みつきになってしまっている。
…なんて生易しいレベルではない。まさしく地の果て至上の時。

ノンジャンル、いや、マジカルジャンルラーメン「赤兎馬」。
『とにかくスゴいから。
騙されたと思って食ってみろ!』

ここまで書いたらとてつもなく食べたくなってきた。明日の昼ご飯はここで汗ダクになるとするか。

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長野市「Mulberry Delicatessen & Cafe」カフェについてひとくさり


【お店のデータ】
Mulberry Delicatessen & Cafe
場所 長野県長野市大字鶴賀上千歳町1138-5 [地図はこちら]
電話 026-223-8270
営業時間 AM11:00~AM3:00
定休日 水曜日

『カフェ』とは本来『コーヒー』を意味する言葉だが、長用されるにつれ『コーヒーを飲む場所』という意味も付加された。そして今さら言う事ではないが、あえてと名乗るのは『コーヒーをのある特別な空間』をも意味する。

オーストリア出身のC・アレクザンダーという都市計画家、建築家がいる。

『パタン・ランゲージ』なる都市計画理論を提唱したことで知られるように、基本的に理論家としての側面が強い作家で、実作はあまりなく、埼玉県入間市に1985年に建設された『東野高等学校』がほとんど唯一の存在と言えるのではないか。
 
しかし、およそ20,000坪ともいわれる広大な敷地に展開された学校施設は、33年が経過した現在でも、新鮮な驚きを持つデザインといえるであろう。学校全体を『村』と定義し、人々が自由に行き交う場を創出せしめたすばらしい村=建築だった。

 
彼は都市計画家らしく、街角の様々なものへと考察を発表している。
なかでもカフェについてはこだわりがあるようで、『人びとが衆目のなかで合法的に腰をおろし、移りゆく世界をのんびり眺められる場所としての機能』と定義している。以上はWikipediaの受け売りであることを最初に白状しておく。クリストファー・アレグザンダーもずカフェで思索に及んだのだろうか。カフェは都市空間に溶け込むという都市生活者の潜在的な願望を叶える場所なのだ。
 
要するに、街角で誰からも斟酌されずボーっとしていられる特別な場所という事だ。和風に言えば『喫茶店』だが、もう少しオープンな場というのが本意であろう。
 
先だって、昔ながらの喫茶店が少なくなった事を書いた。
裏通りにひっそりとある『隠れ場所』というほどの意味だが、それにかわり本来的な『カフェ』が増えてきたのは世代交代で、文化が少しずつ違ってきているのであろう。
 
面倒な記述はここまでとしよう。何故こんな事を言い始めたかというと、カフェでランチしてきたからだ。特別な事はなかったが、この『カフェ飯』がなかなか良かったからだ。
 

Mulberry Delicatessen & Cafe

昭和通り沿いの上千歳町にあるこちらがオープンしたのは昨年だったか。開店記念パーティに潜り込んで以来、何度か使わせてもらっている。プレートランチが美味いと聞きお邪魔した次第である。

デリカテッセンとは西洋風総菜屋というほどの意味だろう。こちらは数種類用意されている総菜から3点選択するデリプレートが有名とのことだ。優柔不断人間には少々困ったシステムである。さぁ何を食べようか。何を入れようか

いつもの通り、優柔不断と様々な逡巡の果てに以下の三点に決定
『エビとセロリのマリネ〕
『明太子オムレツ』
『若鶏のグリル』
それぞれうろ覚えで名前がいい加減であることを申し上げておく。

『エビとセロリのマリネ』
には新ジャガと玉ねぎも入っていた。柔らかな酸味で、香辛料が効いていた。

『明太子オムレツ』
これも辛味の少ない優しい味わいで、とろんとした舌ざわりがよい。生野菜のサクサク感とのコンビネーションがじつによろしい。

『若鶏のグリル』
香草焼き、という風であろうか。塩コショウとハーブを軽くきかせた、優しいながらも十分メインを張ることの出来る一品であった。

スープは蕪のポタージュ。濃厚でまったりとした味わいが美味しかった。

主食はご飯パンから選択できるというので、雑穀パンを注文。4種を小さく切り分けてくれる。軽くトーストされているので、それぞれの旨味が際立って美味しかった。


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納豆サンド


朝食である。
せっかくだから、メニューは昨日のコッペパン(になりそこねたフランスパン)を使ってサンドイッチとする。

といって、よい具材の用意などあるわけもなし。目の前のもので即席製作である。レタス、酢キャベツに納豆を加える。切り方が悪いのは愛嬌ということで済ませていただきたい。

