長野市「柳屋食堂」ナス活!


柳屋食堂
場所 長野県長野市鶴賀田町2090 [地図はこちら]
電話 026-232-2157
ジャンル 中華料理、食堂
バリアフリー ◯


汚れきってしまった現在

ではあまりないのだが、清らかな年少期には、ちょいちょいと目にはするがよくわからないもの、理解しがたいものがよくあった。例えば小学校の片隅にあった木製の小さな箱状のもの。白いペンキを塗りたくった、四方をガラリ状(ガラリなんて言葉を知っているわけもない)に設えた謎の箱。

高学年になってから

あれは百葉箱というもので、中には温度計や湿度計、雨量計が入っていて、気象を定期的に観測する大事なものだ。と習いはしたが、それまでの間に小僧どもは幾度となく中を覗いていたし、『定期的な観測』をしているところなど、ただの一度も観たことがなかったからだ。いやあれは建前といって先生方だってやっているフリをしているのだ。なんて事がわかったのは二十歳を超えていたであろうか。汚れていないとはまさにこの事だ。

もう一つ

学校にあったよくわからないもの。薪を背負って歩きながら本を読んでいる子どもの石像。あれはいったいなんだやぁ?と父に聞いたらニノミヤキンジローという偉い人だという。いったい何した人?と訊ねたら、貧乏育ちで学校にも通えず薪ざっぱ担ぎながら勉強して偉い人になったんだよ。だからお前もどーたらこーたらと要領のえない答えが返ってきた。

…のだが

父もよく知らなかったのだろう。私も知らないが、江戸中期の篤農家で、没落した生家を再興させたのを藩主から認められ農業振興に努めた、偉人というよりも実務・実業家の側面が強い方だ。ただ時代ゆえの忠孝・努力の鑑として尊ばれたという事であろう。知名度のわりに今ひとつ地味というかなんというか。

9月になった。

カテゴリとしては秋に入ったのであろうが、暑熱はまだまだ続く。夏が続くのなら夏野菜もまだ続くであろう。そうだ、まだまだナスが不足している。秋のキリッと締まったナスもよいが、夏のトロトロをたっぷり摂取したい。

「柳屋食堂」



柳町、平林街道沿いにある紅い看板のうまい店。以前お邪魔したときはカツカレーをいただいたが、その時にみつけたものを喰らいにきたのだ。

「麻婆なす定食」830円



麻婆なすにもいろいろな流派がある。濃い紅のスパイシータイプと白っぽいマイルドタイプ。こちらのは後者だが、丼ぶりになみなみ注がれているのがよい。



いったい何個のなすが入っているのか。食べても食べても出てくるなくならない。これは幸せすぎるボリュームだ。













そしてこのところハマり中のおかずかけご飯。トロトロのをご飯にトローリ。そこを行儀悪くかきこんでしまう。これほど美しさの感じられない食し方はないが、美味いのだ、これが最高に美味いのだ。ああ、おれは泣いているかもしれない。



二宮尊徳さん

で唯一知っているのが夏前に食べたナスが秋ナスの味わいであったところから、これは冷害が近いと予測、周囲に対策を取らせて見事!冷害を乗り切ったというお話。実際はその年に気づいたところで何もできる訳がないので、数年前から用意させていた。という事らしいが実務家らしい見事なエピソードだが、知ってる人は少ないよね?やっぱり地味だなぁ。

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