長野市「麺屋蕪村 権堂店」秘密の夜


麺屋蕪村 権堂店
場所 長野県長野市鶴賀権堂町2284 ロードスビル権堂 1F [地図はこちら]
電話 050-5597-7900
ジャンル ラーメン店
バリアフリー ◯

誰にでも秘密はある。

あの失敗がバレたらオレは破滅だァァァァァァァ!とか、この金をせしめた事は永久にお前の腹にしまっておけよとかいう秘密は持っていてあまり気持ちのよいものではない。『新宿鮫』の鮫島のように、警視庁を揺るがすほどの大秘密を持っている。なんて秘密は間違っても持ちたくない。あんなものはフィクションで接しているからよいのだ。

あそこで

遊んでいた事はお互いの家族には内緒だからな!わはは!といった、秘密というより仲間同士、あるいは『あの晩の事は2人だけの秘密だよ。さぁキミのひとみに乾杯!』といった仲間同士、恋人同士の情報や体験の共有はまた別のこと。むしろあればあるほど人生が深まるのだ。

そして

密談の時が巡ってきた。
密談というからには、場所、時、そしてその内容などすべてが秘密だ。もちろん、よいことか悪いことかすらも話してはならない、誰にもしられてはならない。謀議、という表現が妥当であると確信する。本当はこんな事すら語ってはならないのだが、そこはおしゃべりゆえ気にしないでいただきたい。

秘密の密談(原文ママ)

謀議がある程度固まったところでお開きとする。これでひとまず持ち帰り、各々ことを済ませまた集まり。という事が幾度が繰り返されまとまっていく。これぞ秘密の醍醐味だ。

秘密の

醍醐味を味わうのはよいが、その緊張感たるや凄まじいものがある。緊張は、時に運動以上の体力消耗を強いられる。となれば栄養補給を施すべき時であろう、さぁメシだメシだ。

「麺屋蕪村 権堂店」

長野の地に『節系ラーメン』をもたらしたといってもよい存在であろう。石堂町の裏手で小さく小さくオープンした店なのに、いまや各所に支店を持つ大物ラーメン店となってしまった。

「つけそば」891円

蕪村スーパーデフォルトメニューと認識する。太い太い太いうどんのような極太麺、大量の白髪ネギそして板海苔一枚。熱いスープの中には角切りチャーシューがゴロゴロ。

あまりにゴロゴロなので麺がなかなかスープに浸からないほどである。魚介の香りが凄まじい。この過剰さを好まぬものがいるが仕方のないことかもしれない。これが美味いのだが。

「餃子」450円

つけ麺あるいはラーメンに餃子はつきものではないか。ましてや次行程がない、打ち合わせもお客様と会う予定もないとなれば、餃子まで食べてしまうしかないではないか。薄い皮に包まれた小さな餃子はひと噛みすると中から肉汁がドバドバと溢れ出てくる。にんにくの効きは軽いが、肉々しく狂おしい、という表現が妥当であろう。

密談が

成就するまであと数ヶ月の期間がかかる。それまで人知れず、深く静かに潜航しながら進めていくのだ。楽しい楽しい

長野市「くのいち」権堂、コスタリカ、そして「餃子の恩返しプロジェクト」


【お店のデータ】
くのいち
場所 長野県長野市鶴賀田町2243 [地図はこちら
電話 不明
駐車場 なし(近隣に有料駐車場あり)
URL http://ramen9-1.info

ドキュメンタリー映画

権堂ロキシーにて映画を観て来た。
「コスタリカの奇跡〜積極的平和国家のつくり方」

というドキュメンタリーだ。中米に位置するコスタリカは近隣諸国と比較して、経済的、治安的に安定し国民の教育も高い「豊かな国」として知られている。なぜならば、かの国は伝統的に軍隊を持たず、非武装中立を貫いているからで、軍事費などを社会インフラに使えるので、非常によい状態を維持できている。そんな、理想的ともいえる状況がいかに成立したか、どのような現実と直面したかを描いた力作であった。詳細は下記をご参照いただきたい。
【映画days #11】コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~

