松本市「丸山食堂」なつかしの松本、はじめての食堂


丸山食堂
場所 長野県松本市野溝西1-11-32 [地図はこちら]
電話 0263-25-9945
ジャンル 定食、食堂
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり

松本にいる

もちろん仕事で来たのだが予定よりも早く到着してしまった。遅いよりは早い方がいいだろう、幸いなことに早起きは得意なのだ。…というのはいつもの事だが、いくらなんでも1時間半は早すぎる。といってなにもやる事はなし、9:00前ではコンビニくらいしか開いてないからどこかで時間をつぶすなんて事も出来ない。さぁどうしようかと思案したら、そういえばここはかつての居住地のすぐ近くだったのを思い出し、見物に行ってみることとした。

1998年

だからもう22年になるのか。
いろいろあった東京を飛び出して、長野県ならどこでもいいやとやってきた松本の地。長野市と松本市がどれほど離れているかまったく知らなかった、などというのは本当のことだ。現在のようにネットのある時代ではない。ロクに調べもせず、決めたらパッパと荷物まとめて引っ越しまでにひと月半くらいだったと思う。

カルチャーショックなし

かように慌ただしく出てきたにも関わらず、カルチャーショックなんてものはほとんどなかった。初めて住む地方都市ではあったが、言葉が違うわけでも食べ物が違うわけでもない。人もよい、それに松本は県内でも最も東京っぽい街だから、あまり気にはならなかった。

ロクデナシ

ただ入った会社には大変な想いをさせられた。
嫌いなどということはない。現在の私を育んでくれたのはあの会社だから、恩義を感ずる以外の何者でもない存在だが、やはり入社当初はその文化の違いには戸惑ったものだ。要はクセがものすごく強い会社だったのだ。詳細は省くが、あの時代ほど喧嘩をしていたことはない、責任逃れする上司をテーブル蹴倒し首根っこつかまえて社長に報告しに行った、なんて事を本当にやったのだからロクでもないなぁオレって。

決して会社ばかりが悪いわけではない。

いろいろあったとはいえ、私自身が荒んでいたのだ。
ごめんなさい
私が子どもでした。みなさんが目の前にいたら土下座して謝ります。たまに、当時を知る者と出会うとハンで押したように
「丸くなったねぇ」
と言われる。もちろん気質ばかりではないのを申し添えておく。

「丸山食堂」

22年前住んでいた場所のすぐ近くにある食堂だ。当時から知ってはいたが、入る機会がなかった。というか、周囲を見渡す余裕もなかったといった方がしっくりくる。なぜあの頃はなにも見えなかったのだろうか。決して新しくもない、美しいとはまったくいえないが、これほど魅力的で美味しそうな食堂があったというのに。

「レバー焼き定食」700円

豚レバーを塩胡椒のみで焼き上げた、ごくシンプルなひと品だ。角がピンと立っているのをみているだけで心地よい。少し火の通りが強いかな、といってパサついているわけでもない。これでビールだったら最強であろう。

「なす揚げ皿」400円

本当はレバーだけで済ませるはずが、メニューにこれを見つけたら、注文しないわけにいかない。
ナス!ナス!ナスをくれ!

これまたシンプルに、切り分けたなすを油で素揚げしたものだ。熱々の上にトロトロでジュワーっと水分が滲みでてくる。美味いうますぎる。おかわり!と言いたいところだが、次行程が近づいてきたので諦めざるを得ない。

見物といっても住んでいた県営住宅の周囲をくるりと回っただけのことだが、それでも忘れていた街角、自衛隊の有り様などいろいろ思い出して感慨深かった。1年と少ししかいなかったが、もっと長く住んでいたらどうなったいたろうか。赤ん坊であった娘が遊びたくてたまらなかった保育園の園庭をみて、なんとなく思った。

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