長野市「麺屋蕪村 権堂店」秘密の夜


麺屋蕪村 権堂店
場所 長野県長野市鶴賀権堂町2284 ロードスビル権堂 1F [地図はこちら]
電話 050-5597-7900
ジャンル ラーメン店
バリアフリー ◯

誰にでも秘密はある。

あの失敗がバレたらオレは破滅だァァァァァァァ!とか、この金をせしめた事は永久にお前の腹にしまっておけよとかいう秘密は持っていてあまり気持ちのよいものではない。『新宿鮫』の鮫島のように、警視庁を揺るがすほどの大秘密を持っている。なんて秘密は間違っても持ちたくない。あんなものはフィクションで接しているからよいのだ。

あそこで

遊んでいた事はお互いの家族には内緒だからな!わはは!といった、秘密というより仲間同士、あるいは『あの晩の事は2人だけの秘密だよ。さぁキミのひとみに乾杯!』といった仲間同士、恋人同士の情報や体験の共有はまた別のこと。むしろあればあるほど人生が深まるのだ。

そして

密談の時が巡ってきた。
密談というからには、場所、時、そしてその内容などすべてが秘密だ。もちろん、よいことか悪いことかすらも話してはならない、誰にもしられてはならない。謀議、という表現が妥当であると確信する。本当はこんな事すら語ってはならないのだが、そこはおしゃべりゆえ気にしないでいただきたい。

秘密の密談(原文ママ)

謀議がある程度固まったところでお開きとする。これでひとまず持ち帰り、各々ことを済ませまた集まり。という事が幾度が繰り返されまとまっていく。これぞ秘密の醍醐味だ。

秘密の

醍醐味を味わうのはよいが、その緊張感たるや凄まじいものがある。緊張は、時に運動以上の体力消耗を強いられる。となれば栄養補給を施すべき時であろう、さぁメシだメシだ。

「麺屋蕪村 権堂店」

長野の地に『節系ラーメン』をもたらしたといってもよい存在であろう。石堂町の裏手で小さく小さくオープンした店なのに、いまや各所に支店を持つ大物ラーメン店となってしまった。

「つけそば」891円

蕪村スーパーデフォルトメニューと認識する。太い太い太いうどんのような極太麺、大量の白髪ネギそして板海苔一枚。熱いスープの中には角切りチャーシューがゴロゴロ。

あまりにゴロゴロなので麺がなかなかスープに浸からないほどである。魚介の香りが凄まじい。この過剰さを好まぬものがいるが仕方のないことかもしれない。これが美味いのだが。

「餃子」450円

つけ麺あるいはラーメンに餃子はつきものではないか。ましてや次行程がない、打ち合わせもお客様と会う予定もないとなれば、餃子まで食べてしまうしかないではないか。薄い皮に包まれた小さな餃子はひと噛みすると中から肉汁がドバドバと溢れ出てくる。にんにくの効きは軽いが、肉々しく狂おしい、という表現が妥当であろう。

密談が

成就するまであと数ヶ月の期間がかかる。それまで人知れず、深く静かに潜航しながら進めていくのだ。楽しい楽しい

長野市「メタフォール」うまいメシ、よきスタッフ


メタフォール
場所 長野県長野市鶴賀高畑752-8 ホテル メルパルク長野 1F [地図はこちら]
電話 026-225-7806
ジャンル レストラン(ホテル内)
バリアフリー ◯
駐車場 あり

相変わらず

面白くない状況が続いているが、ひとつ良い事が出来た。
マスクが無駄な高騰を気にせずに買えるようになった事が安心といえば安心だ。私は1月末に『こりゃ何かあるな』と野生のカンが働いたので安いうちに手に入れられたが、よそ様はいっ時50枚入りで5000円近い価格で購入された方がいるというからまことに腹だたしい。高い在庫を抱えた店舗がいまだにあるようだ。ざまをみろ、とは言わないが少しは溜飲が下がる気もしている。とはいえ、輸入状況にも関連するのでいつまで続くかわからないので、密かに安いマスクを見つけては買い込むという事をしている。

マスク

マスクと書いたがそもそもどこまで感染対策に有効なのか、という事も実証されて久しい。別にマスクしていたところで、感染率が下がることはない。ただ飛沫拡散を防止する効果は確実にあるとの事だから、みながみなしていなければ無意味なある種のマナーと化してしまっている。したがって鬱陶しく暑くるしいのに我慢してつけている。

