安曇野市「cafe安曇野文庫」大きな森の深き蒼


cafe安曇野文庫
場所 長野県安曇野市穂高有明7403-10 [地図はこちら]
電話 0263-83-6993
ジャンル カフェ
バリアフリー ◯
URL http://www11.plala.or.jp/okuma-dk/

松本からの帰り道

こちらにいらっしゃるお客様のところへご挨拶に行こうと思いついた。中信地区にも4組ほど、どなたも10年以上前にてがけたものだが、いまだに関係の切れていない方がいらっしゃるのだ。

行ったところで

なにがあるわけではないが、ただ気のよい方、仲のよい方と過ごす時を持てるのが楽しくてたまらないのだ。

ご不在

…と、勢い込んで赴いたものの初めの三軒はものの見事に不在。電話したらみなちょうど出たばかりとの事。
「携帯もってるんだから連絡くらいしてこいよ」
と叱られてしまった。すみません、相変わらず無計画なんです。四軒目は穂高、じつは昔からの友人宅である。今度は事前に連絡したらやはり留守。とはいえ奥さんはいるので手土産だけおいて早々に引き上げる。

19号線に

抜けて帰るか、大町廻りで帰るか決めかねたまま安曇野をふらふらする。このあたりの田園風景が好きなのだ。緑の田地の間に点在する集落は『字』という呼び方がしっくりくる。このあたりの生垣はシラカシやレッドロビンではなく櫟井の木であったりするのも変わってみえる一因だと思う。

大熊美術館

ふらふらした先で、森の中に仲良く並んだヨーロッパ風の建物がふたつ。調べてみると大熊美術館という施設で、デンマークのロイヤルコペンハーゲンという陶磁器メーカーのコレクションを展示したものであるという。ふたつというのは片や美術館、片や併設のカフェであるとのよし。これもまた出会いだ、見学していこう。

詳細は省く

…というか語る事が出来るほど知らないのだが、100年以上続くこの会社の製品は日本の古伊万里焼に影響されたという深い蒼がベースとなっている。

そう『青』ではない

何物をも包み込んでしまいそうな、深い海の底にある『蒼』という呼び方が正しい。深い蒼で絵付された食器類、とくにクリスマスプレートは、たんに『美しい』とは違う。むしろこれは『凄み』といってもよいかもしれない。

圧倒されふやけた脳を冷却せねば。カフェでひと休みしよう。

「cafe安曇野文庫」

この建物の様式はなんといったか。建築屋であるにも関わらず覚えていないというのは甚だ片手も両手も落ちているとしか言いようがない。

白と褐色で彩られた

空間は、そこにいるだけで静謐な心持ちとなる。『文庫』というだけあって多くの書物に囲まれているのもよし。

「ケーキセット」1000円

レアチーズケーキとドリップコーヒーのセットとなる。ロイヤルコペンハーゲンのクリスマスプレート、…あの深い深い蒼の上にチーズケーキの薄いベージュを見ると、1800年代北欧がリアルに目の前にあるようだ。

華美さのない

素朴な風はベルイマンの古い映画そのものだ。いや、デンマークだからドライヤーか。濃厚なチーズと柑橘の香りが素晴らしい。まさしく王道的といえる存在感だ。食器は見るものではない、使ってこそ本来の魅力を放つものだと確信した。

毎度思うことだが、美術館通いもよいが予備知識なしで当たってもきちんと感動できない。もったいない。せめてWikipediaを読んでから再訪しよう。

中条「CAFE 美場」鯉焼き in アートスペース


cafe 美場-viva
場所 長野市中条6642 [地図はこちら]
ジャンル カフェ
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり
URL https://cafe-viva-coffee.jimdofree.com

大喰らい

大喰らいのくせにアートに囲まれているのが好きだ。
『大喰らい』は指摘される前に言っただけだから無視してもらってよい。この場合の『アート』とは映画、演劇、音楽、文学ではなく絵画や彫刻といったジャンルのものを指す。だから昔から時間があるとちょくちょく美術館へと足を運んでいる。ここしばらくは信濃美術館が改築中だったり、コロナのおかげでいくことが出来ていないが。