決して悪いチョイスではないと確信する。

コッペパン、その失敗について


このところ休みのたびにパンづくりを行っている。
先だってある方からホームベーカリーを譲って頂いたのだ。せっかくだからやってみようという訳だ。


といっても、さして難しいことはない。材料を入れ、あとはボタンひとつで練る、一次発酵、二次発酵の後、焼くまで済ませてくれる。分量をしっかり計らなければならないのが、面倒なくらいだ。


これで数回、食パンを焼いた。
とりあえず初心者ということで、お試しをしてみたまでだ。先に書いたように、機械にお任せなので、分量をきちんと計るクセをつける学習をしているだけのようなものだ。

なんということもない。しかし、発酵が深まるにつれ、パンの香りが立ち込めてくる。焼成の行程ともなれば、室内はすっかりパン屋さんである。
ケースから取り出したる食パンの神々しいこと。粗熱を取り、しばらくビニール袋に入れておくと、しっとりしてきて、切りやすくもなる。これは、家内に教わったことだが、50過ぎて新しい知識が得られるなどということはじつによい事と考える。


これがまた美味いのだ。
コスト的には、スーパーで買ってきた方がずっとよいのだろうが、そこはそれ、苦労した分が加算され、一層の調味料となるのであろう。
本日も休みであったから、当然パンづくりの日。食パンもいい加減飽きてきたので、今回はコッペパンに挑戦してみよう。


クックパッドでレシピを検索

水 160g
砂糖 12g

塩 4g

バターまたはマーガリン 12g

強力粉 250g

インスタントドライイースト 5g


これだけの材料をホームベーカリーに入れ生地コースを選択する。
いつもと違うのは、生地を取り出し、切り分けてベンチタイム。成形して二次発酵、焼成という行程を自らの手で行わなければならない。



手際が悪い

当たり前だ。まったくの初体験で、教えてくれる者もなし。あるのはクックパッドにyoutube、あるいは友人にLINEで問い合わせると言った程度である。四苦八苦しながら成形し、オーブンで二次発酵。

ここまでは良かったのだ。
成形の際にしわがよってしまったり、二次発酵の際に膨らみが悪かったり(丸めるのに時間をかけ過ぎたようだ)はあったものの、その程度なら許容の範囲といえる。


まさかオーブンの操作を間違えるとは。
「予熱」が不要だったのに、うっかり設定してしまったのだ。おかげでふんわりコッペパンが、パリパリのプチフランスパンとなってしまった。


とはいえ、食べられないわけではない。レタス、チーズ、トマト、ハムを挟んだシンプルサンドの昼食はなかなかのものだった。



失敗は成功の母である。
次回は上手く出来るように気張ってやろうと考えている。


長野市「みーるマーマ 本店」にて自然食バイキングを堪能した件


【お店のデータ】
みーるマーマ本店
場所 長野県長野市穂保724-1  [地図はこちら]
電話 026-219-6693
営業時間 11:00~16:00 17:00~21:30 日曜営業
定休日 無休
駐車場 あり

基本、大喰らいなのだ
ひと口でも多く食べたい者がダイエットをする、などという無謀な試み以外何者でもない。しかしながら敢行せねばならない理由がある。したがって、食べるものはいきおい肉よりも魚、魚よりも野菜と極端に偏向することとなる。

ということでこのところ野菜料理だのサラダバーだのといった、低カロリーかつ糖質制限にも影響の少ないものを大量に摂取、お腹いっぱいにする。こんなメニューが多い。この日も同様である。そして長野で自然食で大量に、といえばこちらであろう。

「みーるマーマ」

といえば地元産の食材を使ったバイキングで有名である。元はと言えば「ミールケア」という委託給食をされている会社が、別に事業展開されている店なのだという。この手の店では断トツに美味い。
以前から大豆島で営業されていたが、数年前穂保に「本店」をオープン、こちらではレストランだけでなく、カフェや農業体験などができるイベントスペースが併設されているとのよし。ということでたっぷり頂こうではないか。

しかし、こういう場に来ると困ってしまう。優柔不断すぎて何を取り上げたらよいのか判断がつかないのだ。毎度のことだが。
とりあえず、最も好きな物のところへ。

『長芋の三珍和え』

素揚げした長芋に甘辛のタレを和えたもの。これは美味い。こちらの一番人気である。

話は変わるが、伊藤理佐の『おい!ピータン!』にバイキングの本質はいかに美しく盛るかなのだ。というテーマの回があった。正しくその通り、美味さには味だけでなく『美しさ』もあって然るべきなのだ。あゝオレはいつまでも達人にはなれない。

