店名 麺匠 URAN
場所 長野県長野市鶴賀権堂町2372-1
電話 026-217-2226
ジャンル ラーメン屋
バリアフリー ◯
駐車場 なし
食べたもの 「溜まり醤油中華そば チャーシュー増し」1000円、「ミニ明太丼」310円
火曜水曜日が休みとなる
…のだが、このところ、休みではあるが用事が重なったりして出かけることが多くなかなか自由にならない。もっとも自由になったところで自宅でゴロゴロするか映画を観に行くかでしかないが。
という事で
この日は映画を観に行くこととする。自宅での用事がないわけではない。草だらけの庭をなんとかせねばならぬと、作業服を着て雑草取りを始めたはよいが、折悪しく雨が降ってきた。しめしめ、…ではないこれは作業にならぬと取りやめてそそくさ外へ出る。いつもの通り「何を観にいく」ではなく「この時間で上映している作品」を観に行くのだ。
7月19日以来の
権堂は平日であるに関わらずけっこうな人出だ。といっても買い物客などではなく、通り抜ける方が多いようだが。いつもの駐車場からは精算機と看板が取り外されている。あれれ?地上げが完了して開発が始まるのか。ここは場所もよし、面積もそこそこあるので、けっこうな規模のマンションが建つからなぁ。
ロキシーで
観た映画はドキュメンタリー。というか、あるフィクショナルな設定をもつ記録映画だ。老人問題を扱った作品だが、虚像と実像が交わり、時に入り乱れるという面白い構成。この人たちはどこまで本当なのだろうか。主人公のおじいちゃんのユーモラスな姿がとても楽しい。
終了とともに
外に出れば11:45で少し早いが昼食とする。次の上映(そうだ、本日は2本観てしまうのだ)までいくらもないのであまり離れたくはないのだ。先ほど横の小道で新しく出来たらしいラーメン店を見つけたのでそこにしよう。
「麺匠 URAN」
今年の5月末にオープンしたばかりという。少し前までは居酒屋さんだったところ。URANとはウラニウムuraniumを指すのか、はたまたアトムの妹を指すのかは訊きそびれてしまった。メニューはシンプルで
・醤油豚骨ラーメン
・中華そば
・溜まり醤油中華そば
・魚介醤油つけめん
・魚介溜まり醤油つけめん
の5種であり、つけめん以外は煮玉子入りもしくはチャーシュー増しがある。
理由はとくにないが
本日はつけめんという感じではない。醤油豚骨はともかく、中華そばと溜まり醤油中華そばの違いはなんだ。溜まりというくらいだから西の国にあるあの甘い濃厚な醤油を用いているのであろう。ではこちらを試してみよう。
「溜まり醤油中華そば チャーシュー増し」1070円
富山ブラックほどではないが、濃度の高い黒いスープ上のほぼ8割はチャーシューと刻み玉ねぎで覆い尽くされている。そして傍らにはほうれん草、細切りされたメンマに板海苔一枚。
チャーシューは
トロトロというよりほろほろで箸で持つとすぐにほぐれてしまうほどだ。スープとともに食べると旨味が増すタイプ。長ネギではなく玉ねぎであるところがニクいところ。生だから当然辛味が強いのだが、スープで加熱される時間が経てば経つほど甘味が増してくるのと、歯ごたえもシャキシャキからとろとろに変化してくるのが楽しくてならない。
メンマは
儚くみえるがコリコリの歯ごたえでなかなかの個性派といえる。
ほうれん草と板海苔は
常にそこにいて欲しい、丼全体に安定感を与えてくれる存在だ。
色味からして
塩辛いのかと思われたスープはさほどでもなく、そのかわり煮干しの香りがキリリと締めてくれている。そして中太の1ランク下くらいの麺はツルツルのストレート。潔くて素晴らしい。
「ミニ明太丼」310円
ご飯の上に明太子と刻み海苔というスーパーシンプルサイドメニュー。ピリ辛がとてつもなく美味い。
とはいえこれだけではつまらない
明太子でご飯を半分頂き、白飯だけにしたところでラーメンスープを掛け回し、雑炊で締めとする。玉ねぎやメンマやらの具材を残しておいたので、とても豊穣な存在感を発してくれる。
豊かな昼食
が済めばこの日2度目の映画鑑賞に至る。さぁ次はどんな作品であろうか、とても楽しみだ。
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