抽象画

主に抽象画を好む。だってわかりやすいではないか。近代以前のものは約束事が多いから嫌なのだ。風景画はその瞬間を描いている、すなわち凍結された時間=死を意味するとか。絶対的な予備教養がないと楽しむことすらできない。

その点ダリにせよマグリットにせよ、約束事の壁を乗り越え、自らが観えている光景を素直に描いただけの作家はよい。なぜこのように観えているか、まではわからないがあなたの内面だからわからなくて当然だ、と居直ればよいこと。別に気にせず楽しめばよいではないか、とも思うがそこは真面目で几帳面な性格ゆえ我慢できないのだ。

「CAFE 美場」

長野から中条へ向かう道沿いにある民家を改装したカフェだ。昨年(2019年)にオープンしたというこちらは、以前から気にはなっていたが、同行者がいたり休業だったりとなかなかお邪魔することが出来なかったのだ。現場帰りで作業服だがまぁよいだろう。

まったく予備知識なしで入ったのだが、近在のアーティストたちによる工房、ショップ、カフェとなっている。当然カフェで使われる食器類はそのアーティスト作のものだ。なんだが楽しいぞ。

「鯉焼き+コーヒー」600円

鯉焼き

鯛焼きならぬ鯉焼きは善光寺 東之紋町にある藤田九右衛門商店から取り寄せたものだという。ここは駐車がないのでなかなか買いに行けないから、とても嬉しい。プレーンか竹炭入りがあるというのでもちろん後者とする。真っ黒な鯉焼きは、重厚感のある可愛らしさという感じ、

そしてここの代表 角居康宏氏作である、金属製の皿がシャープさが加わり、アンバランスでユーモラスな風が面白い。

自家焙煎コーヒー

自家焙煎と言われるコーヒーは、正直なところもう少し濃い目で熱々を好むが、ユーモラスな鯉焼きの前ではこれくらいの、ほどほどに優しい方が合っているのかもしれない。

たった今、写真を観ながら書いているのだが、コーヒーカップがまた優しげな風でよいのだ。メニューにはお2人の作家が記載されており、どちらの方のものかお訊ねするのを忘れていた。それは次回の宿題およびお楽しみとしたい。

長野市「Cafe Restaurant Oiseau bleu」アカとほのかなピンク色


Cafe Restaurant Oiseau bleu
場所 長野県長野市青木島町大塚145-1 [地図はこちら
電話 050-5597-2078
駐車場 あり

〇〇主義

“主義”という言葉は誠に便利な用語であると思う。口にするだけでインテリゲンツィアっぽい響きがするし、なんとなく難しい言葉づかいに聞こえるから格好もつく。アタマに◯◯と加えてしまえば意味などなくても通じてしまう。人によっては
「それがオレの主義だから」
と、言い放つものもいる。私の父親など、酔っ払うとしょっちゅう連呼していた。

とはいえ、そのような用法もあながち間違いではない。”主義”はそのまま”考え方”や”ルール”あるいは”システム”と言い換えてしまった方が分かりやすい。たとえば近代主義(モダニズム)とは過去にあった様式やしがらみに囚われない、近代的合理的な”考え方”、”ルール”、”システム”とすれば理解しやすい。難しく言わずともわが父親は
「それがオレの考え方だから」
とでもいっておけばよかったのだ。

共産主義

共産主義ほどよいものはない。
プロレタリアートの息子だから余計とそうなるのだが、これほどよい”考え方”はないだろう。
「財産の一部、あるいは全部を共同所有することで平等な社会を目指す」
というくらいの意味だろうか。
いつも書いているように、私ほどわがままで欲張りな者は他にいないから、”財産の一部、あるいは全部を共同所有”される事には甚だ抵抗はある。そうでなくとも稼ぎが薄くて困っているのだ。

とはいえ、強きものが弱きものを守るのは当たり前、親が子を守り育むのは当然のことであろう。すなわち共産主義とは”究極の福祉”を造り上げるのが目的なのだ。誰しも自分のこと”だけ”を考えているものはいない。家族、友人、知人、職場、下請けさんその他様々な人物と助け合い、支え合ってこそ社会は成立し、よりよい方向へと互いを導く。左右の別なく、これがごく当たり前の姿であろう。

