店名 OBUSE花屋
場所 長野県上高井郡小布施町大字中松506-1 フローラルガーデンおぶせ [地図はこちら]
電話 026-247-1187
ジャンル カフェ
バリアフリー ◯
駐車場 あり
男はみな
おしなべてマザーコンプレックスなのだそうだ。ほんまけ?と疑問を持ちはするが、まぁそんなものであろう、と思わなくもない。たしかに父(すでに故人だが)と母のどちらが話しやすいかといえば、明らかに後者だったし、接する時間も圧倒的に母と過ごすことが多かった。そのようなスタンスに立てば、私も十分マザコンの部類であろう。
もちろん
実母も嫌いではない(面倒ではある)、そばにいたくないわけでもない(うるせーが)から文句はないが、彼女よりも彼女の姉、伯母に対する感情の方が、確実にマザーコンプレックスといって支障のないレベルにいる。あぁそうだよおれはマザコンだよ。
父も母も家業が忙しく、新しく生まれた三男坊にかまける時間がなく、…というほどではなかったと思うが、それをよいことに当時仕事を辞めていた伯母が私を手元に引き取り、3歳くらいまで面倒をみていた。その頃は伯母の方を母親と認識していたと思う。うっすらとした記憶でしかないがそんな感じであった。
伯母は母親と違い、基本パン食のひとであったから、食卓の、とくに朝食の風景が違っていて面白かった。だいたい、わが家にバターナイフなどというものがあったのか。トースターはあったが、あれは餅を焼くものだと思っていた。
そして
伯母がたまぁに作ってくれるもの、フレンチトーストなるものは、わが家には確実になかった文化であった。
「OBUSE花屋」
小布施屋とは
よく耳にする名だが、調べてみたら小布施町振興公社のオリジナルブランドの総称なのだ、とは今回初めて知ったことだ。町で収穫された農産物や生果、野菜の生産・加工・販売を取り仕切っているのだとか。さすが観光町やる事が素晴らしい。フローラルガーデンおぶせは小布施屋の一施設らしく、四季折々の花を鑑賞できる言わば花公園とでも言うべき存在だ。
その一画にあるカフェに美味しいフレンチトーストがある、と聞いたのは数ヶ月前のこと。その名をきくとなんとなくいても経ってもいられなくなるのだが、生憎なことシーズン真っ盛り、さなぎだに人が多い場所なのだ。もう少しおさまってから来よう、と様子を見ていたら今の時期になってしまったというわけだ。
平日昼過ぎにお邪魔したのだが、それでも人出が多い。満杯とまではいかないが、おじいちゃんおばあちゃんを乗せた観光バスが到着するのはなかなか壮観でもある。
ご年配の方をすり抜けてカフェに到着。スタッフさんから店内にもテラスにも席がある、ときいてテラスを選択。ぽかぽかと暖かい日であったから庭を愛でながらのティータイムもよいだろう。
「フレンチトースト ドリンクセット」750円
まずはセットドリンクはオブセ牛乳を選択。せっかく小布施にいるのだから。
季節の果物と生クリーム、そしてエディブルフラワーをあしらったフレンチトーストはふわふわしてよろしい。
甘味はクリームでとるようになっている。追いメイプルシロップはほどほど味変、というよりも品が加算されるよう。これはとてもよろしい。濃厚なオブセ牛乳とのコラボレーションもよし。
伯母の
フレンチトーストとちょっと違うな、と思っていたらこれはバケットを使っているのだな。別に食パンを使った伯母のそれをそのまま求めているわけではないが、なんとなく比較してしまう私は確実にマザコン親父なのだろうな。
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