ただ

車にうっかり忘れるなんて事はあるではないか、人間だものそういう事もある。ちょっとだしすぐに出てくるからいいやとコンビニに入ったりすると、にらみつけてくる者がいる。お前の目の前で咳やクシャミをしたわけではないし、絶対にしないからやめろよその怖い顔。と言ってやりたくなる時がある。同調圧力もいいところだ、いい加減にしてもらいたい。

「メタフォール」

ホテルメルパルクに併設されたレストランだ。ホテル中央部のアトリウムと同じく、高い吹き抜けとそこから入る明るい陽射しが心地よい。こちらの高グレードかつ安価なランチバイキングは長野在住の大喰らいどもにとっての聖地ともいえる。しかし、不幸なコロナ禍のためランチバイキングは数ヶ月の間中止に嗚呼
そしてこの度、装いも新たにバイキング風なランチが始まったという。これは喜ばしい、行くしかなかんべ。という事でお邪魔した次第だ。

「メタフォールランチ」1480円

6種のメイン料理

から一点選択し、オードブルバー(6種)、サラダバー、ドリンクバー、デザートが搭載される。以前にも似たようなパターンがあった。これだとメインが軽いのでその他がたくさん食べられてよいのだ。
6種のメイン料理とは以下を指す。

・豚肉のココットチーズ焼き 野菜添えカレー風味
・海老と旬のお野菜たちのフリット
・パスタアマトリチャーナ バジル風
・牛スジ肉のステーキ 温野菜添え
・お子様プレート

そして様々な逡巡と優柔不断の果てに選んだのは

「豚肉の夏野菜スパイスの効いた黒酢酢豚風」

夏野菜というフレーズにピピピっときた。というのが選択の理由だ。緑、紅、黄のパプリカと夏野菜の王者なすたちをバシっと搭載した酢豚は最高に美味い!

カリッとして、粘度高くほどよい酸味と甘味のタレが絡まる豚肉のは最高の仕上がりといえる。そして

6種のオードブルバー

とは以下となる。

「県産野菜のレモン煮」

大根、きゅうり、セロリなどの野菜にレモンを加えさっと煮つけたもの。ちょっとしたクセのあるさっぱり味でよかった。

「ラタトゥイユ」

トマト、玉ねぎ、パプリカなどをオリーブオイルで煮込んで煮込んで。これまたシンプルな料理だが美味い。冷たいので余計と美味い

「ブロッコリーとかぼちゃのガーリック風味」

名の通りブロッコリーとかぼちゃのガーリック炒めだ。これはまぁ普通であるかと

「アボカドのサラダ」

アボカド入生野菜サラダ。これも普通。

「豚肉のしゃぶしゃぶ」

豚肉バラ肉の薄切りにシメジ類をさっとしゃぶしゃぶして水菜とともにポン酢をかけて。こういうのを出されると脱帽してこうべを垂れるしかないではないか。

「丸茄子の田楽」

いわゆる油味噌である。世の中にこれほど美味い料理はないと確信するが、さすがホテルレストランはやる事が違う。濃厚な味噌味の上に砕いたナッツをふりかけ、香ばしさと歯ごたえそしてナッツの脂が加わることによって、より複雑な味わいとなる。素晴らしい

「デザート」

「いちごのアイスクリーム」

食後といえば甘いものだろう。食事が終わったころを見計らってスタッフさんがこれを運んできてくれる。ほどよい甘さと酸味がよろしい。

「クリームたっぷり!シュークリーム」

デザートパフォーマンスという事でその場でシュークリームを作ってくれる。カスタードクリームをシュー皮の中パンパンに詰めてくれる。これが絶妙に美味いのだ。おかわりするかな、とも思ったがやめておく。

基本的に席以外ではマスク着用となる。
幾度かおかわりのためふらふらしたのだが、何度目かのときゴムが取れてしまった。安物はダメだなぁ、といってマスクってもともと安物だしな。片手でマスク押さえながら歩いていたら、スタッフさんが「よかったらこちらをお使いください」とマスクを1枚くれた。さすがホテルマン。このようなよい対応をされると言いふらしたくなるではないか。みんな!メタフォールに走れ!

