長野市「かつや 長野七瀬店」全力”大人様”飯


かつや 長野七瀬店
場所 長野県長野市鶴賀七瀬南部385-1 [地図はこちら
電話 026-268-1525
駐車場 あり
バリアフリー ◯
ジャンル とんかつ、揚げ物、定食
URL http://www.arclandservice.co.jp/katsuya/

『お子さまランチ』

なるメニューは現在でもあるのだろうか。そもそも自分が食べた記憶がない、いやなくもないのだが「これじゃ足りない!」といって母から伯母の注文した品を食べてしまったというはなはだ情けない記憶しかない。かといって自分の子どもたちも、おもちゃやカラフルなデザートで釣らなければ食事が出来ないなんて事はなかったので、わが人生はほとんど『お子さまランチ』との関係はなかったと思う。これから孫ひ孫の世代になればわからないが。

というわけでちょっと調べてみたらお子さまランチは昭和5年日本橋三越食堂がその起源だという。以来おまけをつけるようになったり、戦後60年代に入ってからはテレビキャラクターの玩具や器を用いるようになってから爆発的な人気を誇るようになったのだとか。現在でもなくなったわけではなく、かといって昔のようにキャラクターに彩られたものもない、『キッズプレート』なる空々しい名称に変わってしまったが、連綿と歴史は続いている。

先にも話したが、お子さまランチとはあまりご縁がなかった、あるいはほとんど覚えていないほど遠い関係でしかなかった。だから、…というのは安易に過ぎるかもしれないが、だからこそ今食べたい。惣菜がいくつもいくつもきらびやかに盛りつけられたあのお子さまランチを強く強く欲するのだ。おまけのおもちゃまでは必要ないが、出来れば日章旗あるいは鎌と槌が描かれたド派手な紅旗を巻きつけた爪楊枝、フラッグピックというらしいが、あれを立てたひとつ盛りの料理を心の底から欲するのだ。

「かつや長野七瀬店」

7月1日よりかつやに魅力的なメニューが登場するという。カレーあるいはカツ丼の2種にいろいろな惣菜がトッピングされた、お子さまランチさながらのメニューであるという。名称からしてすごい“全力大人飯”。まずは『大人』というのがよいではないか。男ばかりがガッツリ好きとは限らない。そうだ、これでよいのだ。男も女も大人は全力で喰らうべし。

「全力大人飯 チキンカツ丼」825円

玉子とじによるチキンカツ丼をメインに据え、鶏の唐揚げ、ソース焼きそば、千切りキャベツを添えた超豪華な大人飯、いやここはあえて『現代の大人様ランチ』と呼称したい。
惣菜ひとつひとつがキラキラと輝いているようだ。世間ではこれを『しずる感』といっているようだが私はあえてその名を用いない。これは『蠱惑の光』が妥当といえる。この妖しげな光は、まるで誘蛾灯のようにひとびとを捉えて離さない。ふんわりとした玉子にまといつかれたチキンカツ。パリっとハードな唐揚げ、そしてピシッとすべてを引き締めるソースの焼きそば。時に優しく己に厳しく、時として緊張をもたらし全体を牽引していく大人の姿を象徴しているかのようだ。

カレーバージョンとするか、はたまたチキンカツ丼バージョンとするか迷いに迷った。正直なところカレーに強く惹かれたのだが、この日の夕食はカレーなのだ。しかもチキンカレーである。ここはあえて我慢して次回に期すこととする。これも大人の気遣いということに、…なるのか?

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