長野市「インド料理レストラン サンディア」インドのかわいこちゃん


インド料理レストラン サンディア
場所 長野県長野市南高田2-4-11
電話 026-219-6511
駐車場 あり

カレーが好きなのだ。

365日食べ続けたい、とまでは思わないが、3日程度の連続ならイけるかな?そんな気はある。やった事はないが。
業務用もご家庭用も、はたまたタイカレーもエスニックも好きだが、中でも本場インドのカレーがすこぶる好きなのだ。本場には行ったことがないし、おいそれと行けるような場所でもないので、なるべく本場に近い、あちらの方が切り盛りされている店に通い詰めるようになる。
とはいえ、日本の秘境 長野の街にもインドカレーの店はけっこうある。乱立とまではいかないが、それなりの数量があるし、各々特徴があるので迷うことこの上ない。今日の気分はどの店に向いているのだ?まこと優柔不断なものにとっては辛いひと時である。
ではあそこにしよう。悩みに悩んで決定したのは、長野市高田の住宅街にある

「インド料理レストラン サンディア」

日曜などはいつも大混雑の店である。安くて美味しくてボリュームあり、という事で人気があるのは当然だがそれだけではない。…スタッフの女の子が可愛らしいのだ。片言の日本語で
「ナニタベマスカ?」
「HOTハカライヨォ」
などと対応されると、ついニコニコとしてしまう。

「Aランチ」850円

2種のカレー、ナン、ライス、サラダ、ドリンクという豪華なメニューである。

食前に登場するサラダはキャベツ、コーン、キュウリにゴマドレッシングというスタンダードサラダ。飾り切りされたにんじんと大根が可愛らしい。カレーは豆とチキン。大豆のクセと刻み生姜がばっちり。チキンにはバターたっぷりで香り高い。骨つきまたは皮つきを好むのだが、対応してくれないものか。試しに頼んでみるか。双方ともに辛さは普通とした。とてつもなく大きいナンにもバターたっぷりでふんわりと甘くカレーにぴったり。ライスは日本米、小さくみえるがけっこうな量だ。チキンカレーのコクとよく合う。ナンもライスもおかわり自由というが、おかわりするものがいるのか?ドリンクはラッシーを選択。乳酸菌の甘さがほどよい。

数人いるスタッフの女の子はみな可愛らしく真面目なよい子ばかりである。中年おやじが何をいやらしい事いってるんだ?という指摘もあるかと思うが、まったくそんな事はない。もちろん若い頃なら、なんとか話ができないか、連絡先を教えてもらおう、どうにか連れ出すことができないか。などと考えたものだが、さすがに50過ぎてからは思いもよらない。邪なことはひとつもない、わが娘をみるようにやわやわと愛でているだけなのがよいのである。すっかり老境の域に達してしまった、今日この頃なのである。

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長野市「ラーメン山岡家 長野南長池店」安心の…


ラーメン山岡家 長野南長池店
場所 長野県長野市南長池292 [地図はこちら]
電話 026-274-5011

「醤油ラーメン」650円

仕事始め後、2度目の昼食は典型的豚骨醤油ラーメンを頂くことに。海苔、チャーシュー、ほうれん草、ネギにゴマというスタンダードな構成の丼である。これで極太麺だったら当たり前すぎる存在となるが、中太麺なので案外と優しげなフォルムとなる。
こちらはもともと札幌の商社が全国展開しているもので、この地に来てから10年ほどになるか。当初は油が多くて辟易としたが、現在はさほどの事はなくなったが、あれは元からの仕様だったのか、はたまたオペレートが悪く調理ミスだったのか。いずれにせよ普通に美味い存在となったから、なんの文句もない。

