【読書days #2】横田 伊佐男「ムダゼロ会議術」


くだらない「会議」

世の中に「会議」ほどくだらないものはないと思っている。そんな事は、私だけではない。私以外の誰もが考えていることだろう。
では、やめてしまえばよいではないか。
という者もいる。何人、何十人、雁首揃えてアタマ抱えていてもなんの意味もない。「良策」を出すのは「集団」ではない、優秀な「個」が出すものなのだ。という事も、至極まっとうな意見である。

なぜ「会議」はあるのか

ところが、誠に残念なことながら、世の中にある大半の会議は「決める」事にあらず、「調整」を行なったり、集団で「なんとなく議決」する事で、リスクを分散させる。そんな役割を果たしていることの方が多いのだ。カリスマ経営者が、ビシッと「決める」などという事がない限り、誰しも責任は取りたくない。失敗して、詰め腹切らされるのは嫌に決まっている。だからこその「会議」なのだ。みんなで決めた事にして、リスクを分散させる、これが「いつもの会議」のあり様なのだ。無論、わが経験で言っているだけだが、どこでも似たようなものだろう。こんなことでは、いつまで経っても「くだらない会議」はなくならない。

「ムダゼロ会議術」本書のねらい

時間が長い、中身が薄い、発言がない、何も決まらない。そんな会議をやめませんか?と、この「ムダゼロ会議術」の著者は言う。生産性も落とす、モチベーションはもっと落とすだけの会議を根絶しよう。


ムダゼロ会議術
ぜい肉たっぷり、長くて薄い”メタボ会議”を、ムダがなく、短くて濃い”筋肉質会議”に変えていく。 日本中に蔓延するダメダメ会議を根絶すること。
それこそが本書の狙いである。
著者は「カリスマ」と言われた経営コンサルタントである。延べ3万人に及ぶ人びとに、マーケティング戦略などを叩きこみ、これまで数千、数万の会議に参加した剛の者である。この書に横溢する、説得力、分かりやすさはそこから発しているものであろう。

本書の構成・まとめ

本書の分かりやすい構成は、見事としか表現しようがない。

① 会議の「4つの悩み」にフォーカス
時間が長い」「内容が薄い」 「何も決まらない」「発言がない」という、ダメダメ会議にありがちな4点を分析して、徹底的に無駄を省くノウハウを語る。
② 解決策は「紙1枚」に集約
対策は常に「紙1枚」にまとめる事。それでこそ記憶に残りやすくなる、記憶に残れば実践もしやすくなるのだ。

そして、前半の基本理論、後半の応用編と、バランスよく語られる。プロの経営コンサルタント、カリスマの語り口は、見事といえる。
早速、この書に基づいて、ダメダメ会議を排して行かねばならない。すぐには無理だろう。でも、やらねばならない。明日のために。


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