長野市「スターバックスコーヒー 長野南高田店」ファッショナブル タイム


スターバックスコーヒー 長野南高田店
場所 長野県長野市南高田1-16-7 [地図はこちら]
電話 026-256-6606
ジャンル カフェ

生まれてこの方

スタイリッシュとは無縁の生き方をしてきた。着るもの、観るもの、読むもの、食べるもの、これはおしゃれだな、カッコいいなというものにはそもそも興味がなかった。せめて着るものくらい少しは気をつかいなよ、と家内からも友人たちからも言われ指摘され、ファッショナブルなスーツなど買い込んだこともあるのだが、面倒くさくて長続きしない。身体の膨張に服がついていかない、という事情もある。

着るものなど

冠婚葬祭の礼服と、たまにあるフォーマルな場用のものが1着ずつあればよいではないか。常は作業服でよろしい、ワークマンなら安いしサイズもあるのだから、ここで十分だ。と居直っている。なにか文句あるか。

ファッショナブル

というのに憧れる、まではいかないがカッコいいなぁ、と思うあり方ならある。スーツをピシッときめたビジネスマンが、新幹線などでパソコン開いてパチパチと仕事をしている姿。あれを私は『ファッショナブルでカッコいい』と思う。
「こちらに来る間にパワーポイントでまとめてきました」
なんていうセリフを言ってみたくてたまらない。

とはいえ

「そんなヤツらはカッコつけてるだけ」
と言い放つものもいる。優秀なものは会社にいる間だけ、それも就業時間内できちんと終える事ができる。
「だいたい、新幹線では資料はないしスペースが限られているから大した作業が出来るわけがない」
との事だ。うんまぁそういう事が。どちらにせよ、私には無縁の世界の話ではあるが。

ある時

行政手続きの最中どうしても書類の再整理が必要となった。少し書き込みをしたい箇所もある。一度戻って作業してもよかったのだが、時間がもったいないのと、くつろいでしまいそうなのでどうしたものかと思案していたらこちらと行き合う事ができた。よしここだ。

「スターバックスコーヒー 長野南高田店」

地方では都市部のように駅前にありさえすればよいわけではない。という事実をよく研究されている。広い道路に沿って広い駐車場にドライブスルー。中は他と変わらず快適な環境となっている。複数人用の大きなテーブル席、二人がけ、ソファと各々の好みで選択できるのもよい。

「カフェ アメリカーノ short」341円

よくはわからないが、いわゆるアメリカンコーヒーであろう。ホット、アイスを選択せよというのでアイスにした。コーヒーは17歳の春からブラックと決めているが、アイスコーヒーだけはガムシロップを入れる事にしている。その方が香りが立つような気がするのだ。そのかわり半分だけ。

「いちごづくしのムース」528円

つい甘いものを注文してしまうのも悪いクセだし、『映え』ベースに選択してしまうのもよい習慣とはいえない。とはいえ、いちごのホイップクリーム、いちごムース、中のカシスムースと微妙に色合いを変えるなどなかなかにくい演出をしているのもよい。ほどほどの甘さそして内部のナッツ類もよし。

周囲には

ビジネスマンらがパソコンパチパチやっている、学生らしき若者もやっている。カッコいい悪いもなにも、みんな同じで、ごく普通の風景化してしまっている。やはりパソコン持ち歩かなきゃダメかなァ。と、考えながらちまちま旧式紙書類をいじくり回していた。

中野市「一力食堂」どこにもない、ここにしかない店


一力食堂
場所 長野県中野市中野1023 [地図はこちら]
電話 0269-26-6911
ジャンル 食堂
バリアフリー ◯
駐車場 あり

時代が

下れば下るほど世の中は便利になり暮らしやすくなっていく。いやそんな事はない、社会に格差はあり戦争はなくならず貧困にあえぐ人たちはたくさんいる!と言われるかもしれない。もちろんそれは間違いではないし、われわれもまだまだ努力していかねばならない。

しかし

100年前と比較して、いや私の生まれた50数年前と比較してすら、ぐんとよくなっている。みなが平等に、暮らしやすくもなり、ないものはなくなり、病はへり、人は簡単に死ななくなった。現代の政治家どもにも悪いヤツはいるが、昔の巨悪、例えば岸信介(ごめん、おじいちゃんだったね)や田中角栄に比べれば可愛いものだ。