「ミニチャーシュー丼」330円

サイドメニューが必要なのは当然の事である。本当はギョウザと行きたいところだが、ニンニクぷんぷんで午後を過ごすわけにいくまい。いや、あれはじつによいものだが、平日は自粛しよう。という事でミニ丼系からの選択となる。
ミニチャーシュー丼、ネギマヨチャーシュー丼、玉子かけご飯の3種が用意されている。マヨネーズという気分ではないし、TKGは究極を食べたばかりなので「ミニチャーシュー丼」。小さな丼に熱々ご飯、チャーシュー3枚に甘いタレそこにネギ、ゴマがちらされている。これも飛び抜けた存在ではなく、ごく「普通に美味い」というもの。これあっての市井、安心を感じさせてくれる。といったものだ。じつによい。


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長野市「カリメーラ」“ひっそり喫茶店”のうれしいランチ


カリメーラ
場所 長野県長野市西和田433-11 [地図はこちら]
電話 026-244-7300
営業時間 9:30~22:00
休日 第2・第4木曜日
駐車場 あり

喫茶店に、出くわさなくなった。いや、
「コーヒーを飲みながらひと休みする」
という場所ならいくらでもある。しかし、スタバやタリーズではなく、いわゆる昔ながらの『喫茶店』が少なくなってしまったのは本当に寂しいことではないかとつくづく思うのだ。

ここでいう『喫茶店』とは、先にあげた『誰でも入れる空間』ではない。ひっそり裏通りにあって、誰にも見つからず静かに1人、コーヒー飲んだりタバコ吸ったり、ご飯食べたり、あるいは漫画読んだり何時間もぼーっとする場の事である。

昔はそこここにあったものだ。
振り向くとKEY COEFEEやらUCCのロゴ入り看板があり、ではひと休みしていくか、メシ喰っていくかなどとやっていたものだ。『もやもやさまぁ〜ず』の終盤のような感じ、という分かってくれる方もいると思う。

絶滅したわけではない。
長野市内でもあそことあそことあそこ、などと数件あげる事はできる。ただ、昔ながらの使い方のされている店はあるのだろうか。ぶっちゃけて言わせて貰えば、今どきの高校生はどこでタバコを吸っているのか。

未成年の喫煙を奨励しようということではない。あくまで昔の話、自分の若いころのことを例に出したまでである。10才代後半、背伸びしたい盛りの子供たちが、親にも教師にも知られずにいられる空間が今でもあるのだろうか。という事を言っている。

きっとあるのだろう。形式が変わっただけ、私が知らないだけで。どんなところか見てみたい気もするがそこは彼らの空間だから汚れたオヤジが覗く事は遠慮しておこう。では身近にある、イメージに近い『喫茶店』に行ってみよう。

『カリメーラ』

長野市西和田の陸運局斜向かいにあるこちらは、国道沿いにあるのだが道路と店の間に植え込みや駐車場があるため、中が伺えずどことなく『裏通りのひっそり』感があり、ドライバーたちでいつも混雑している。

最近では定食屋として定着してしまった感があるこちらを『喫茶店』と言い切るのには、少し抵抗があるかもしれない。しかし、カウンターに『コーヒー粉入りの灰皿』があるだけで、十分その資格があると申し上げよう。さて、何を食べようか。

申し上げたように、こちらはほとんど『定食屋』として機能している。カレー、ハンバーグはもとより『海老フライとナポリタン』『ビーフ・チキン・海老フライコンボ』なる魅力的なメニューもある。こうなると目移りしてならない。さぁ、何がよいのだ、何を食べれば喜ばれるのか。

うな重 サラダ・味噌汁付』880円

本日のおすすめメニューである。『牛ステーキ』にも『マーボ豆腐ラーメン』にも惹かれたのだが、ここはやはりうなぎの魅力に勝てるものはなかなかいないだろう。きちんと重箱に入っているのも好感度が高い。

シラスウナギの不漁でうなぎの値段が高騰して始めて何年になるだろう。本寸法の鰻屋など自費ではとても行けなくなってしまった。という事でこのところ、うなぎといえばすき家の『うな牛』となってしまったが、この場で再会できるとは嬉しくてならない。

