「ストーカー(1979)」あるいは〈難解〉との再会について②


物語は極めて単純である。
ある地域に『何か』が起こる。多数の住民が犠牲となり、政府はその地を「ゾーン」と名づけ立ち入り禁止区域とする。

物語は「ゾーン」にあるという、どんな願いも叶う『部屋』を探し求める3人の男たちの姿が描かれる。その道行きで交わされる様々な議論を中心に展開する。人生、信仰、人間そして『願いが叶うということ』
難しいことを言っているようだが、議論そのものは平易な言葉でなされたり、アンドレイの父、アルセニイの詩が引用されたりと、まったく理解不能なことはない。ただ、およそ一貫した説明のない、不条理劇のような展開に映画ファンを自負する、生意気な高校生が激しく打ちのめされた、というだけだ。
その「ストーカー」が長野で上映されるという。ミニシアターとはよいものだ。DVDなどではいつでも観られるのだが、やはりスクリーンとではまったく違う。まして次はないかもしれない。ということで、いそいそ出かけたわけだ。

 


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