ある意味で

理想の社会に近づいている、とも言ってよいのかもしれない。著しく共産化が進んだ社会といえば怒る人がたくさんいるだろうが、本当だから仕方がない。私のような怠惰でいい加減な人間にとっては夢のような時代に突入した。

とはいえ

ややつまらなくもある。だってみな同じではないか。どこへ行っても平等に便利、平等に揃っている。まことにありがたい事なのではあるが変化がない。新宿も渋谷も銀座も、そして長野も風景に大した差がなくなってしまった。格差も差別もいけないが、区別くらいつける事ができないとロクなことにならないと思うのだが。

「一力食堂」

中野市街地のほぼ中心部といってよいのだろうか。昭和から取り残された様そのまんまの食堂である。

この間口は昔の町屋区画のままであろう。駐車場が狭くてこの上ないが、それは仕方がない。ここに来たくて、ここの料理を食べたくて来たのだ。少々使い勝手が悪くても、まったく文句はない。

「肉丼 大盛」1050円

デカい丼に熱々ご飯、その上には豚肉、玉ねぎ、ピーマン、にんじん、しいたけなどの甘辛炒めがドサりと積載されている。なにがよいといってナルトの存在がなんともいえずによい。

よい意味での『田舎の食堂』という風が横溢している。田舎の家庭料理、すなわち自らの母親が作ってくれたようなメニューが最高に美味い。

本当は

カツカレーの予定だったのだが、昨夜自宅でナスのカレーを食べたのでやめたのだ。とはいえこれは美味かった。カツカレーは次回のお楽しみとしよう。

そうだ

これがよいのだ。古く油じみていて、使い勝手も悪く、決して清潔感あふれるとはいえない空間。現代にまったくマッチングしないが、そのかわりこの店はどこにもない、ここにしかないのだ。どこにでもあるものと、ここにしかないもの。どちらが価値のあるものであるかは、誰の目にも明らかであろう。あぁ近くにあれば通い詰めてしまうのだが。

長野市「秋山食堂」密かなふるさと


秋山食堂
場所 長野県長野市小柴見375
電話 026-228-8431
駐車場 あり
バリアフリー ◯
ジャンル 定食屋

そうでなくとも

暑くてたまらないのに、なかなか減っていかない感染者と、不安を煽り立てるだけのマスコミのあり方にイラつかされる日々を送っている。そしてブレっぱなしの上つ方には怒りよりも呆れの気持ちが増えてきて、これがいつしか諦めに変わってしまうのではないかと、ビクビクすらしている。

このところ

思うのだが、安倍首相にしても西村経済再生担当大臣(長いな)にしても、言葉ひとつひとつは決して間違ってはいない。このようにしか出来ないよな、こんな言葉しか言えないなぁ。まして史上災厄と言われる事態なのだ。ある程度のブレは仕方ねぇべ?と、思わなくもないのだが、いかんせん信憑性に欠ける、いくら間違っていなくともお前の言葉だけは信じてやれねーよ。と思ってしまうのは、やはり人望の有無に関わるというものであろう。

それにしても

片や
「盆休みは外に出るな、周りから来るな」
と言い片や
「帰省はしてもらってもよいけど大人しめに、各都道府県知事の言うこと。よく聞いて判断しなががら行くか行かないか決めてね」
と矛盾の引っ張り合いをしているが、いったいどっちなんだい?と理解に苦しむ事態ではあるが困っちゃうよね。

そうなのだ

そんな季節になってしまったのだ。
年に一度あるいは二度、長い休みに生まれ育った地でゆっくり養生する。親兄弟や地元の友人と過ごす。これを楽しみに、張り合いにしているものも多いだろう。岩手の父親から『絶対に帰るな』と言われた若者がいたが、気の毒なことだ。

私のように

故郷あるいは地元のないものには関係のないことだが。帰るところがある、そこには自分を知るものがいる、という事に羨ましさを感ずる時もあるが、あればあったで面倒なこともなくはないだろう。だが、私には密かに故郷と思っている場所がある。ここはすぐ近くだから折にふれて訪れることができる。なんて幸せなことだろう。

「秋山食堂」

15回目のレポートである。ここまでくれば故郷といって何の支障もないだろう。合理性とかけ離れたフォルムであればあるほど懐かしさを感ずる空間。ここだ、ここが私の帰る場所なのだ。

「日替定食 ホルモンみそ焼定食」680円

こちらに来たらまずチェックするべきはカウンター上の黒板であろう。そうでなくともここの大将は変幻自在なのだ。なにが出てくるかわからないことほど心湧き立つものはあるまい。今回はホルモン焼きだ。