出自はよく分からない。無論、国産ということはないだろうが。とはいえ、かなり立派なうなぎである。厚みも十分、ぽってりとした舌ざわりもよし。脂ののり具合は今ひとつだが、880円でここまで食べさせてくれるのだから、文句など言う筋はない。

思わぬ場所で思わぬものを頂いてしまった。本当は『喫茶店メシ』っぽいものを食べる予定だったのだが、これはこれで結構、じつに楽しいランチであった。


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山賊焼、じいちゃんばあちゃんお孫ちゃんのいるお店 塩尻市「正和食堂」


【お店のデータ】
正和食堂
場所 長野県塩尻市大門七番町13-28 正和コーポ 1F [地図はこちら]
電話 0263-52-1242
営業時間 12:00~14:00、17:00~21:00
駐車場 あり(5台)

辰野町まで道行きである。
無論、仕事である。時間にゆとりがあった上に、お客様より『少し遅くしてくれ』との連絡があったので、ゆっくり下道で行くことにした。もともと、スピードを上げる方ではない。ゆったり風景を眺め、美味しいものを食べながら行こう。

『山賊焼』

なる面妖な食べ物を知ったのは松本に移り住んでからだった。鶏肉に下味をつけ片栗粉をまぶして揚げる。
『鶏を揚げる=取り上げる=山賊』
からとられた、あるいは塩尻にある『山賊』という居酒屋が発祥だからと、諸説あるようだが、地域の皆に愛され、今や松本塩尻地域のB級グルメとして知らぬものはないほどの存在になった。

せっかくだから昼は山賊焼としよう。
様々な調査を行い、いくつかの店がピックアップされたが、ここはやはり初訪問を優先すべきであろう。ということで今回は塩尻市にあるこちら

『正和食堂』

以前から名のみ知っていたが、北信住みゆえになかなか来ることが出来なかった店だ。塩尻駅近の住宅街の真ん中にひっそりと建っている。経験上、このような店に間違いがあったことはない。

六畳ほどの小上がり二つとカウンター席の小さな店内。
ご主人と奥様お二人で切り盛りされているようで、ガラス仕切りの向こうで忙しそうに働いている。どこに座るかな、と見回していたら小学生くらいの可愛らしい女の子がひょいと現れ「何名様ですか?」

1人である旨を伝えると、カウンター席に通される。
お孫さんだろうか。後片付けや水を出したりと健気に働いている。ロリコンの気は全くないが、一所懸命の子どもを見るとホロりとさせられる。あゝオレも「はじめてのおつかい」で涙する歳になったか。

「山賊焼定食 大」1180円
糖質制限中のためご飯は小盛りでの注文とする。だったら単品を注文せよ、と思わなくもないのだがそこはそれ、定食のフォルムを確認しておかないと気が済まないのだ。それにしても大変な迫力である。特に骨つきタイプが尋常ではない。

骨つきタイプの隣には、胸肉であろうか、骨なしのものがふたつ、可愛らしく鎮座している。揚げたてあつあつでうっかりすると、肉汁が零れ落ちそうになるほどジューシーだ。向こう側につけあわせのナポリタンがレタスの山とともにひっそりと、しっかりと山賊どもを支えている。

小鉢もの
『冷奴』と『白菜の漬物』

冷奴には味がついてますという。白出汁でうっすらとした味わいが珍しく、品が良い。白菜もしっとりと美味い。自家製であろうか、さくりとした歯ごたえと、薄味なのもよい。豪快なメインのサポートに徹した存在だ。

みそ汁はエノキと白菜。

定食屋のみそ汁は煮詰まり気味が『らしく』てよいと確信する。大量に作り長い時間温め続けるから、どうしてもこうなってしまう。あまりよろしい所作とは言えないが、流行っている定食屋なら許す。こちらも同様だ。みその香りのとんだ、少し塩辛いくらいの味わい、しかしこれだからよい。これでなければならない。

