飯綱町「味処 ふじよし」やたら祭り!


味処 ふじよし
場所 長野県上水内郡飯綱町牟礼2726-3 [地図はこちら]
電話 026-253-2275
ジャンル 定食・食堂
バリアフリー ◯
駐車場 あり

8月になり

ようやく梅雨が明けた。
通年よりおよそ10日ほど遅く、ここまで長引くのは13年ぶりだという。7月は3日しか晴れなかったと、外仕事の多い知人が嘆いていたが、明けたら明けたで30℃を超す陽気ときたものだ。いったいどうなっているのだ、責任者でてこい!と言ってやる先もないから諦めるしかない。だいたい季節の到来はいきなりやってくるものだ。

このところ

パンダの顔を観る機会が多い。
パンダとは小池百合子東京都知事さまであらされるわけだが決して悪口ではない、可愛らしいと言っているのだ。昔の東映アニメ「白蛇伝」に登場する、まだほとんどの日本人が肉眼で観たことのない、ほぼ想像だけでデザインされたパンダのように可愛いではないか。え?わからない?

パンダおばさん

…ではなく小池都知事は
「今年はいつもと違う夏をお過ごし下さい」
と、おっしゃられた。もちろん都民に向けての発言だが、誰にとっても重く受け止めるべき事であろう。あちらこちらへと出かけて歩いてうつすのもうつされるのも嫌だ。イベントは軒並み中止だし、わが町内会の盆踊りですら同様だ。子どもが巣立ってしまったわが家にはあまり関係のない事だが、なければないで張り合いが出てこない。

あいも変わらず

わがままばかり言っているが、唯一中止されずに開催される祭りがある。それは

「信州・いいづなやたら祭り」

やたらとは北信地区の伝統的な家庭料理だ。なす、きゅうり、ミョウガ、ぼたんこしょうなどの夏野菜と味噌漬けなどを細かく刻んで混ぜ合わせたものだ。何を加えどう刻みいかに混ぜるかはその家々により微妙に違うのは、まさしく家庭料理ど真ん中という存在だ。『やたら』切り刻むから、『やたら』飯がいくからと語源は様々らしいが、とにかく『やたら』美味いのだ。家庭料理、ソウルフードとは大して美味くないものと思っているが、やたらだけは別枠・別格だ。

このイベントは、飯綱地区にある料理店を回って、各店自慢の『やたら料理』の食べ比べよう!という趣旨のものである。やたらは家庭料理だけあってフレキシブルに応用のきくものなのだ。あるものはピザに、パンに加えたり、揚げ物の中に取り入れたりと各々の自信作を食べさせてくれるとの事だ。これで何度目の開催かは知らないが、昨年は気づくの遅かったので、満を持しての参加となる。

「味処 ふじよし」

牟礼駅あるいは飯綱町役場にほど近い場所にある食堂だ。窓が少ない外観からは、小さな店舗というイメージがあるのだが、中央部に座敷、そのほかにテーブル席、カウンター席が設けられておりなかなか規模の大きな店にみえる。2階にも座敷があるようで、近在の方々の宴会にも使われているようだ。

こちらで用意されているやたら料理は2点。今回は以下とした。

「やたら丼と手作りハンバーグセット」1050円

ケチャップとソースで調製した茶色のソースに彩られたハンバーグはとてつもなくフワフワ。箸でほろりと崩れてしまう。このソースは万能で、添え野菜に絡めてもとても美味しく食べられる。

そしてやたら丼

熱いご飯にどっかりと積載されたやたら。なす、きゅうり、ミョウガ、ぼたんこしょう、味噌漬けなどが細かく細かく刻み込まれている。ご飯は大盛り無料である。であればこそ他に選択肢があろうはずもない。超大盛りでお願いいたします。

どこにも出かけるな

といわれた私にはやたらがある。盆踊りも中止になったが、私にはやたら祭りがある。いくら暑い夏が到来しようとも、私とやたらは離れることはない。離れられないのだ。ああああ、

やたら美味いよー!