豚もつと玉ねぎにみそをたっぷり加え、ぎゅーっと炒めあげた料理はとてもボリューミィで午後からの活力を与えてくれる。ああ、ここはまさしくオレの実家だ。

中には

「おれは実家などに帰らない」
と言い張るものもいる。世の中いろいろあって当たり前だ
「ふるさとは遠きにありて想うもの、近くばよって目にものみよ」
と大 筒井康隆も言っている。故郷があるのとないのと、どちらがよいのであろうか。

長野市「角上魚類 長野店」久しぶりのTAKE OUT-LUNCH


角上魚類 長野店
場所 長野県長野市東和田932-3 [地図はこちら]
電話 026-213-0511
ジャンル 魚屋、肉屋
バリアフリー ◯
注文方法 店舗にて
駐車場 あり

一時

大人しくなっていたかにみえたCOPID-19だったが、ここにきて再拡大期に突入したかにみえる。感染者が増えた増えたと騒いだところで、PCR検査数が増えたから、分母が大きくなれば比例するのだから安心せよ。とか、医療現場は逼迫している、いやいない。などと様々な議論が飛び交い、なにをどう信じていけばよいのかと迷いっぱなしの日々を送っている。

データ

というのは、数字の羅列、所詮単なる記号に過ぎず読み方、見え方によって姿かたちの変わるものだ。率直なところ、マスコミのあり方には疑問を抱かざるを得ない。脅かしているのか、注意喚起しているのか。スタンスを明確にしない発言は迷惑でしかない。

どのみち

このままで終わるとは誰もが思っていなかったのだ。第二波が来たと思って確かな行動をする、という事が肝心ではないか。人の話に耳を傾け、誰もが理解できるように説明をして、みながみな感染しないよう、感染させないよう努力をする、誰が悪いのではない。感染してしまったらよそごとではなく、みなで治すのだ。そういう事ではないのか。どうも根本のところでズレてしまっているように感じられてならない。

「角上魚類 長野店」

4月、5月のお弁当月間以来懇意にさせていただいている店だ。久しぶりに当時(というほど前でもないが)を思い出してやってきた。演習というわけではないが、7月あたまに改装工事を行い、感染対策および精肉店まで併設した店舗に生まれ変わり使い勝手も商品も充実したからじつによい。そして、なにが嬉しいといって惣菜・弁当コーナーが充実したことだ。これは嬉しい。天丼、フライ丼、うな丼などが並ぶ中、焼き魚弁当が2種用意されている。

これの数がもっとも多いところを見ると、メイン商品である事がわかる。ひとつは焼き鮭、もうひとつがこちらである。

「銀だら西京焼き弁当」735円

焼き魚にご飯、漬け物、副菜類は海老のチリソース、ひじき煮、ベビーホタテのかき揚げの3点だ。

海老チリは川海老っぽいしひじき煮はほどよい甘さでよい。そして、かき揚げはメインをはれるほどスケールだ。なにより嬉しいのは主役である銀だら西京焼き。

市販の弁当でこれほど大きくて美味い焼き魚と出会ったことがない。脂たっぷりの上甘さ控えめ。品のよさが溢れ出てくるのがみえるようだ。

きな臭くなってきたから

というわけではないが、このままであればまた再宣言などということもありえない話ではない。安倍首相は頑なに否定されているが、地方自治体のあり方とここまでギャップが出来てしまうと、どのように転ぶが知れたものではない。先のことは誰にもわからないが、準備、心構えはしておこうではないか。

飯綱町「味処 ふじよし」やたら祭り!


味処 ふじよし
場所 長野県上水内郡飯綱町牟礼2726-3 [地図はこちら]
電話 026-253-2275
ジャンル 定食・食堂
バリアフリー ◯
駐車場 あり

8月になり

ようやく梅雨が明けた。
通年よりおよそ10日ほど遅く、ここまで長引くのは13年ぶりだという。7月は3日しか晴れなかったと、外仕事の多い知人が嘆いていたが、明けたら明けたで30℃を超す陽気ときたものだ。いったいどうなっているのだ、責任者でてこい!と言ってやる先もないから諦めるしかない。だいたい季節の到来はいきなりやってくるものだ。

このところ

パンダの顔を観る機会が多い。
パンダとは小池百合子東京都知事さまであらされるわけだが決して悪口ではない、可愛らしいと言っているのだ。昔の東映アニメ「白蛇伝」に登場する、まだほとんどの日本人が肉眼で観たことのない、ほぼ想像だけでデザインされたパンダのように可愛いではないか。え?わからない?