調味料として洋がらしとごま塩が装備されている。

下味がついているので不要の気がするが、双方ともに揚げ物との相性は否定出来る筈もない。したがって喜んで使わせて頂く。塩が美味い、ごま塩というのが泣かせる。『ごまかす』は『胡麻化す』なのだ。何でも美味くなってしまう。

いつも通り、ご飯を盛大に残して終了。清算の際にお尋ねしたらやはりお孫さんとのことだ。学校が休みの時に手伝ってくれているという。かわいらしいお手伝いさんがいて、おじいちゃんおばあちゃんは助かりますね。とお話したら、『ようやく使えるようになったんだよー』と言いながらも、満更でもなさそうな笑顔を浮かべた奥様がとても印象的だった。

長野市「やきにく屋さん HABUKIYA」“ボリュームランチ”と鈴木その子


【お店のデータ】
やきにく屋さん HABUKIYA
場所 長野県長野市川中島町御厨2414-1  [地図はこちら]
電話 026-214-6928
営業時間 11:30~15:00、17:30~22:30(L.O)日曜営業
定休日 月曜日
駐車場 あり

ダイエットと鈴木その子

ダイエットとひと口に言っても様々な方法がある。最も有効なのは摂食あるいは運動だと思うのだが、中にはリンゴだけ食べる、バナナだけ食べると痩せる。水だけ、コーヒーだけ飲んでいれば○Kgいけると種々様々、百花繚乱と言えるほど種類がある。
今まで出会った中で最も面白かったのはやはり鈴木その子であろう。料理・美容研究家としての晩年、テレビに出てその異様な白面美で世間を騒がせていたのを覚えている方も多いのではないか。「笑っていいとも」に出ていた頃はすごかったなぁ。鬼気迫るとはまさにこのことである。
彼女を有名にしたのは『やせたい人は食べなさい』(1980年)のベストセラーであろう。絶食・節食法ではなく、いろいろ食べながら痩せられる!ご飯食べても大丈夫!という先駆的な存在だった。

あの書はずいぶん評判になった。好きなだけ食べてよい、というのだから。とはいえ中味には??がたくさんついてくる不思議な内容だった。とりあえず何でも食べていいよ。というのはよく分かる。過剰な絶食は体調を崩してしまうだけなのである。

トンデモ本

問題はここから先だ。
もちろん肉も食べてよい。ただし、調理の際は一晩水に浸けておけ、という。旨味はそのまま、脂肪分が溶け出して最適なダイエット食になるというのが彼女の主張であった。さすがはベストセラー、通常とは違った発想である。
んなアホな。茹でる、というならまだしも肉の脂肪が水に溶ける?そんなことがあるわけがない。とそこで読むのをやめてしまった。いわゆる『トンデモ本』の嚆矢ともいえる存在だと思う。なにゆえそこまで詳しいかというと、母親がこの書を一所懸命読んでいたからである。まったく軽薄な母親だ。恥ずかしい。
もっとも、その軽薄さ加減を一番受け継いだのは私なのだから気をつけねばなるまい。
しかしながら近年になって糖質と血糖値の相関性が確認されてからというもの、炭水化物=糖質の摂取をある程度気をつけていればそこそこのダイエットにはなる、というのが主流となった。ご飯をごく少量に、または食べすぎなければ焼肉だって大丈夫。やせたい人は食べなさい、ということは現代において実現したのだ。

「焼肉屋さん ハブキヤ」

ではひとり焼肉としよう。相変わらず前置きが長くて恐縮だが、気にしないでほしい。こちらはいろいろハブいてコストダウン。その分を価格に反映するといってずいぶんと安く食べさせてくれる。土曜日・日曜日でもランチタイムのある素晴らしい店なのである。