信濃町「+コハクテラス」飯綱、野尻湖ふらふら


+コハクテラス
場所 長野県上水内郡信濃町野尻261-2 宮川旅館 [地図はこちら]
電話 026-258-2501
ジャンル カフェ、ピザ
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり

お出かけ好き

という言葉はないかもしれない。旅行好きとまではいかないが、自宅にこもっているのを可とせず、なにかと外へ出たがるものをなんとなく『お出かけ好き』といっているだけなのだが、じつは若いころの両親がまさにこれで、日曜日ごと弁当を作り自分の子どもはもとより、兄弟家族や近所の子どもまで引き連れては、日帰りであちらこちらへと出かけたものだ。

週休2日

などだれもが知りもしなかった時代のこと、よくやったなぁ若かったなぁうちの両親。そして子どもたち、とくに私はどこに行ったか、何をやったか断片的にしか覚えていない。まことに親不孝な息子だ。

そういう両親

の反対に私はものの見事な出不精なのだ。…だから太っているのか、という声が聞こえてきそうだが、肥満は生まれつきだから関連性があるはずもない。
そもそも出かけるのは嫌いではないのだ。長距離は好まないが、先方へ出かけてあちらこちらを運転して回るのも苦にはならない。ではなにが嫌かといえば計画するのが面倒でならない。お出かけ好きの両親だって、行き当たりばったりのことしか出来ないのだ。私が出来るわけがない。

いいづなアップルミュージアム

そして夏のある日、娘を伴いお出かけだ。
雨のあと、雲はたちこめむし暑い中であった。であれば涼を得たいと思うのは人の道として当然であろう。目指すは飯綱町へ。まずはいいづなアップルミュージアムへと向かう。飯綱町特産のりんごを扱った博物館だ。

りんごに

関する博物館だから、栽培法や品種などか扱われているのは当然だが、りんごと名のついたもののコレクション類が凄まじい。りんご3個分のキティちゃんもビートルズも許そう。りんごをきっかけに展開する「愛していると言ってくれ」もVHSテープだから黙認する。

しかし、

マカロニウエスタン「リンゴ・キッド」とりんごのどこが関係あるというのだ。汚いグレーの箱をよくみたらマッキントッシュの初期モデル。Appleに違いはないがそりゃないだろう。美女を傍に『リンゴすったー』とニコニコしているリチャード・スターキーからはバブルの香りしかしない。

ぶっ飛んでいるのはよいのだが、そのぶっ飛び方がすさまじく、私のおたく気質を色濃く受け継いだ娘にも大受けであった。

野尻湖へ

アップルミュージアムを観終え、施設を出たところでほどほどのランチタイムである。どこで食べようか。飯綱高原へ上がろうとも思ったが、しばらくぶりに野尻湖へ向かう。ナウマン象発掘でも知られる野尻湖は平日ともありとても静かだ。

「+コハクテラス」

野尻湖畔にある宮川旅館という施設の一部を改装して作られたカフェだ。2019年4月オープンというから1年と少し経過した事となる。店内は既設の古い柱や梁をうまく利用したシックなインテリアとなっている。地場作家のものであろうか、陶器やガラス食器の販売もされている。片隅のジュークボックスからは70〜80年代のポップス、いや歌謡曲が流れている。両親の子供時代の音楽を聴いておたく娘が妙に喜んでいた。

「ピザランチ」1540円

サラダ、スープ、ドリンクにピザの食べ放題がついてくるという静かな湖畔に似合わない豪快なランチだ。ピザは8種用意されている。店の方にお願いしてその都度焼いてもらうシステムだ。1枚ずつ用意してもらう事も可能だが、1枚に幾種類かを同時に作ってももらえるという事なので、最初は4種盛りとしてもらう。

1st ピザ

+コハクピザ

こちらの定番ともいえる存在。ソーセージ、ピーマン、コーン、玉ねぎをトマトソースで焼き上げたもの。もっとも『らしい』ひと品だ。

和風きのこネギマヨピザ

エリンギ、マイタケ、ネギそしてマヨネーズを用いたピザ。マヨネーズなのにバッチリ和風というのが小気味よい。

マルゲリータ

トマトソースとモッツァレラチーズという王道ピザ。トマトソースあっさりでよい

季節限定 ズッキーニとヤングコーン

旬真っ盛りのズッキーニに青くささの残る生のヤングコーン、野菜の旨みがしっかり。美味い美味い美味い。

そして2枚目へ。

おかわりは残りの4種を焼いていただいた。

2nd ピザ

レンコンのきんぴら海老マヨピザ

そのままご家庭で登場する甘いレンコンのきんぴらをのせたもの。海老もマヨもあまり感じないが好感のもてる存在。

キーマカレー

カレーのグレードが高くとても美味い。ただ、これはご飯で食べたかった。

お好み焼き

キャベツ、コーンにお好みソース、鰹節というそのまんまピザ。とはいえけっこう品よく納まっている。

くるみメープルピザ

くるみとチーズが素晴らしくマッチングしている。そこに淡くメープルシロップ。このほどよさはスイーツではなく一般のピザといっても充分通ると思う。

生地は

薄めのアメリカンタイプでとてもさくさく、チーズもあっさりめで軽く食べられる。ハーフ&ハーフや大きさの調整も対応してくれる。じつにご機嫌な店だ。

という事でプチお出かけは完了。次はどこへ行こうか。