長野市「三幸軒」街角のiUnaGi


三幸軒
場所 長野県長野市大字安茂里大門1768-6 [地図はこちら
電話 026-228-6435
駐車場 あり
バリアフリー ◯

下魚

下魚とは、漁獲量が多すぎて市場に出しても価格のつかない、価値の低い魚を指す。かつてはアジ、イワシ、サンマなどは長い間そのように呼ばれていたし、秋田ではハタハタが代表格だったそうだ。いつぞや秋田の親戚が
「ハタハタなんて買ってくるものじゃない。海に行ってバケツですくってくるのだ」
と言っていた。バケツは大げさだろうが、それだけよく獲れたという事でもある。東北の貧乏人(私およびその一族が裕福であるわけがない)が厳しい冬をやり過ごすための、唯一の食料であった。そんな下魚ハタハタが少なくなり、一時禁漁となり現在では高級魚へと発展したとは皮肉以外の何者でもない。

ウナギ

かつての下魚、現代では高級魚というのでは、やはりウナギが最高峰といえよう。ウナギといえばかつて(といっても江戸・明治のことだが)はドジョウとほぼ同じ扱いだったのだとか。そこいらの川や田んぼにいくらでもいたのだが、脂がキツすぎてあまり喜ばれず、食卓に上がることは少なかったそうだ。ただ、吉原の門前で屋台で食べさせるようになってから大流行。安い蒲焼で精をつけ吉原(なか)へ繰り出す、というのが江戸っ子の気質にうまくハマったのであろう。
そのウナギが、そうでなくとも高級魚であったウナギが、超、いや超超超超超超高級な存在となって久しい。シラスウナギが激減した、原因がわからない、養殖できない。と様々議論されているがよくわからないというのが歯痒くてならない。そもそも貧乏人最高峰の私には、あまり関係のない事柄だが、ないとなれば寂しいではないか。
どれほど少なくなったとはいえ絶滅したわけではない。お金を積みさえすればウナギなどいくらでも食べられるのだ。ただランチタイムで3000〜4000円かかるとなればまったく面白くない。だから街で安いウナギを見つけて食べる、というのを密かな楽しみとしている。吉野家の短冊状に処理されたウナギ、すき家の牛とウナギの相盛りであるうな牛などけっこうイケるのだ。長野市内の某喫茶店(教えないよ)の1200円ウナギは感動的だった。

「三幸軒」

こちらは長野市に2店舗、中野に1店舗あるのだが、支店なのか暖簾わけの関係なのかよくわからない。ただ、どちらも安くてボリューミィで美味しくて、常にたくさんのお客様で賑わっている。この日はカツカレーもしくはかき揚げ丼、と決めて来たのだが、壁に掲げられた別の短冊メニューに心奪われ、注文してしまった。

「うな丼定食 タンメン付 並」1000円

牛丼でもない、カツ丼でも天丼でもない。うな丼に野菜たっぷりのタンメンがついてこの価格である。安いウナギマニアとしては、注文せずにいられない。

「タンメン」

丼もの+ラーメンといえば、そのボリュームを指摘する人が多いのだが、そもそも麺料理はスープ類に相当するものなのだ。

野菜たっぷり、塩スープ、細麺とくればこれ以上の存在はない。このタンメンは立派にその機能を果たしている。何はさておき塩スープに酢をじゃばじゃばと入れて食べるのを好む。美味い美味い。

「うな丼」

紅いプラスチックの丼に白い飯、瑞々しい緑の大葉と紅生姜、そしてぬれぬれとしたこげ茶の蒲焼。堂々たるフォルムといえよう。濃度の高いタレは味わい深く、丼全体を引き締める。ウナギはやや脂が不足気味。やや皮が固く、身はふんわり、ではなくホロリとほぐれていく。三角の形状といい、今まで食べてきたウナギとは少し違う種類なのかもしれない。

詳細が不明なのでとりあえずiUnaGiとしておこう。もちろん私の腹の中だけの事だが、これはこれで十分美味いものだ。次回は上1250円を試してみよう。

iUnaGiの” i “に意味はない。
何にでも” i “さえ加えれば意味などなくとも、シャレオツと化す。iPhoneしかりiPadしかり。両者とも意味などまったくないのだ。だから、気にしてはならぬ何事も。