とりあえず好きなものを取り上げてみた。 という以外の何者でもない、じつに『美しさ』の感じられない皿である。嗚呼

しかし、料理ひとつひとつは素晴らしい。ピンピンの生野菜にぷりぷりの鶏肉。ナスのドリアは最高に美味かった。ダイエットに炭水化物は禁物なのだが、これを見せつけられては食べないわけにいかない。ナスに生きナスに殉ずるまでである。

スープ、鶏肉と湯葉のなんとか、そして烏龍茶。 スープは山菜のたくさん入ったコンソメ風。さっぱりして大変な美味であった。もちろんお代わりは当然のことである。鶏肉と湯葉のなんとか、というのは名前を失念しただけなのだが、これもさっぱりで二重丸。烏龍茶も香り高く美味であった。

デザートを求めてふらふらしていたら蒸し野菜と出くわしてしまう。これは食べねばならぬ。キャベツブロッコリーニンジンプチトマトなどはポン酢で。さつまいもはそのまま。ふんわり暖かで美味い、美味すぎる。

伊那市「うしお」あるいはご当地グルメ本来の味わいについて


【お店のデータ】
うしお
場所 長野県伊那市荒井3460-1 [地図はこちら]
電話 0265-72-4595
営業時間 11:30~13:00 17:00~21:30(L.O.21:00)
定休日 日曜日(不定休)
駐車場 なし

伊那まで遠征である。

早々に用事を済ませランチの段取りとなる。「みや川」の非常識から揚げと考え、調べてみたら閉店されたようだ。致し方ない。南信らしいランチは何か?やはり『ローメン』であろう。そしてローメンなら「うしお」に行くしかあるまい。
「行くしかあるまい」
などと、上から書いているがじつは初訪問である。有名なお店で、何年も前から知っていたし、じつは昨年二度ほど訪れたのだが、定休日・アイドルタイム突入に行き当たってしまい諦めるしかなかった。今日は時間もある、せっかくのご縁である、いざ参らん

「うしお」

こちらは伊那市の中心地にある。ビルとビル(というほど大きな建物ではないが)の間に挟まれた小さな小さなお店である。昭和の香りが濃厚なフォルムがじつにたまらない。内部も同様、積年の油脂がたっぷりと染みついた、安心感安定感満載のフォルムがたまらない。ああ、オレこういう店が大好きだ。注文はもちろん「ローメン」。せっかくなので

『うしおのすべてが味わえる‼︎食いしん坊のためのよくばりセット』並セット1200円

生来の『食いしん坊』である。無類の『よくばり』でもある。母親から「お前は『全部』と『いっぱい』が大好きだった」とも言われている。文句なし、これでいってみよう。

ローメン
うしお煮
トーフ汁
小鉢
お漬物
ご飯(小)
という、まことに「よくばり」な構成である。楽しみ楽しみ♪

「うしお煮」

こちらでいうところのモツ煮なのだそうだ。モツを時間かけて柔らかく煮込んだもの。モツ煮といえばミソ仕立てをイメージするが、こちらはあっさりしょう油味でちょっと甘め。

「トーフ汁」

こちらも名物らしい。サイの目に切られたトウフのすまし汁である。真ん中に大きな麩がひとつ。かなり甘い、少々クチに合わない気がする。

「小鉢」

さつま揚げ、ちくわ、こんにゃく、鳥つみれの煮物。要するにおでんである。これはサッパリとして美味しかった。日替わりなのであろうか。

「ご飯(小)」

小だけあって、小さなお茶わんに軽く。水気多し。水を間違えたかな?

「ローメン」

以前、他のお店で食べたローメンは異様に甘ったるくて辟易としたものだが、こちらはいかがなものか?
…と、内心ビクビクしていたが、このローメンはきちんとソース味で安心。太い中華麺とシャキシャキのキャベツ、ラム肉炒めがベストなマッチングであった。

「うしお煮」「トーフ汁」で強く感じたことなのだが、全体的に甘いのだ。出汁少な目の砂糖多目という感じといえばよいだろうか。『芯のない味わい』と表現すると叱られるかもしれないが、これまであまり出会ったことのない味わいでもある。