「ボリュームランチ」1,000円

鶏豚牛揃って全350g、サラダバー付というすごい内容だ。

鶏のみはタレ焼きのみ、豚牛は塩とタレどちらかを選択できるので塩を。もともと好きなのだ。ダイエットのためだけではない。あらかじめ申し上げておく。
豚はSPF、鶏牛の品種は失念したがどれも柔らかくあっさりしていて品がよい。
よい肉を扱う店は出来るだけ焼くな、というが、こちらのマスターも同様である。焼きすぎるなという。左から右へとドライブスルーのように動かしながら、白くなったら焼き上がりという。早く焼けるので食べ放題向きだよ、とも言われた。

どんどんと焼きあがる肉ども

どんどん焼き上がるのでどんどん頂く。
ちなみにサラダバー・スープバー付である。マスターにほとんど焼いてもらって(他のお客様が少なかったのもあるが)上に1,000円ポッキリ。あまりに申し訳ないのでドリンクバーも注文。それでもプラス140円は安すぎる。
つけだれも試してくれ、とのことで二種類。信州りんごを用いたものと、何かのたれである。詳細は失念。これは美味かった。何者にも得難い店である。また来よう。ダイエットのためにも通い詰めなければならない。

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長野市「牛若」ステーキ、その悠々たる多幸感について


【お店のデータ】
牛若
場所:長野県長野市篠ノ井会54-3 [地図はこちら]
電話:026-293-8929
営業時間:《ランチタイム》11:30~13:30(L.O)《ディナータイム》17:00~22:00(L.O.21:30)土日祝日もランチ営業
定休日:火曜日

きのう何食べた?」なる漫画をご存知だろうか。
映画化された「大奥」などを著した、よしながふみの作品である。コミックモーニング誌に月一回連載という、じつに悠々たる姿勢で描かれている。

『悠々たる』とは言ったが、内容はというと中年のゲイカップル、几帳面で内向的な弁護士と人当たりのよい開けっぴろげな美容師。まったく正反対な二人がの生活を淡々と描いただけのものである。
派手なストーリー展開はほぼない。しかし二人の仕事や、彼らを巡る人間模様、あるいはゲイに関する諸事情、カミングアウトの是非、両親や兄弟姉妹、職場との向き合い方などシビアな問題はきちんと扱われる。
そして何より重要なのが、主人公の調理シーン。毎回かなりのページを費やして語られるのは、ほとんどレシピ本同然に詳細に描写し尽くされ、かつ各回のストーリーに密接に関わっている。

二人がステーキを食べる、という回がある。
何話目のことかは失念したが、到来物の高級牛肉を苦労しながら、胃もたれしつつも『肉を喰らう多幸感』に浸り切るというお話である。

われわれの子どものころと違い、近年では冷凍技術は発達し、関税が緩和されたりもしているので、輸入状況がよくなっているから、牛肉もずいぶん安くなった。とはいえ、ステーキともなればどことなく「高級」というイメージが払拭出来ないのは貧乏育ちだからか。

昔、新宿二幸(現スタジオALTA)裏にあった小さな洋食屋の店先にあったショーケース。その中に陳列されていたロウ細工のステーキ。楕円の銀皿の上に埃むしながらゴロリと鎮座しているディスプレイモデルの脇には、「ステーキ2000円」の文字。40年前の2000円がどれほどの価値があったかは分からないが、けっこうな高額商品であったことは間違いないだろう。そんなわけだから、ステーキ食べて多幸感に浸るのは中年ゲイカップルだけではないのだ。

そんなわけで今回はステーキである。本当は巨大な鉄板を前にして、というのをいきたいがそんなものが食べられる訳がない。しかし1,000円未満でステーキを食べられると聞き、篠ノ井までいってきた。

「焼肉 牛若」

篠ノ井駅にほど近い旧18号線沿いの小さな焼肉店である。壁面に「牛若」と大書されてはいるが、開口部の少ない外観は、昔ながらの焼肉屋という風情がして好感が持てる。
店先にはランチメニューがぶっきらぼうに掲示されている。この素っ気なさがかえって期待感を高めてくれるのだ。
ランチメニューは
焼肉定食
ステーキ定食
の二種だが、注文はもちろん一択である。