パンダおばさん

…ではなく小池都知事は
「今年はいつもと違う夏をお過ごし下さい」
と、おっしゃられた。もちろん都民に向けての発言だが、誰にとっても重く受け止めるべき事であろう。あちらこちらへと出かけて歩いてうつすのもうつされるのも嫌だ。イベントは軒並み中止だし、わが町内会の盆踊りですら同様だ。子どもが巣立ってしまったわが家にはあまり関係のない事だが、なければないで張り合いが出てこない。

あいも変わらず

わがままばかり言っているが、唯一中止されずに開催される祭りがある。それは

「信州・いいづなやたら祭り」

やたらとは北信地区の伝統的な家庭料理だ。なす、きゅうり、ミョウガ、ぼたんこしょうなどの夏野菜と味噌漬けなどを細かく刻んで混ぜ合わせたものだ。何を加えどう刻みいかに混ぜるかはその家々により微妙に違うのは、まさしく家庭料理ど真ん中という存在だ。『やたら』切り刻むから、『やたら』飯がいくからと語源は様々らしいが、とにかく『やたら』美味いのだ。家庭料理、ソウルフードとは大して美味くないものと思っているが、やたらだけは別枠・別格だ。

このイベントは、飯綱地区にある料理店を回って、各店自慢の『やたら料理』の食べ比べよう!という趣旨のものである。やたらは家庭料理だけあってフレキシブルに応用のきくものなのだ。あるものはピザに、パンに加えたり、揚げ物の中に取り入れたりと各々の自信作を食べさせてくれるとの事だ。これで何度目の開催かは知らないが、昨年は気づくの遅かったので、満を持しての参加となる。

「味処 ふじよし」

牟礼駅あるいは飯綱町役場にほど近い場所にある食堂だ。窓が少ない外観からは、小さな店舗というイメージがあるのだが、中央部に座敷、そのほかにテーブル席、カウンター席が設けられておりなかなか規模の大きな店にみえる。2階にも座敷があるようで、近在の方々の宴会にも使われているようだ。

こちらで用意されているやたら料理は2点。今回は以下とした。

「やたら丼と手作りハンバーグセット」1050円

ケチャップとソースで調製した茶色のソースに彩られたハンバーグはとてつもなくフワフワ。箸でほろりと崩れてしまう。このソースは万能で、添え野菜に絡めてもとても美味しく食べられる。

そしてやたら丼

熱いご飯にどっかりと積載されたやたら。なす、きゅうり、ミョウガ、ぼたんこしょう、味噌漬けなどが細かく細かく刻み込まれている。ご飯は大盛り無料である。であればこそ他に選択肢があろうはずもない。超大盛りでお願いいたします。

どこにも出かけるな

といわれた私にはやたらがある。盆踊りも中止になったが、私にはやたら祭りがある。いくら暑い夏が到来しようとも、私とやたらは離れることはない。離れられないのだ。ああああ、

やたら美味いよー!

長野市「旬菜 茶々や」Go To 長野!


旬菜 茶々や
場所 長野県長野市青木島町大塚976-4 [地図はこちら]
電話 026-214-6717
ジャンル 居酒屋、定食屋
バリアフリー ◯
駐車場 あり

4連休である。

世間様から1週間おいてではあるが、4日続けての休みとなった。まことに喜ばしい、とはならないのは単に歳を取ったためであろう。とはいえ、だらだらばかりしているのはよくない。と、家人を連れて出かける事とした。といっても日帰り、いやごく近所にちょっと出る程度の「お出かけ」ではあるが、Go To 長野!としゃれ込んでみることとした。

長野県立歴史館

場所 長野県千曲市大字屋代260-6(科野の里歴史公園内)
URL https://www.npmh.net/
電話 026-274-2000

こちらの企画展はいつも刺激的なもので面白いのだ。いつぞやの「長野誕生」は長野県発祥をテーマに北信対南信いわゆる『南北問題』にまで踏み込むものであったし、「田中芳男-『虫捕御用』の明治維新」は維新の元勲たちとほぼ同年である飯田出身の生物学者 田中芳男の地味で目立ちはしないが、確実に近代日本を作り上げた男の生涯を取り上げたものだった。そして今回は

