【読書days#2】ぱをら瑞恵「SUDENI どうすればうまくいくのか探し続けているあなたへ」


ぱをら瑞恵の新作

著者による新作にして、3冊目のこの書「SUDENI どうすればうまくいくのか探し続けているあなたへ」は彼女にとって、ある意味エポックメイキングなものとして位置づけられると確信する。まずは「読め」と強く述べておくことから始めよう。

「SUDENI どうすればうまくいくのか探し続けているあなたへ」

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前2作「ひとせら」にせよ「自分ぶっ壊しセラピー」にせよ、シンプルで自己啓発的、人好きで優しい著者らしい内容であった。彼女の紡ぐ、熱く、分かりやすく、取りつきやすい言葉に癒され、元気づけられたものがどれほどたくさんいたろうか。

新作の方向性

しかし、新作である「SUDENI どうすればうまくいくのか探し続けているあなたへ」はまた少し様相が違う。優しくもあり、熱くもあるが、分かりやすくはない。そして決して取りつきやすくもない。なぜなら、ここで語られるのは、いつもの明快な「答え」ではない。答えとして発せられる以前の、醸成中の、ドロドロとしたものである。

なぜ、その答えに至ったのか。どのような筋道を経て、そこに到達したのか。彼女の理論、思想(とあえて言ってしまおう)を表現した書である。
そんな骨の太い、厚みのあるものが取りつきやすいものであるわけがない。しかし、そこが分からなければ、彼女の「答え」を信頼出来ようはずもない。

「ぱをら」とは?

彼女はまず、メンタルセラピストとしての活動は
「今まで心配だったことを信頼にしていく」
ことであるという。まったく真逆の意味を持つが、たったの一文字しか違わない。そして、その差もそんな程度の違いしかないのだ。
しん「ぱ」い「を」しん「ら」いにする
その手伝いをする。だから
「ぱ」「を」「ら」
である。

かように、自らの背景を、いや自らのすべてを「さらけ出し」ていくところから始まる。

「読め」という理由

父親のいない家庭に生まれ、人に語れない、心に闇を持っていた幼少時代。
デザインを志すも、ちょっとした行き違いから、罰ゲームのようになってしまった高校時代のことは、私には知るよしもないが、さぞかし鉄くさく油にまみれたものだったろう。
そして就職、転職、バブルの到来。最初の結婚と破局。いつも通り、ポンポンとリズミカルに語られていくのが、心地よく面白いのだが、ここまでさらけ出してしまって大丈夫なのか。と心配にもなるくらいだ。

しかし、私がこの書を「読め」という理由はここにある。

あらゆる表現活動は、詰まるところ「自分との対峙」なのだ。絵を描くにせよ、書を紡ぐにせよ、自らに語りかけ、時に対立し、時に折り合いをつけながら進めるものなのだ。たった今、これを書いている私ですら、様々な自問自答を繰り返しつつ進めている。

であるにも関わらず、
これも ある意味最高のネタ
と、しれーっと言いながら語る著者の度量は、計り知ることができないレベルといえる。そこまでしてこそ信頼を得ることが出来るのだし、

今まで心配だったことを信頼にしていく
ことが可能となるのであろう。みずゑ、すげーなおまえ。

まとめ

以上が、私がこの書を勧める理由である。
冒頭述べたように、決して分かりやすくもない、取りつきやすくもない。しかし、これを知り得てこそ、彼女の言葉は一層理解しやすくなる。受け入れやすくもなる、ということだ。

なお、これ以上内容に言及することはしない。ただ、読んでもらいたい。感じてもらいたい。
現在のご主人との出会いから、新しいステージへと上がる、言わば「魂の軌跡」とでも表現すべき過程は、迫力があり、読みごたえもあり、面白い。特にアセンションの瞬間である
『神』以外の呼び名が他にあるだろうか
の場面は、感動的である。

最後に、くどいようだがもう一度だけ言わせてもらおう。

山志多みずゑを、ぱをら瑞恵の言葉を信ずるなら、まずは読んでみよう。以上である。

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