中野市「一力食堂」どこにもない、ここにしかない店


一力食堂
場所 長野県中野市中野1023 [地図はこちら]
電話 0269-26-6911
ジャンル 食堂
バリアフリー ◯
駐車場 あり

時代が

下れば下るほど世の中は便利になり暮らしやすくなっていく。いやそんな事はない、社会に格差はあり戦争はなくならず貧困にあえぐ人たちはたくさんいる!と言われるかもしれない。もちろんそれは間違いではないし、われわれもまだまだ努力していかねばならない。

しかし

100年前と比較して、いや私の生まれた50数年前と比較してすら、ぐんとよくなっている。みなが平等に、暮らしやすくもなり、ないものはなくなり、病はへり、人は簡単に死ななくなった。現代の政治家どもにも悪いヤツはいるが、昔の巨悪、例えば岸信介(ごめん、おじいちゃんだったね)や田中角栄に比べれば可愛いものだ。

ある意味で

理想の社会に近づいている、とも言ってよいのかもしれない。著しく共産化が進んだ社会といえば怒る人がたくさんいるだろうが、本当だから仕方がない。私のような怠惰でいい加減な人間にとっては夢のような時代に突入した。

とはいえ

ややつまらなくもある。だってみな同じではないか。どこへ行っても平等に便利、平等に揃っている。まことにありがたい事なのではあるが変化がない。新宿も渋谷も銀座も、そして長野も風景に大した差がなくなってしまった。格差も差別もいけないが、区別くらいつける事ができないとロクなことにならないと思うのだが。

「一力食堂」

中野市街地のほぼ中心部といってよいのだろうか。昭和から取り残された様そのまんまの食堂である。

この間口は昔の町屋区画のままであろう。駐車場が狭くてこの上ないが、それは仕方がない。ここに来たくて、ここの料理を食べたくて来たのだ。少々使い勝手が悪くても、まったく文句はない。

「肉丼 大盛」1050円

デカい丼に熱々ご飯、その上には豚肉、玉ねぎ、ピーマン、にんじん、しいたけなどの甘辛炒めがドサりと積載されている。なにがよいといってナルトの存在がなんともいえずによい。

よい意味での『田舎の食堂』という風が横溢している。田舎の家庭料理、すなわち自らの母親が作ってくれたようなメニューが最高に美味い。

本当は

カツカレーの予定だったのだが、昨夜自宅でナスのカレーを食べたのでやめたのだ。とはいえこれは美味かった。カツカレーは次回のお楽しみとしよう。

そうだ

これがよいのだ。古く油じみていて、使い勝手も悪く、決して清潔感あふれるとはいえない空間。現代にまったくマッチングしないが、そのかわりこの店はどこにもない、ここにしかないのだ。どこにでもあるものと、ここにしかないもの。どちらが価値のあるものであるかは、誰の目にも明らかであろう。あぁ近くにあれば通い詰めてしまうのだが。

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