「地酒王国 信州」

米を主食とし、米を祀り、米をもって日常を形づくってきた日本人にとって米で作る酒は、単に嗜好を満たすだけのものではなく、ごく神聖なものであった。国内第2位という80もの酒蔵をもつ長野県の酒づくりとその歴史、数多の試練と現在をテーマとした企画展示だ。

信州は

酒づくりが盛んで、室町時代から酒蔵があり、明治10年代には1000を超すほどの規模であったが、時代の波、いやたび重なる「試練」に立ち向かい現代に至る。

といった酒をテーマとした信州のもうひとつの歴史がコンパクトにまとめられていた。酒を好まぬものにも、十分インパクトを与えてくれる企画だった。

これだけ

酒瓶を見れば一杯やりたくなる。というのはごく一部の方でしかない。運転もあるから飲めるわけもないのだが、せめて飲んだ気になろう、という事でお邪魔したのがこちら

「旬菜 茶々や」

青木島の居酒屋さん。魚が美味い店、ブリかはまちを毎日1本仕入れる。といっていたが最近はどうだろうか。一時期あまりに繁盛しすぎて店が回らなくなり、休業せざるを得なかったという奇跡の地でもある。昨年11月にお邪魔して以来だから8ヶ月ぶりか。昼を少しすぎているためか、客はわれわれだけであった。

「あら煮定食」1070円

以前は定番ランチ的なものがあったような気がするのだが、ラインナップを変えて少し値上げしたのか?といってもほんの少しだからあまり気にならないが。

はまちのあらを醤油、酒、みりん、砂糖で甘く甘く。目のまわり、ほほまわり、くちびるまわりのプルプル部が泣きたくなるほど美味い。

次回企画展

は「稲作とクニの誕生」との事だ。内容はあえて確認していないが、絶対に刺激的であろう。秋が楽しみでならない。

安曇野市「cafe安曇野文庫」大きな森の深き蒼


cafe安曇野文庫
場所 長野県安曇野市穂高有明7403-10 [地図はこちら]
電話 0263-83-6993
ジャンル カフェ
バリアフリー ◯
URL http://www11.plala.or.jp/okuma-dk/

松本からの帰り道

こちらにいらっしゃるお客様のところへご挨拶に行こうと思いついた。中信地区にも4組ほど、どなたも10年以上前にてがけたものだが、いまだに関係の切れていない方がいらっしゃるのだ。

行ったところで

なにがあるわけではないが、ただ気のよい方、仲のよい方と過ごす時を持てるのが楽しくてたまらないのだ。

ご不在

…と、勢い込んで赴いたものの初めの三軒はものの見事に不在。電話したらみなちょうど出たばかりとの事。
「携帯もってるんだから連絡くらいしてこいよ」
と叱られてしまった。すみません、相変わらず無計画なんです。四軒目は穂高、じつは昔からの友人宅である。今度は事前に連絡したらやはり留守。とはいえ奥さんはいるので手土産だけおいて早々に引き上げる。

19号線に

抜けて帰るか、大町廻りで帰るか決めかねたまま安曇野をふらふらする。このあたりの田園風景が好きなのだ。緑の田地の間に点在する集落は『字』という呼び方がしっくりくる。このあたりの生垣はシラカシやレッドロビンではなく櫟井の木であったりするのも変わってみえる一因だと思う。

大熊美術館

ふらふらした先で、森の中に仲良く並んだヨーロッパ風の建物がふたつ。調べてみると大熊美術館という施設で、デンマークのロイヤルコペンハーゲンという陶磁器メーカーのコレクションを展示したものであるという。ふたつというのは片や美術館、片や併設のカフェであるとのよし。これもまた出会いだ、見学していこう。

詳細は省く

…というか語る事が出来るほど知らないのだが、100年以上続くこの会社の製品は日本の古伊万里焼に影響されたという深い蒼がベースとなっている。

そう『青』ではない

何物をも包み込んでしまいそうな、深い海の底にある『蒼』という呼び方が正しい。深い蒼で絵付された食器類、とくにクリスマスプレートは、たんに『美しい』とは違う。むしろこれは『凄み』といってもよいかもしれない。

圧倒されふやけた脳を冷却せねば。カフェでひと休みしよう。

「cafe安曇野文庫」

この建物の様式はなんといったか。建築屋であるにも関わらず覚えていないというのは甚だ片手も両手も落ちているとしか言いようがない。

白と褐色で彩られた

空間は、そこにいるだけで静謐な心持ちとなる。『文庫』というだけあって多くの書物に囲まれているのもよし。

「ケーキセット」1000円

レアチーズケーキとドリップコーヒーのセットとなる。ロイヤルコペンハーゲンのクリスマスプレート、…あの深い深い蒼の上にチーズケーキの薄いベージュを見ると、1800年代北欧がリアルに目の前にあるようだ。

