【音楽days】パブロ・カザルス 「鳥の歌」


パブロ・カザルス(1876-1973)はスペイン出身のチェロプレイヤー、指揮者、作曲家である。
チェロの近代奏法を確立し、20世紀最大のチェロプレイヤーとされるというが、詳細は分からない。

20歳代早々から認められ、音楽学校で教鞭を取ったり、海外への演奏旅行にも出るほどの活躍をみせた。29歳でアルフレッド・コルトー(pf)、ジャック・ティボー(vn)と結成した「カザルス三重奏団」は20世紀前半を代表すると言われるほど、伝説的なグループとなる。

1939年 スペイン内戦の勃発によりフランスへ亡命、終生フランコ独裁政権への抗議、そして反ファシズムの立場を表明。以降、音楽活動を停止、隠棲生活にはいる。

1945年 一時的に音楽活動を再開したが、各国政府が、スペイン・フランコ政権を容認したことに抗議し、再度活動を停止する。

1950年 プラド音楽祭の音楽監督に就任、活動を再開し音楽家として再生する。

1961年 来日

1971年 国連本部にて演奏会、国連平和賞を授与される。

1973年 死去

カザルスは音楽活動と同じほど、いやそれ以上に平和活動を行い、政治的な発言をやめなかった。1950年代後半からはアルベルト・シュヴァイツァーとともに核実験禁止運動への参加は、とくに有名なことである。

「鳥の歌」
とは、彼のもっとも重要なレパートリーである。出身地スペイン・カタルーニャ地方の民謡元にしており、故郷への思慕と、平和の願いが結びつけた名曲である。1945年ころから好んで演奏するようになった、といわれている。

1971年 国際平和賞を授与された際に、本部でこの曲が演奏された。演奏の前にカザルスは次のようなスピーチを行った。

The Song of the Birds. Birds sing when they are in the sky, they sing: “Peace, Peace, Peace”

鳥たちは空にいるときに歌います、彼らが歌うのは:“Peace, Peace, Peace”(平和、平和、平和)

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