長野市「煮干しらーめん専門店 麺屋 晴」雪の日もラーメン晴々


煮干しらーめん専門店 麺屋 晴
場所 長野県長野市鶴賀七瀬中町142-6
電話 不明

世の中、パーマ屋とラーメン屋の起業ほど楽なものはないらしい。「らしい」というのは聞いた話、確認したわけではないので、あくまでもウワサ話の域をでないのだが、双方とも巷に溢れているところを見ると満更ウソでもないと思わなくもない。とはいえ、継続していくことはさほどに甘いわけもなく、それなりの技量あるいは惹きつけるものを持たずにはいられない、ということも必然である。

私は床屋派なので、パーマ屋さん事情には疎いのだが、ラーメン屋の新規開店にはけっこう反応する方だ。「新規開店」と聞けば、何をおいても駆けつける、というほどの情熱はなくなったが。こちらは2017年4月オープンというから、私の中では新しい方の店だ。お邪魔するのは今回でが初訪問である。

以前から妙に気になっていたのだ。東通り沿いで、駐車場が少ないというアクセスの悪い地という割りにはいつも混雑しているのだ。これは行ってみねばならぬ。と思いながら2年も経過していた。もっと早く行っておけばよかった。

この日は店の近在で用事があり、その後駐車させてもらい徒歩で向かうこととする。数分程度で到着。日曜昼過ぎというタイミングであったが、雪なので空いているだろうと思っていたが甘かった。行列、というほどでもないが、5〜6人並んでいる。正直なところ、行列は大嫌いなので常であればスルーするのだが、戻るのも嫌なので並ぶこととする。

10分ほどであろうか。
ちょうど何組かが終わったのでわりと早く入店できた。通りに面して大きな窓のある、白を基調とした明るく清潔感のあるインテリアである。注文品はデフォルトメニューとし、

「味玉らーめん ★★★」900円
「トッピング チャーシュー」100円

人気No.1と冠されていたものを選択したわけだ。★の数でスープに投入する「煮干し」の量が決まるそうだ。たしかに煮干しの香りがすごい。今回は最も低いレベルのものだが、それでも「ブワ」という表現が妥当なくらいのボリュームである。ジャンルでいえば「和風節系」となるであろうか。日本人のDNAに刻み込まれた香り、とでも言えよう。とはいえここまで高濃度だと、嫌う人もいるかもしれないが、逆にこちらの個性を際立たせている証明であろう。だからここまで混雑するのだな。
味玉はスープに比してあっさり仕上げ、ご太いメンマと海苔がとてもよろしい。刻み玉ねぎも気に入った。トッピングチャーシューも分厚くてじつに美味い。

「にぼ肉マヨ丼 ハーフ」350円

こちらは普通といえば普通なのだが、チャーシューが美味い。マヨネーズがしっかりまったりしている。ごはんも熱々でよろしい。

以上である。
次回は空いた時間帯に、…というと夜になってしまうのだろうが、もう少しゆったりとメニュー選択してみたい。

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長野市「ラーメン山岡家 長野南長池店」安心の…


ラーメン山岡家 長野南長池店
場所 長野県長野市南長池292 [地図はこちら]
電話 026-274-5011

「醤油ラーメン」650円

仕事始め後、2度目の昼食は典型的豚骨醤油ラーメンを頂くことに。海苔、チャーシュー、ほうれん草、ネギにゴマというスタンダードな構成の丼である。これで極太麺だったら当たり前すぎる存在となるが、中太麺なので案外と優しげなフォルムとなる。
こちらはもともと札幌の商社が全国展開しているもので、この地に来てから10年ほどになるか。当初は油が多くて辟易としたが、現在はさほどの事はなくなったが、あれは元からの仕様だったのか、はたまたオペレートが悪く調理ミスだったのか。いずれにせよ普通に美味い存在となったから、なんの文句もない。

「ミニチャーシュー丼」330円

サイドメニューが必要なのは当然の事である。本当はギョウザと行きたいところだが、ニンニクぷんぷんで午後を過ごすわけにいくまい。いや、あれはじつによいものだが、平日は自粛しよう。という事でミニ丼系からの選択となる。
ミニチャーシュー丼、ネギマヨチャーシュー丼、玉子かけご飯の3種が用意されている。マヨネーズという気分ではないし、TKGは究極を食べたばかりなので「ミニチャーシュー丼」。小さな丼に熱々ご飯、チャーシュー3枚に甘いタレそこにネギ、ゴマがちらされている。これも飛び抜けた存在ではなく、ごく「普通に美味い」というもの。これあっての市井、安心を感じさせてくれる。といったものだ。じつによい。