華美さのない

素朴な風はベルイマンの古い映画そのものだ。いや、デンマークだからドライヤーか。濃厚なチーズと柑橘の香りが素晴らしい。まさしく王道的といえる存在感だ。食器は見るものではない、使ってこそ本来の魅力を放つものだと確信した。

毎度思うことだが、美術館通いもよいが予備知識なしで当たってもきちんと感動できない。もったいない。せめてWikipediaを読んでから再訪しよう。

御代田町「岐阜屋」嗚呼、お母さんのチキンライス!


【お店のデータ】
店名:岐阜屋
場所:長野県北佐久郡御代田町御代田2770-1 [地図]
電話:0267-32-4129
営業時間:11:00〜20:00 不定休
駐車場:あり

世のオトコどもの大半はマザーコンプレックスがデフォルトなのだという。特に味つけに関しては、母親のそれから逃れられず、配偶者とのトラブルが絶えない、などという家庭がそこかしこにあるのだそうだ。

面白いことに、わたしにはまったくその気がない。その場その時の味わいをしっかり受け止めるのをテーマとしているためか?ぶっちゃけたところ、母親と同居していた時にナニ食べさせられていたのか、まるっきり忘れてしまってもいる。

「薄情もの」
と、いつぞや母親に詰られたことがある。

「鮭は甘塩以外みとめない」
と母に言ったら、うちはおばあちゃんの代から塩鮭が好きでお前たちにも塩辛いのしか食べさせたことがない。兄二人も塩鮭が好きだ!お前はなんて薄情なんだ。
……母と別居して25年が経過した。あなたの味から離れて25年。そんなもの忘れてしまったわい。まったくアホな母親である。

そんな薄情なわたしあるが、唯一忘れられない「母の味」がある。嗚呼、それはチキンライス。

わが家の土曜半ドン昼めしはニラ玉かチキンライスと決まっていた。家業が忙しく簡単に用意出来るもの、ということだったのだが、大好きなチキンライスに文句を言うはずがない。

大量の冷やご飯に大量の鶏肉(プレスハムということもあった)を投入し、大量のケチャップでべたべたに味をつける。咽頭部がいがらっぽくなるほどの酸味を楽しむのがわが家流であった。

家食だけではなく、外食でもチキンライスは人気者だったはずだが、いつの間にか見かけなくなった。近年に至りオムライス、ナポリタンスパゲティは復活したが、チキンライスは未だお隠れになったままなのが口惜しくてタマらない。
あーー!お母さんのチキンライス喰いてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

御代田町に「岐阜屋」という食堂がある。

煤だらけのフォルム、油がじっとり染みついたインテリアは、この空間だけうっかり昭和の時代からタイムスリップして来たのではないか?と、本気で思わされるようなシブいお店である。

先だって、人を介してこちらの「揚げ焼きそば」の存在を知り頂いて来た。その時の写真をチェックしていたらメニューになんと!チキンライスがあるではないか!これは行くしかない。ちょうど佐久への用事もある。いざ、チキンライスを貪りにゆくべし。

母より少し年若であろうか、シワだらけのばーさ、いやおばさんの作ってくれたチキンライスはまさにイメージ通りの品であった。


大量に投入されたぷりっぷりの鶏肉、同じく大量の玉ねぎはどこまでも甘くシャキシャキ歯ごたえが小気味よい。何より嬉しいのは乱切りされたナルトである。いかにも「嵩増し部隊」然とした存在は、まさに「お母さんのチキンライス」を象徴したものといえよう。実母のそれにもナルトはもちろん、さつま揚げやらハンペンやらたくさん入っていたものだ。

レンゲでひとすくい。
ケチャップのべたべた感が素晴らしい。今様のあっさりなど味つけではない。ケチャップは大量だから価値があるのだ、と言わんばかりの投入量である。重いのだ、咽頭部がいがらっぽくなるほど酸味が強いのだ。うまい、うますぎる。

年末に母の元へ行く予定がある。
大した用事ではない、顔を見に行く程度のことである。先ほど電話で、当日の夕食にチキンライスを作ってくれ、と依頼したら

「面倒だからイヤだ」
とのこと。あゝ、また御代田町まで食べに行かないと。

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