「ステーキ定食」980円

ドリンク(コーヒー・コーラ・カルピス・ウーロン茶・ジンジャーエール・メロンソーダ)
オーストラリア産チルド牛肉150g(特製ソース付)
新潟産コシヒカリ・特製コーンスープ・野菜サラダ

刮目して見よ!この威風堂々たる陣容を。鉄板の上でパチパチと、小気味好い音を立てている肉塊を!生野菜サラダの楚々とした姿を!コーンスープの見るからに滑らかな素肌を!などと、勇ましく語りたくなるようなステキなフォルムである。

肉はやや硬め、ウェルダンというくらいだ。塩コショウは少なめで、ソースで食べると丁度よい作りとなっている。あるいは卓上の天然塩を少し用いるとよいだろう。
ガシガシとナイフ、フォークを繰るのは多幸感を増幅してくれるようで、楽しいのではあるが、正直いうと疲れる。誰か切ってくれないか。高校の同級生Sくんのナイフ使いは一流で、面倒くさがりの私はよく切ってもらっていたものだ。邪道中の邪道なのはよく分かっているが、楽して美味しいのが一番である。あゝSくんがこの場にいてくれればいいのに。


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長野市「アルテリア・ベーカリー長野店」メロンパンなひと時


【お店のデータ】
アルテリア・ベーカリー長野店
場所 長野県長野市長野東後町2 [地図はこちら]
電話 026-217-2655

メロンパンのおやつである。
こちらのオープンはいつだったか。すでに権堂の名店と認知され、行列が絶えたことがない。とはいえ、昼過ぎの中央通りはさすがに並んではいない。

『メロンパンアイス カフェセット』500円

例の「500円でなっちょ」を使い、冷たいデザートという訳である。名物であるメロンパンにバニラアイスを挟み込んだものと、250円までのパイ、200円までのドリンクを選択できるという

メロンパンは、クッキー生地のサクサクとした歯ごたえと、もちもちの内部のコントラストがとても楽しく、抑制された甘味もよろしい。そこにバニラアイスが挟まれたとあれば、美味しくないわけがない。

冷たいバニラアイスが、少しずつ溶け出し生地に染み込んでいくと、双方の旨味と、舌ざわりがほどよく合わさる。これは絶品だ。しかし、これひとつでかなりの大きさとなり、お腹いっぱいになってしまう。


コーヒーの苦味と暖かさが口中を塩梅よい風にしてくれる。もう一つはカレーパンとしたが食べ切れないのでお土産に、こちらもほどよく辛く美味しかった。

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長野市「COLORFUL」若者たちの…


【お店のデータ】
COLORFUL
場所 長野県長野市南千歳1-16-14 [地図はこちら]
電話 026-219-2144
営業時間 11:00~17:00(LO PM17:00)17:00~23:00(LO PM22:30)
定休日 月曜日

若者」とは何歳くらいまで呼んでよいのだろうか?10代まで?いや20歳まで、いやいや今どきは精神年齢ひくいから30まではよいのではないか?

……このオヤジはいったいナニを言いたいのか?別に気にすることなどない。など思わなくもないのであるが、「若者」でなくなってから幾星霜、心身ともに汚れてしまった身としては、彼らが眩しくて仕方がない。寒い寒いと言いながらも▲20℃の環境下でスキースノボに昂じられる彼ら素晴らしい。今日は海水浴、明日はディズニーランド明後日は、などと2日も3日も寝ずに遊んでいられる彼らが羨ましくてならない。

戻ってみたい
と思っているわけではない。現在だってそれなりに面白いことはある。「若者」には出来ないこともある。
あゝ、オレもあんな時代があったのか?いやまぁあったのだが、何十年も前のことすっからかんに忘れてしまった。
ということなのだ。汚れたオヤジは元には戻らないが、汚れっぱなしは話にならない。少しは細胞を活性化させないと長生きできない。