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長野市「くのいち」権堂、コスタリカ、そして「餃子の恩返しプロジェクト」


【お店のデータ】
くのいち
場所 長野県長野市鶴賀田町2243 [地図はこちら
電話 不明
駐車場 なし(近隣に有料駐車場あり)
URL http://ramen9-1.info

ドキュメンタリー映画

権堂ロキシーにて映画を観て来た。
「コスタリカの奇跡〜積極的平和国家のつくり方」

というドキュメンタリーだ。中米に位置するコスタリカは近隣諸国と比較して、経済的、治安的に安定し国民の教育も高い「豊かな国」として知られている。なぜならば、かの国は伝統的に軍隊を持たず、非武装中立を貫いているからで、軍事費などを社会インフラに使えるので、非常によい状態を維持できている。そんな、理想的ともいえる状況がいかに成立したか、どのような現実と直面したかを描いた力作であった。詳細は下記をご参照いただきたい。
【映画days #11】コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~

夕食

さて、終わってしまえば夕食である。何を食べるか。21:00を回っているので、開店しているところは飲み屋ばかりだ。どうせ自動車なのだ、ほかに回るかとも考えたが、この時間だ。どこへ行っても似たようなものだろう。この辺りで食事のできる店を探した方が効率的だ。
そういえば、秋葉神社の裏にラーメン屋があるのを思い出した。何年か前、オープンしたてのころに何度か使わせてもらった記憶がある。

くのいち

という面白い店名は、女性だけで切り回されているからだという。
「くのいち」あるいは「くノ一」とは「女」を分解したもので

元来は女を指す隠語であるが、1960年代以降の創作物においては女忍者を指す言葉として広まっている。(Wikipedia)

女忍者を創造したのは山田風太郎だそうだ。そういえば彼の作品は、何十年も読んでいない。久しぶりに読み返してみるか。

あの、かなりエッチな描写にどれほど悶々とさせられたか。自分だけの、ほかの誰からもしられない「秘密の読書」とは、かくも楽しきものか、ということを知ったのはこの時だった。一度、父親にバレてしまったが何も言わなかった。たぶん、自分でも読んでいたのであろう。

近年の研究によれば男性と同じように偵察や破壊活動を行った女性忍者の存在については史料に記録がない(Wikipedia)

とも言われている。そうだったのか。「真田太平記」に登場するお甲はまったくの想像物だったのか。創作は史実を凌駕する。当たり前のことだが、世の常識を変えるほどのフィクションというのは素晴らしい。

あらためて「くのいち」

相変わらず無駄話が多くて恐縮だ。
数年ぶりのこちらは、内部はほとんど変わっていない。まぁ変わりようもない規模のお店だが、これも安心感というものである。
昼にしか来たことがないので、様子がわからなかったのだが、夜は居酒屋として機能している。土曜日というのもあるのだろうが、大変な混雑である。カウンター席がひとつだけ空いていたので、そこを占拠する。
「食事だけでもいいですよ」と、気持ちよく返してくれたのがとても嬉しい。

餃子の恩返し

店頭に大きく、このような門言が掲げられている。飲み物を注文すれば、餃子をサービスで提供してくれるというのだ。HPによると

「餃子の恩返し」プロジェクト
「らぁめん くのいち。」として約5年間、ラーメンと真剣に向き合い手掛けてまいりましたが、 正直なところ商売として難しく、どうしたらたくさんのお客様が来てくれるのだろうか、 と考えこの「餃子の恩返し」を決断いたしました。
今まで、当店を支えてくださったお客様あってこその”今”です。感謝の気持ちを込めて、また賑やかなお店にしたい!という希望を込めて取り組んでまいります。

泣かせるではないか、素晴らしいではないか。様々な試行錯誤と逡巡があったのだろう。その意気やよし。をぢさんさ気に入ってしまった。かといって酒は飲めない。困っていたらソフトドリンクでもよいという。

本日のあらら?チョイス

「カレーうどん」「ウーロン茶」「焼餃子」

本来なら、明らかに締めのメニューであろうがこの場合仕方ない。そもそもラーメンではなくうどんというのが面白い。ソフトドリンクおよびサービスの焼餃子。じつによいフォルムである。「孤独のグルメ」の井之頭五郎になったような気分にもなってくる。