※これから南信の方、あるいはこの味わいの好きな方に大変、失礼なことを書いてしまう。後ほど理由を申し上げるが、まずはあらかじめお詫びを申し上げておく。

『これは本当に美味いものなのか?』

『不味い』
というのではない。食べられないわけではない。強いていうなら『違和感』と表現すべきだろう。
同じ国に住み、同じ言葉を話しているに関わらずどこか共有できない部分がある。やはりこれは『違和感』と表現するべきではなかろうか。
これは文化に起因するものではないか。平たく言えば知らないだけ、ということではないか。
現在住んでいる北信地域と、彼の地である南信地域とは、元は全く違う国だったのだ。明治以後、行政上の必要性から『長野県』として括りあげただけなのだ。『文化』も『風習』も、そして『味わい』も違って当然なのである。

ご当地グルメ

そもそも『ご当地グルメ』なるものは、そのような存在なのではないか。逆を返せば、わが北信だって他所からすれば『あんなクソ不味いものを食べている』と思われているかもしれない。本当に美味いものとは当地で住み暮らし、当地で働き、当地の人びとと親しみ、当地の空気を吸い、当地の水を飲んでこそ楽しむことのできるものなのかもしれない。
無論、今までご当地のものがすべて美味くなかったわけではない。北海道のジンギスカンやザンギは涙が出るほど美味かった。新潟のカニ汁、玉子いっぱいのコウバコガニには絶句した。しかし、本質的な部分で、本当の意味で「美味さ」を感じていないのではないか。オレは理解して食べていたのかァァァァァァァァァァァァァァァ!

まとめ

そんなことを考えていたら、南信に引っ越したくなってきた。オレは心の底から「ローメン」を理解していないのだ!「うしお煮」を美味いと感じたい!おい!お母さん!南信に引越すぞ!などと無論、半ば冗談、半ば本気で考える今日この頃である。

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長野市「湯遊び広場 ぶらっと稲田 」銭湯の味わい


【お店のデータ】
湯遊び広場 ぶらっと稲田
場所 長野県長野市稲田3-31-8 [地図はこちら]
電話 026-259-4126
営業時間 [月~金] 9:00~24:00 [土・日・祝] 7:00~24:00
定休日 無休(加えて年5日程度不定休あり)

発端、そして銭湯へ

昨年末から今年初のことだが、訳あって銭湯通いをすることとなった。……といって、数日のことだが。
単にわが家の給湯器が故障し、時季が時季ゆえに修理も叶わず、いやこちらもいちおう建築屋だから無理を言おうと思えばできるのだが「無理はお客様用」なのだ。我がことで使うものではない、という建築屋独特の思考法にて修理を断念。致し方なく風呂を借りに行くということとなった。
とはいえ寒中である。
往復の負担を出来るだけ低減したいと願うのは誰も同じであろう。となれば、わが家にもっとも近い

「ぶらっと稲田」

こちらを選択するのが懸命だ。年末年始通し営業というのもありがたい。そんな不自由な生活ではあるが、これはこれで楽しくなくはない。
広々大きな浴槽、露天風呂、足湯、壺風呂、変わり風呂にサウナなどひと回りするだけで面白い。休憩室にはTVあり雑誌ありマンガありで暇つぶしま完璧。そして畳敷きの広間。ここで寝転がるもよし食事するもよし。
最大の楽しみは飲食メニューである。
さほど凝ったものはないが、麺類、丼もの、定食もの。もちろんビールやつまみ類も充実している。

大ジョッキ

ぐ〜〜〜〜〜〜〜っ!ぷは〜〜〜〜〜〜っ!
風呂上がりのこれを飲み干す快感!至福の喉ごし!これなくして銭湯は語るべからず、である。

さて、ナニを食すか。
お節料理が続いているので、舌が普通の味わいを求めている。数あるメニューを一目で決断できるほどの勇気はない。様々な逡巡と優柔不断が続く。…………続きすぎるのでひとまずおつまみを注文する。

「山盛りポテト」380円

揚げたてのポテトが山積みされている。
指で摘まめないほど熱々だ。揚げたてだから当然だ。割り箸でがッと掴み口中に投入。がしゅッがしゅッと力強く噛み締め、ビールをぐびり
くぁ〜〜〜〜〜〜ッ!うめ〜〜〜〜〜〜ッ!