そんなバカなことを半ば本気で考えながら選んだ店がこちらである。

COLORFUL

長野の「若者」といえばアゲインあるいはC-1じゃないの?と言う向きもあるかもしれないが、対象年齢が低すぎて、50オヤジは入っただけで空中浮揚したような気分となってしまう。だからCOLORFULくらいがちょうどいいのだ。

広くガランとした室内に高い天井、通りに面した側の大ガラスからは、方位のせいか柔らかな日が差しこむ。健康的でじつに若々しい空間である。シーズンともなればJ3長野パルセイロのパブリックビューイングが行われるという大きな白い壁面に圧倒されつつ頂いたのが

『カレーLUNCH+カラフルセット』
6種のカレーとご飯が食べ放題。そこにサラダバー、ドリンクバー、スープバーが装備される。

6種のカレーとは
◯スパイシーカレー 香辛料たっぷりの本格的なカレー(豚肉、玉ねぎ)
◯ビーフカレー かくし味はデミグラスソース☆(牛肉、玉ねぎ、さといも)
◯チキンカレー (たぶん、説明なし)
◯ハヤシライス トマトとデミグラスソースたっぷり!(豚肉、玉ねぎ)
◯レッドカレー 赤唐辛子のペーストをベースにココナッツミルクと沢山の具材のタイ国カレー(とり肉、キノコ、たけのこ)
◯グリーンカレー ココナッツミルクがたっぷり入ったタイ風カレー(たけのこ、とり肉、アサリ、ナス)

ご飯をうまく盛りつけ、6種すべてを一つ盛りにするのがオシャレなのだと言う。

『カラフル盛り』

とも言うのだそうだ。不器用なオヤジの盛りつけはオシャレとはほど遠くなってしまったが、
#カラフル盛り
というハッシュタグをつけてSNSに投稿すると、デザートが貰えるというので、つい頑張ってしまう。結果、バニラアイスをGET。よかったよかった。

カレーには失敗がないという。肉野菜を煮込み
、ルーを加えれば完了である。逆を返せば、個性の出しづらい料理でもあるのだ。
その点、こちらはじつにうまく個性を作り込んでいる。スパイシーカレーは苦味を加え、ビーフカレーは和風っぽい感じ。チキンカレー、ハヤシライスはコクのある濃厚な仕上がり。一番気に入ったのはタイ風カレー2種。とくにレッドカレーは辛くてとても美味かった。

葉物野菜が高い昨今、サラダバーといえばレタスたっぷり盛りつけてしまうのがビンボー性をいやますようでイヤなのだが、こればかりは仕方ない。

スープバーはコーンスープとキノコとかアサリのスープ。後者をいただいたがアサリ出汁たっぷりで濃厚で。
ドリンクバーはリンゴ、グレープフルーツ、紅茶、ウーロン茶など。

久しぶりにシャレオツな空間でシャレオツなランチを頂いた。時間帯が少しズレていたせいか、あまり若者の姿を見かけなかった。次回はもっと早く来ることにしよう。

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長野市「乙妻」19年のおつきあい


【お店のデータ】
乙妻
場所 長野県長野市高田338 [地図はこちら]
電話 026-226-4240
営業時間 11:30~14:30、18:00~22:00
定休日 日曜日

移住

長野県に移住して今年で20年になる。
時の流れに疲れ果て、というほどでもなかったのだが、東京でいろいろあったのは確かである。バブルも終り、狂騒やんでヤレヤレと思ったのもつかの間、勤務先が一気に傾きはじめ、困り果てたが逆にこれを幸いとして、いっそのこと長野へ行こう。嫁さんの実家も心配だし、環境の良い場所で子育てするのがよいだろう。そんなこんなで引っ越して来たのが1998年6月のことである。
転職先で最初に配属されたのは松本だった。