「カレーうどん」


カレー風味のスープに鶏肉、玉ねぎ、とき玉子がごちゃごちゃと入った、煮込みうどん風である。スパイシーだが、あまり辛くはない。お母さんが作ってくれるような、安心の味わいといった感じである。

「ウーロン茶」

中ジョッキになみなみと注がれたウーロン茶。これも酒の飲めない井之頭五郎を感じさせられる。

「焼餃子」

そしてお楽しみ焼餃子。たっぷり肉、ジューシーな一品である。羽根つきでパリッと焼かれており、大量の酢醤油につけて頂く。じつに美味い。水餃子でも対応してくれるという。次回はそれだ。

そして

「餃子の恩返しプロジェクト」気に入ってしまった。とても美味かった。しかし、餃子にウーロン茶も悪くはないが、ここはやはりビールであろう。熱々の焼餃子とともに結露により、びっしょりと汗をかいたジョッキを傾ける。これこそ最高な瞬間であろう。さぁつぎはいつだ?


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佐久市「中国四川料理 九尾の狐」鄙びた佐久のすてきなお店


【お店のデータ】
中国四川料理 九尾の狐
場所 長野県佐久市岩村田5009-6 [地図はこちら]
電話 0267-78-5670
駐車場 あり

佐久という街はアンバランスな風で面白い。こんな事を言うと怒られそうだが、浅間山を背景に、古い街と新しい街が隣り合わせが相まって、極端な風景を生み出している。それを面白いと感ずるのだ。

岩村田商店街から佐久平駅へと向かう道筋など、まさにその通り。鄙びた、野暮ったい町並みが、一気に最新鋭の風景へと変化する。これが面白い。どちらか一方では今ひとつ面白みのない印象しか持てないであろう。

繰り返すが、悪口ではない。
どちらかといえば「鄙びた昔ながらの風景」が好きなのだが、佐久の場合は新旧の「混在具合」がじつに程よく、気持ちが良いのだ。

岩村田駅といえば、新旧の境目あたりにある。その駅前にある、比較的新しい店にお邪魔した。

「九尾の狐」

いささか面妖な名の店は黒を基調としたシックな外装・内装でビシッと決められている。
四川料理、担々麺が喧伝されているだけあって、辛味をベースにした味わいが得意なのだが、さほど極端に辛くはない。優しげな辛さ、といった風でセンスのよい料理を食べさせてくれる。

ランチ定食メニューは6種類。

麻婆豆腐が美味いのだが、訳あってメインは別のものとする。揚げ物という感じではない。エビチリもこの間食べたばかりだ。という事ならこれ一択だ。

「もちもち水餃子とシャキシャキ野菜の黒酢ソース定食 麻婆ライス変更」780円+250円

水餃子のもちもち感と、敷かれたもやしキャベツとの食感違いや、酸味の強い黒酢ソースのコンビネーションによって、非常にモダン感覚の料理となっている。

通常は白ご飯だが、今回はミニ麻婆丼に変更とする。色合いから辛そうに見えるがさほどでもない。あくまでも「優しい辛味」である。美味い美味いと貪り食べてしまう。

サラダ、スープ類もよし。ランチメニューにはドリンクバーもついてくる。センスよくサービスよく、とてもお得なランチであった。


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長野市「家族亭 悟空」ほんのり優しいあんかけ焼そば


【お店のデータ】
家族亭 悟空
場所 長野県長野市大字栗田76-7 [地図はこちら]
電話 026-226-5911
駐車場 あり

平日休みの仕事を生業として20年となる。
ついた当初はいろいろとまどいもあったが、慣れてさえしまえばじつに結構なことだ。
「一緒に遊べる友だちがいない」
という年齢でもない。役所に行くも、病院に行くも、何らの支障がない。誠に具合よく暮らしている。
しかし、逆をいえばここ20年、特別な場合を除いて、週末を家族と過ごした事がない。家内も似たような職業だったし、子どもたちも、そういうものと納得しているから問題はなかったが、よそ様ではそれが原因で騒動が起こる、ということもあるらしい。

もちろん、子どもが小さいうちは問題皆無、というわけでななかったが、育ってしまった現在となっては、家内はむしろその方が良いだろう。亭主元気で留守がよいという事らしい。仕方ない、そんなものだろう。何気なく書いたが、特に家族仲が悪いという事はないので心配はご無用だ。