夕食

さて、終わってしまえば夕食である。何を食べるか。21:00を回っているので、開店しているところは飲み屋ばかりだ。どうせ自動車なのだ、ほかに回るかとも考えたが、この時間だ。どこへ行っても似たようなものだろう。この辺りで食事のできる店を探した方が効率的だ。
そういえば、秋葉神社の裏にラーメン屋があるのを思い出した。何年か前、オープンしたてのころに何度か使わせてもらった記憶がある。

くのいち

という面白い店名は、女性だけで切り回されているからだという。
「くのいち」あるいは「くノ一」とは「女」を分解したもので

元来は女を指す隠語であるが、1960年代以降の創作物においては女忍者を指す言葉として広まっている。(Wikipedia)

女忍者を創造したのは山田風太郎だそうだ。そういえば彼の作品は、何十年も読んでいない。久しぶりに読み返してみるか。

あの、かなりエッチな描写にどれほど悶々とさせられたか。自分だけの、ほかの誰からもしられない「秘密の読書」とは、かくも楽しきものか、ということを知ったのはこの時だった。一度、父親にバレてしまったが何も言わなかった。たぶん、自分でも読んでいたのであろう。

近年の研究によれば男性と同じように偵察や破壊活動を行った女性忍者の存在については史料に記録がない(Wikipedia)

とも言われている。そうだったのか。「真田太平記」に登場するお甲はまったくの想像物だったのか。創作は史実を凌駕する。当たり前のことだが、世の常識を変えるほどのフィクションというのは素晴らしい。

あらためて「くのいち」

相変わらず無駄話が多くて恐縮だ。
数年ぶりのこちらは、内部はほとんど変わっていない。まぁ変わりようもない規模のお店だが、これも安心感というものである。
昼にしか来たことがないので、様子がわからなかったのだが、夜は居酒屋として機能している。土曜日というのもあるのだろうが、大変な混雑である。カウンター席がひとつだけ空いていたので、そこを占拠する。
「食事だけでもいいですよ」と、気持ちよく返してくれたのがとても嬉しい。

餃子の恩返し

店頭に大きく、このような門言が掲げられている。飲み物を注文すれば、餃子をサービスで提供してくれるというのだ。HPによると

「餃子の恩返し」プロジェクト
「らぁめん くのいち。」として約5年間、ラーメンと真剣に向き合い手掛けてまいりましたが、 正直なところ商売として難しく、どうしたらたくさんのお客様が来てくれるのだろうか、 と考えこの「餃子の恩返し」を決断いたしました。
今まで、当店を支えてくださったお客様あってこその”今”です。感謝の気持ちを込めて、また賑やかなお店にしたい!という希望を込めて取り組んでまいります。

泣かせるではないか、素晴らしいではないか。様々な試行錯誤と逡巡があったのだろう。その意気やよし。をぢさんさ気に入ってしまった。かといって酒は飲めない。困っていたらソフトドリンクでもよいという。

本日のあらら?チョイス

「カレーうどん」「ウーロン茶」「焼餃子」

本来なら、明らかに締めのメニューであろうがこの場合仕方ない。そもそもラーメンではなくうどんというのが面白い。ソフトドリンクおよびサービスの焼餃子。じつによいフォルムである。「孤独のグルメ」の井之頭五郎になったような気分にもなってくる。

「カレーうどん」


カレー風味のスープに鶏肉、玉ねぎ、とき玉子がごちゃごちゃと入った、煮込みうどん風である。スパイシーだが、あまり辛くはない。お母さんが作ってくれるような、安心の味わいといった感じである。

「ウーロン茶」

中ジョッキになみなみと注がれたウーロン茶。これも酒の飲めない井之頭五郎を感じさせられる。

「焼餃子」

そしてお楽しみ焼餃子。たっぷり肉、ジューシーな一品である。羽根つきでパリッと焼かれており、大量の酢醤油につけて頂く。じつに美味い。水餃子でも対応してくれるという。次回はそれだ。

そして

「餃子の恩返しプロジェクト」気に入ってしまった。とても美味かった。しかし、餃子にウーロン茶も悪くはないが、ここはやはりビールであろう。熱々の焼餃子とともに結露により、びっしょりと汗をかいたジョッキを傾ける。これこそ最高な瞬間であろう。さぁつぎはいつだ?


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