わが家のつばめ【旅立ち編】


つばめがわが家に巣を作ったのは昨年のことだ。やけにつばめが行き交うな、と思っていたら、玄関の上に、いつの間にか出来ていた。人間のいる場がもっとも安全、ということを本能的に知っているのだろう。

という事で、早くヒナが生まれないかと、なんとなくうきうきと待っていたのだが、いつの間にかもぬけの殻となっていた。ほぼ完成し、あとは玉子を産むだけ、というタイミングだったのに。何があったかは分からないが、先方にも都合というものがあるだろう。

今年はどうか
とくに意識していたつもりはなかったのだが、つばめの姿を見るにつけ、うちにもまたやって来ないかと、なんとなく考えていたら、来てくれた。この度は、しっかり産卵、孵化してくれ三羽のヒナが、ピーピーと可愛い声を聞かせてくれた。

赤ん坊を可愛く感ずるのは、人間もつばめも一緒である。親鳥がせっせとエサを運び、元気に育つ様を見ているのが楽しくて仕方なかった。

ある時、仕事をしていると家内から連絡が入った。ヒナたちが飛ぶ練習をしているという。まだ20日程度しか経過していない筈だが。よその子は育ちが早いものだ。

帰宅すると、家内が動画を撮っていた。
三羽のうち、二羽はあっという間に飛べるよになり、どこぞへと行ってしまったそうだが、一羽どんくさいのがいてなかなか飛べない。しばらくすると、親が迎えに来て、出発を促したりしていたという。このあたり、つばめも人も変わらない。



それでも飛べないので、隅に小さくなっていた。家内が心配して、うちで面倒みるかと言いだしたが、それは押し留めた。彼らとわれわれでは住む世界が違うのだ。これで死んでしまうなら仕方がないことなのだ。

ひと晩たって、かの場所を覗いたらいなくなっていた。死骸もない、猫が立ち寄る場所でもないので、おそらく飛んでいったのであろう。ひとまずよかった。また来年も来てくれるかな。

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