「家族亭 悟空」

日曜日の昼下がり、こちらの店名に『家族』と冠されていたのを見たのをきっかけに入店だ。なんとなく思っただけである。さりとて初めてではない。栗田の住宅街の一画にぽつんとあるこちらにお邪魔するのは、10年ぶりくらいか。

とはいえ、まったく記憶にないので初訪問のようなものだ。明るい店内が心地よい。iPadの注文システムが大変なかっこよさを発揮している。さぁ何を食べようか。

「エビ焼そば」864円

『さっぱり』『優しい味わい』『中華』という括りで決めたのだが、予想通りに、いや予想をはるかに超えているようだ。目に映える色合い、鼻腔をくすぐる香り。どれをとっても素晴らしい。

大量のエビ、キヌサヤ、白菜、ギンナン、マッシュルームに甘いキャベツがすべてを雄々しく、優しく包み込む。そして、パリふわに仕立てられた麺、ぷりっぷりのエビ、シャキシャキの野菜ども。なかなか技倆の高い技を見せてもらった。

今一度、エビ焼そばの勇姿をご確認あれ

サラダバーもよし、ザーサイというのもよし、明るい店内もよし。なかなか気持ちのよい店であった。


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上田市秋和「つばめの巣」あるいは懐かしき上田の…


【お店のデータ】
つばめの巣
場所 長野県上田市秋和194-1
電話 0268-21-3210
駐車場 あり

久しぶりに上田での仕事である。
2日3日のことに過ぎないが数年ぶりの上田が楽しくてならない。じつは以前、上田に勤務していた時期があったのだ。2年弱の期間であったのだが、長野とも松本とも違った街並み、人柄に触れさせてもらいとても楽しい時間を過ごさせてもらったのだ。10数年前のことだが、以来素朴な上田の街が大好きになった。

ということで仕事の合間々々に城を眺めたり路地を散策したりと、満喫させてもらっている。
満喫といえばランチも同様だ。今回はお初の店である。

「つばめの巣」

この、ユニークすぎる名を持つお店が開店されてから10年ほどにもなるのではないか。ちょうど上田に通わなくなってからオープンされたのだと思う。評判のお店だが、なかなか行けないのが歯がゆかったのだ。

こちらの本領は夜のbarにあるらしい。
そんな噂も聞いた事があるのだが、それこそなかなか体験出来るものではない。近隣に住む方々が羨ましくてならぬ。とはいえランチもなかなか素晴らしいという。楽しみだ。狙いはもちろん

『日替りランチ』700円

A 豚肉とターサイの炒め
B 鶏肉の魚香だれ炒め
の2種類であった。ダイエットには鶏肉であろう。ということでBを選択。

『B 鶏肉の魚香だれ炒め』

「ユーシャンだれ」と説明されたのだがよく分からない。文字からしてナンプラーでも使っているのかと考えたが、さっぱりピリ辛で魚醤特有のクセがない。後で調べてみたら「魚香」とは豆板醤、ニンニク、ねぎ、しょうがに甘酢を合わせて作られる四川の調味法なのだという。元はと言えば、魚料理に多用されていた方式なのだが、肉料理にも使われるようになったとのこと。なるほど、そういうことであったか。

つけあわせのモヤシ炒めが絶妙の箸休めとなっている。鶏肉、ニンジン、エリンギ、ピーマンなど多彩な具材で、シンプルながら楽しい一品であった。

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長野市「秋山食堂」日曜ランチと特殊な冷やし中華について


【お店のデータ】
秋山食堂
場所 長野県長野市小柴見375 [地図はこちら
電話 026-228-8431
営業時間 11:30〜14:30、17:30〜21:00
定休日 第1、3日曜
駐車場 あり

いつもの通り、悩みの日曜メシである。
繰り返すが、ランチ者にとって日曜日は鬼門なのだ。なにしろ個性的な定食屋さんが軒並み休ときている。日曜日は定休日、という事は当たり前だしきちんと休んでいただきたい。

とはいえ、1人でファミレスもというのも抵抗があるのだ。これも繰り返しになるが、ファミレスがだめという事ではない、十分うまいし快適なのだが、やはり没個性感は拭えない。子どもが小さい頃はさんざん行ったし、そもそも日曜日は混んでいる、という事もある。