息子はカレーを食べたいという。
なるほど、普通の味わいだ。では父も同様としよう。

「わらじかつカレー」1750円

私ではない、息子の注文だ。
でかい平皿にてんこ盛りご飯。300gとも言われる量の上に厚さこそさほどではないが、長径30㎝、短径15㎝ほどの巨大な楕円形のかつが鎮座している。ドロリとしたカレーにはコーン、角切りニンジンなどミックスベジタブルが投入されている。千切りキャベツと大量の福神漬けは、この皿の格をあげる存在である。

「野菜カレー」

こちらが私の注文だ。

船形のカレー皿に品良く盛られたカレーの上に、ナス、カボチャ、インゲン、ニンジン、レンコン、ブロッコリーがトッピングされている。このような場では珍しくスパイシーなカレーとベストなマッチングといえる。うまい。

息子の
『とてつもなく腹がへった』
という理由でわらじかつカレーを注文したはよいが、そのスケールに泣きを入れるので私、家内、娘家族4人総出で片づける。厨房のおばちゃんに聞いたら、何人かでシェアするメニューなのだとか。さもあらん。

ということで風呂がなくとも楽しき日々を過ごした。年始のうちに、もっとも思い出深いエピソードが出来て、とても喜ばしく思う。ちなみに修理が完了したのは1月7日、およそ10日間の銭湯通いであった。

銭湯といえば

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長野市「燻製SAKABA峰家」どこまでも深く濃い味わい


【お店のデータ】
燻製SAKABA峰家
場所 長野県長野市北石堂町1390 2F [地図はこちら]
電話 026-228-7433
営業時間 [火~土] 17:00~23:00
定休日 月曜日・日曜日

「燻せばなんでもウマくなるんだよ」
と言ったのは友人のTであった。何も知らない、知っているはずもない背伸びしたい盛りの15歳。
当然こちらも15歳、生意気盛りで理屈こねたい15歳である。

「そんなことあるわけねーだろ?お前食ったことあるのかよ?バーーーカ!」

まったく、無知ほど大きな罪はない。
数年前、別の友人が作った燻製の数々、ゆで玉子、チーズなど簡単なものであったがその品々の美味なること。濃いのだ、深いのだ。日常的な飲酒はない方だが、つくづく

「あーーー!ジン飲みてー!」
と、思ったものだ。
燻製といって、スモークチーズくらいしか食したことのない小僧が言ってよい言葉ではなかった。Tよすまぬ。お前の住む方角に精神的な平身低頭をするオヤジひとり。

長々書いてしまったが、先だって先輩から連れて行って頂いたこちらの料理と出会い、上記の強く思い出したのである。

「燻製SAKABA峰家」

もともと料理好きであったマスターは、「好きが高じて」会社を早期退職。こちらを開店したという。
平成29年11月25日開店
この日はマスターご本人だけでなく、われら長野市民にとっても記念すべき日であると確信する。大袈裟に書いているようだが、それほど美味なのだ、深いのだ。

お通しとして出された大根おろしとしじみ汁。しょう油をサッとかけ、柚子胡椒をのせただけの大根おろしがなぜうまいのだ?しじみ汁?なぜこれだけしかないのだ?ドンブリで出しておくれ!という声は心中だけに留めておこう。今、大切なのは自己主張ではない、連れてきてくれた先輩の面子なのだ。

「スモーク3種盛り合わせ」

しっとりしたチーズ、ねっとりレバーは香り高くそしてワサビをのせたハムは凄まじくうまい。

「スモークソーセージ3種盛り合わせ」

お初の場所は様々な品目を、というコンセプトの注文なのだがこれが奏功した。ぶつッ!ぱりッ!じゅわ〜ッ!である。これほど旨味の深いソーセージは初めてかもしれない。

「豚ローススモークハムステーキ」

極厚!と冠された上におそらくサービスしてくれたのであろう、これほど厚いハムは見たことがない。熱い鉄板の上にパチパチと音を立てながら存するハムは、その形態と反してじつに繊細な味わいである。とろけるのだ。舌上で転がさずとも消え失せてしまう、そんな心持ちのする一品であった。ハムステーキ、といえば大藪春彦「蘇る金狼」であるがあんなにがさつな食い物ではない。別な次元であることは言うまでもない。

「スモークハムと玉ねぎのオムレツ」

オムレツといえば、薄く薄くカットしたプレスハムを思い出すが、こちらはそんなけちなものではない。ゴロンゴロンと投入されたスモークハムが、シャキシャキの玉ねぎとともに、とろんとろんの玉子に包まれるのである。ゴロンゴロンシャキシャキのとろんとろんなのだ。たっぷりケチャップも気に入った。

他にもいろいろと頂いたが、今回はこれくらいにしておこう。次にお邪魔するときは、酒ではなく勇気を持ってご飯を頂こう。ソーセージ、ハムステーキ、オムレツ。どれを取ってもご飯に合わないわけがない。勇気を持って大盛りを注文することにしよう。


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