排気ガスだらけの東京と違い、澄み切った大気と清麗な水。水が「うまい」と感じたのはこの時が初めてだった。
窓を開け放っていたら、寒くて起きてしまった6月の朝。どうも顔面がぴりぴり痛くて仕方ない。よぉく観察したら紫外線が強く日焼けしたのが原因だった。冬もすごかった。「痛い」としか感じられない寒さ。街中でダイヤモンドダストを見た時の驚愕。
安曇野の山々はどこまでも深く、昼間でも野生動物たちサル、キジ、カモシカを目撃する、イノシシと出くわした時は感動してつい近寄ってしまい、同行の先輩に怒られた。初めて過ごす地方の生活は、東京でのほほん育ったお坊ちゃん(という歳でもなかったが)の予想を遥かに超えるものだった。

そして長野へ

翌年長野市へ転勤。
「めくるめく」体験をもたらしてくれた松本とは、正直別れ難かったが、会社から「行け」と言われては致し方ない。それにもともと来たかった地であるのだから、嫌も応もない。
長野市に来て最初の確認事項は本屋と図書館、そして定食屋の在り処だったのが「らしいところ」と言えよう。双方ともになければ死んでしまう。とはいえ、本屋も図書館もちょいと探すだけでなんとかなる。問題は定食屋だ。
「端から試していけばいつかは」
という手法もなくはないが、それではあまりに非効率すぎる。ここはひとつ口コミを利用するべきであろう。同僚のMくんに、うまくて盛りよくそこそこ安い定食屋を。と尋ねたら教えてくれたのがこの店である。

「乙妻」

おとづま
と読む。今昔物語を思わせるような響きで少々驚いたものだ。こちらはとにかくすごい。大皿にてんこ盛りの惣菜、ドンと鎮座する丼メシ、油揚げと麩、もやしのみそ汁はいつも変わらない安定感をもたらしてくれる。

大盛り!

などとコールしようものならとんでもないことに発展する。定食ものはあの丼メシが二つどん!どん!カツ丼天丼などは蓋が閉まらないほどの大ボリューム。
オムライスは真円のマクラである。よほどの食欲と覚悟をもってして挑むがよいだろう。幾度となく後悔したものが言うのだから間違いない。

こちらのお気に入りはデカい丼に並々と盛られている「豚汁定食」、あるいはもつ煮の汁気をとばし、炒めなおした「もつ焼き定食」。比較的新メニューであるところの「豆腐チゲ定食」なのだが、では最初に食べたものは何であったか。

「焼肉定食」

おそらくこれであろう。
豚こま肉と玉ねぎを甘辛いタレで炒め、千切りレタスと共にドサっと盛られた豪快な一品。
「見ただけでお腹いっぱいに」
と言い放ったのはわが家内であった。
こんなことを考えていると、やはりどうしても食べたくなる。致し方ない、これは行くしかないであろう。乙妻、焼肉とは切っても切れない関係なのだ。
到着したのは12:00少し前だったが、そこそこな入りである。着席するなりお冷やと注文取り。
「焼肉定食!」
のコールの後5分ほどで出てくる。スタッフの機敏さと正確性は見事なものた。これぞ人気店の所以と言えよう。

大皿の…

直結30cmほどの大皿一面に薄く敷かれた千切りレタス、そして強烈な色合いと、猛烈に美味そうな香りを放つ肉!肉!肉!
なにが美味いといって、千切りレタスとともに食すのがもっとも美味いであろう。少々火を入れすぎて、甘たるいタレが焦げくさい臭気を放っている時もあるが、男のコは気にしない。額に汗を浮かべ、唇の周りを油だらけにしながら「かきこむ」のだ。美味い!

ランチはゆっくり楚々として

というあり方は否定しない。あって然るべき、とも思う。しかしながらかきこんでこそのランチ、ガッツいてこそのランチでもあるのだ。ガツガツと食べてこそ午後の戦いに挑むことが出来るのだ。

「乙妻」と出会って19年。これまでありがとうございました。そして、これからもよろしくお願い申し上げます。

【追伸】
そういえば、乙妻の名前の由来を聞いたことがない。今さら改まって聞くのも恥ずかしい。誰かご存知の方がいればご教示されたし。


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