そんなこんなで市内をふらふらとしていると、行き着くのはやはり「秋山食堂」なのである。

こちらの魅力は、この「らしさ満載」のフォルムとマスターのアドリブたっぷりの注文にある。何しろメニューになくても材料さえあれば作ってくれるのだ。「リアル深夜食堂」然とした存在の、まことに頼もしく楽しいお店は、他に出会ったことがない。この日は、さっぱりとあれをお願いする事とした。

「冷やし中華」
といえば、深めの皿に冷たくした麺をなだらかに盛り、肉類、野菜類を彩りよく乗せた上に、冷たくすっぱい汁をかけまわしていただく。これが一般的な姿であると思うが、こちらのそれはかなり特殊でイメージが違う。

秋山流「冷やし中華」は麺と汁が別々のセパレート型なのである。つけ麺か?という風情だが。これがまた美味いのだ。

麺は細麺ストレート。氷入りでひんやり冷たく、きりりと締められている。トマトが数片、彩りよく載せられている。刻みショウガ、練りからしの無骨といえるほどの量が頼もしい。

他店つけ麺と同様にさまざまなものが底に沈んでいる。レタス、きゅうりの野菜類はもとより、メンマ、なるとなど定番もの、煮卵も入っているし、チャーシューも大量に隠れている。

このチャーシューがよいのだ。
通常、チャーシューは冷たくすると、肉が固まってしまうのか、ざらつき感が出てしまうのだが、最初から汁に浸っていれば、つねにジューシーで問題ない。

先のストレート細麺をつゆに潜らせいただく。この方が、混ぜずに済むし、つゆにしっかり浸るので他のより効率的で美味いと思うのだが。

店舗の見た目から、かなり大雑把な印象があるが、その実料理はきちんとした計算の上で成り立ったものが多いのだ。この「冷やし中華」などその最たるものであると考える。

マスター曰く「野菜が安いうちのメニュー」であるとのことだ。夏の日曜日は、サラダまたはこの冷やし中華目当てで何度も通うこととなる。


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「四川亭」まこと穏やかなる軽井沢の昼食


【お店のデータ】
四川亭
場所 長野県北佐久郡軽井沢町長倉2719-8 [地図はこちら]
電話 0267-46-0573
営業時間 11:15〜14:15、17:00〜21:15
定休日 不定休
駐車場 あり

仕事で軽井沢町役場まで行ってきた。
他のことで手間取り、役場に到着したのが11:30頃。書類を提出し、通常なら30分ほどで決済されるのだが、先方も多忙らしくなかなか進まない。昔の役所・役場といったら「やる気なし」「怠惰」が横行していたものだが、現代の行政ではまったくあり得ない。われわれ同様、いやそれ以上に一所懸命作業してくれているので文句があるわけもない。うっかりすると昼休み中でも作業を続けそうになったので、担当にゆっくりでよいこちらも昼食に出る、と声をかける。そもそも午前の遅い時間に滑り込んだこちらが悪いのだ。真面目な仕事には真面目に応えねばならぬ。

「四川亭」

という店がある。以前から気になっていたのだ。中軽井沢の住宅街、通り沿いにあるこちらは四川料理と大書されている割にはひっそりと、品のよい風情が醸し出されている。いつも車がたくさん並んでいて人気店だということがよくわかる。中に入るとテラス席に案内される。『テラス席』とはいうものの、屋根も壁もある。大きな窓から、明るい日差しが差し込む気持ちのよい空間だ。お客様の品のよい年配の方々が多い。近隣の住宅街あるいは別荘地にお住まいなのであろうか。ひっそり静かで穏やかなひと時である。

『五目焼きそば』990円

いくつかあるランチセットからの選択である。揚げそばではなく「焼きそば」なのがよい。強火で端部はカリカリに、中はふんわりと仕上げられていて好みの食感に仕上げられているのがよい。
豚肉、タケノコ、きくらげ、白菜、ニンジン、いかなど多彩な具材が穏やかにまとめ上げられている。四川というと、激しいイメージがあるが、真反対で品がよい気持ちのいいランチとなった。
セットなので中華風冷奴にご飯、食後のコーヒー又はデザートがついてくる。焼きそばがボリュームあったのでご飯を頂いたらお腹いっぱいに。デザートの自家製ヨーグルトがまた美味であった。