小諸市「自然の恵みそばと、カフェ 凱」さわやかな…


【お店のデータ】
自然の恵みそばと、カフェ 凱(Toki)
場所:長野県小諸市滋野甲591-1 [地図はこちら]
電話:0267-31-0927
営業時間:11:30~17:00(夜は完全予約制)、日曜営業
定休日:日曜日
駐車場:あり

昨年秋のこと
篠突く雨とまでは言わないが、決して少なくはない雨の中、他業である。10月も半ばをすぎた。夏は失せ消え、秋冬の気配が背後から少しずつ忍び寄ってきているのがよくわかる陽気だ。

あまり外に出たくはないが、仕事ゆえこればかりは仕方ない。後工程に支障がないのを幸として、時間をかけてゆっくり行こう。
須坂を抜け、菅平を越えるころには外気温5℃と表示された。寒いわけだ。今シーズン初めてエアコンディショニングを暖房に切り替えて走行していると、上田に差し掛かるころには、すっかり車内は常夏の状態といえる温度となってしまった。

寒いのに暑くてたまらない。
調子に乗って設定温度を上げすぎた。窓を開放、換気したが顔の火照りは収まらない。時分どきでもある。冷たいものでも食べて冷却しよう。ちょうど行く道に試してみたかった店がある。

「自然の恵みそばと、カフェ 凱(Toki)」


浅間サンラインの東部湯の丸インターと、小諸インターの中間くらい、道沿いのゆるやかな南斜面にひっそりとある、外壁全面を杉板で張り込んだ、一見では民家としか受け取れないようなデザインの店である。基本そば屋だが14:00からはカフェになるという。大きな屋根つきのデッキで飲むコーヒーは、さぞや美味しく感じられるであろう。いずれ、季節のよいときにお邪魔するとしよう。

内部は小さな厨房とそば打ち部屋があり、客席は広々したワンルームである。
大きな開口部からは、外光が差し込み明るい。この陽気でこの明るさなのだから、春夏は小気味好いほどのであろう。やはりそば屋よりカフェという表現が正当であろう。四十より少し前と見受けられる、若い男女が切り盛りしている。息のあった所業は、日差し以上に心地よい。ご夫妻であろうか。尋ねてみるか、とも考えたが先だって他所で間違えて、盛大に恥をかいたばかりである。余計なことは避けるとしよう。

メニューはもりそばざるそば天ざるなどスタンダードと、オリジナルと呼ばれるメニューがあるようだ。
オリジナルには春夏秋冬、季節替わりのものがあるようだが、「販売終了」と付箋がなされている。


初メニューは右上、といったのは井之頭五郎であったか。今回の注文は

「凱」Tokiのそば 1000円


『たっぷりの炒め野菜をいれた温かいつゆと、だしのきいた冷たいつゆに、冷水で締めたそばをつけてお召し上がりください』

という、どことなく稚拙な風ではあるものの、真面目一辺倒で誠実な文章に心を打たれたのもある。冷温双方を楽しむことができる、というのも気が利いている。

「出来上がるまで、あちらをお召し上がりください」
と、女性スタッフが指差した先にはサラダバーとドリンクバーがあった。




レタス、水菜、ベビーリーフにカットされたトマトが散らされた大きな鉢と、輪切りにされた茹でとうもろこし。そばの切れ端を揚げたものはクルトン替わりであろう。
ドリンクバーは冷たい烏龍茶とハーブティが用意されている。簡単なものだが、だからこそシンプルでうまいということもある。季節は外れたが、茹でとうもろこしがとろけるほど甘くて驚いた。

そして
「凱」Tokiのそば
である。

冷たいつゆはやや辛く、きりりと締まった味わいである。
温かいつゆには、軽く炒められた野菜類、ネギ、大根、にんじん、野沢菜、シイタケなどがどっさりと投入されている。ゆずの香りを効かせたのが一層個性を際立たせているようだ。






手打ちされたそばは、香り高く、細くそして固めに茹で上げられている。個性的なつゆどもと、堂々と対峙するかのような、どっしりとした存在である。

わずかではあるが、栗ご飯も供されていた。もち米の心地よい歯ごたえと、ほんのり甘い栗の存在感がとても嬉しい。ああ、本当に秋が来てしまった。


Tokiのそば
というのは、「時そば」にかけたものであろうか。会計の際、ひぃふぅみぃよぉとやってみようかとも考えたが、まったく通じず、恥をかくのもいやなのでやめておいた。


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