新潟市「とんかつ太郎」久しぶりの新潟編②


とんかつ太郎
場所 新潟県新潟市中央区古町通6番町973 [地図はこちら]
電話 025-222-0097
ジャンル とんかつ屋
バリアフリー ◯
URL https://www.tonkatsutaro.com
駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)

新潟へ向かっている。

久しぶりに帰省する息子を迎えに出てきたのだ。常なら長い休みごとに帰ってくるのだが、コロナ禍のため動かない方がよいだろう、という事で見送り続け、正月以来8ヶ月ぶりの帰還と相成った。この間、学校はリモートとなり食料品の買い出しあるいはたまに友人宅へ行くくらいの隠遁生活を送っていたらしいが、そこはそれ私の息子らしく引きこもりヲタクである彼にとっては、なんの苦にもならない事態であったという。

帰ってこなくともよいではないか。

という議論もあろうが、そこは甘い甘い両親のこと、東京へ往復するわけでなし、田舎から田舎へ移動するだけのことだから、ちょっと顔見せに帰ってこいやという事となった。とはいえ、バスにせよ新幹線にせよ三密にはならないが、多くの人々と接触するのはよしとしない。私が送り迎えすればよいことだ、なんて優しい父親なのだろうか。

といって

そのまま行って帰ってくるだけでは面白みがない。あまりあくせく張り切って走ったところで意味はない、本日中に行って帰ってくればよいのだ。最初はほぼホームグラウンド化している新潟市立美術館へ行こうと考えたが、企画展が今ひとつそそられない。先月までのベン・シャーン展を見逃してしまったショックの影響かもしれない。その他、いろいろ調べていたら良さそうな施設を見つけた。よしここにしよう。

新潟県立歴史博物館

場所 新潟県長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2
電話 0258-47-6130



長岡市関原という地区にある、広大な丘陵公園の一画にある施設だ。新潟県の成り立ちを網羅しており

『新潟県のあゆみ』



『雪とくらし』



『米づくり』

『縄文人の世界』



というテーマ別の展示がなされている。通常、このての施設は土地勘がある前提で構成されるので、部外者にはわかりづらくなる事が多いのだが、ここはあくまでも「新潟県への理解を深める」ことが徹底されているためか、非常に理解しやすい。それにしても上越高田ってあんなに雪が降ったんだねぇ。

「戦後75年ー私の戦争体験記ー」





という企画展も開催されていたので覗いてみる。戦前、戦中、終戦の時代から現代に残された資料を元に当時の生活を扱ったものだが、例によって直視できない。この服を着て、この手紙を書いたあとに彼らは死んでいったかと思うと涙が出てきてしまう、そんな事ではいけないのだが。

一点、徴兵検査を受ける者の報告書なるものが気になった。戸長すなわち世帯主が村長へ向けて当家にはこれこれの男子がいていつ頃検査を受けられる。といった内容のものだ。という事は、徴兵とは行政から機械的に選択されるのではなく、各世帯からの報告ベースで選抜されていた、という事ではないか。

徴兵などコネやカネでなんとでもなった、という噂を聞いたが、このようなシステムが背景にあればなんとでもなったのではなかろうか。なにを言いたいかというと、私の祖父は昭和15年に釜山で戦病死するまでに3回も徴兵されたという。おじいちゃんもっと上手く立ち回っていれば配偶者子どもたちは苦労せずに済んだのに。もっとも彼が生きていれば私はこの世に存在しないであろうが。

歴史博物館をあとにして長岡市街地をぐるり。おおおおここが田中角栄-室町産業が暗躍した『信濃川河川敷事件』の跡地か!と、妙なことに感動しつつ新潟市へ向かう。

息子の部屋は予想通り汚い汚い。もっともオトコの部屋なんてこれくらいでないとそれっぽくないだろう。ゴミをまとめ散乱するペットボトルを袋に詰め持ち帰る。県内に持ち込んでならないのはコロナもゴミも同じだろうが、とりあえず処分してやらないと歩くこともままならない。

洗い物とゴミ集めを終えていざ帰途へ。…の前にメシだメシだ。いつもなら海鮮だがたまには別のものを食べようとこちらへ

「とんかつ太郎」





古町の街角をみると、どうも昔の高円寺のあたりが思い出されてならない。30年近く前の青梅街道沿いのどうにも垢抜けない、そこはかとない田舎くささの残るとでもいおうか。私はこういう風景が大好きなのだ。そこの一画にある、小さなとんかつ屋さんだ。

「特製カツ丼(カツ7枚)」1340円



新潟仕様のいわゆる『タレカツ丼』だ。醤油ベースの甘い甘いタレに漬け込んだ揚げたてのカツ。薄め脂少なめの小さなカツが丼上面に5枚、そして熱々ご飯の中に2枚埋れているというスーパー豪華なひと品だ。なにはさておきこの甘いタレがよい。わが母親の味わいに近い。





マザコン

の気はないが、幼少期から刷り込まれた味わいは絶対的に更新されない。わが配偶者が絶対に作らないタイプの味わいだから余計と美味く感ずる。

という事で

ランチタイムは終了。
まだ時間は早い、これから土産ものを仕入れるため帰路はまた寄り道となる。

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