主義者宣言

だから私のことを”共産主義者”と呼んでもらって支障はないし、否定するつもりもない。もっとも”一部、あるいは全部を共同所有”するほどの財産も稼ぎもない。自民党は大嫌いだが、共産党にも入らない、赤旗を配る気もないから誘わないように。”アカ”といってもらってもよいが、実際には”ほのかなピンク”といったところだし、簡単に立ち上がることも出来ないからあまり期待しないようにお願いする次第だ。

「Cafe Restaurant Oiseau bleu」

青木島おいしい広場の一画にあるカフェレストランだ。”オワゾーブルー”と読むそうだが、意味など知るよしもない。以前、幾度かスイーツを食べに来たことがある。白が基調のさっぱりとしたインテリアが心地よい。これで昼間で陽光と風がほどよく入ってきていたら最高の空間なのだが。いざ歌えインターナショナル!飢えたるものよ、晩餐を屠るべし。

「ローストビーフプレート」

木製の盆の上にメイン料理のほか、様々な料理をのせた華やかなプレートメニューだ。ビーフやチキン、ハンバーグなどがあるが今回はローストビーフとする。

レタスやパプリカ、紫キャベツなどのグリーンサラダやポテトサラダ、小さなグラタンにローストビーフ。ここにパンかご飯が搭載される。当初はご飯にしてローストビーフ丼ときめこもうかとも思っていたが、プレートの構成からしてパンの方が望ましいだろう。

軽くトーストされたパンに、ほのかなピンク色のローストビーフをさらりとのせて口にすると、気分はまるでブルジョワジーだ。パンがなければケーキをいただいたら?

「あいつはアカだ」

という罵倒を生で聞いたことがある。以前、勤務していた会社の社長が言い放った言葉だ。彼にしてみれば、イデオロギー云々というよりも単に”狡賢いヤツ”くらいの意味だったのだろうが、私くらいの世代の者が、ほぼ平成になろうかという時代のことだから、極めてレアな体験といってよいだろう。羨ましがってもらえるかどうかは定かではないが。

上田市「LB cafe」パンケーキ・ホットケーキ


LB cafe
場所 長野県上田下之郷乙658-2 [地図はこちら
電話 不明
駐車場 あり

苦手なもの

誰にでも苦手なものはある、私にも当然ある。…いやいや、正確には
「私”のようないい加減なオヤジ”にも”特に苦手なものは”当然ある」
ではあるのだが。とにかくたくさんありすぎて、何が何やらわからん状態ではあるのだが、中でも”特に””特に””特に””特に””特に”と超大盛り”特に”レベルにあるのが英語だ。関係代名詞とやらが登場したあたりからまるっきりついていけなくなってしまった。高校のテストで
I do not understand English.Because English is not Japanese.
と書いたら先生からケツが割れるほど怒られたのは美しい思い出だ。

誤訳

そんな英語音痴の私でも、明らかな誤訳だよな。というものがある。かつてKING CRIMSONの「21st Century Schizoid Man」を「21世紀の精神異常者」としていたがあれは絶対に違うよなぁ。インパクトはすげーが。だからといって現在の「21世紀のスキツォイドマン」はダサすぎる。市川悦史の「21馬鹿」が核心をついているような気もするがよくわからない。

ジョン・ウエイン

「ブラニガン」(1975)という映画がある。
ジョン・ウエイン最晩年の主演作、西部劇ではなく刑事アクションものだ。ニューヨーク市警の刑事が悪人を捕まえにロンドンで大暴れするという作品だが、途中で「両面を焼いた目玉焼きにカリカリのベーコン。それとホットケーキをどっさり」というスーパーは誤訳だろう。ジョン・ウエインがホットケーキなんて和製英語を使うわけがない。と、40年経過した今でも気になってならない。

「LBcafe」

上田 長野大学前にあるおしゃれカフェだ。以前はケーキ屋さんだったというがよくわからない。現在もケーキもある、サンドイッチなども扱われているようだ。道沿いの大きな開口部からは、長野大学の様子がよくわかる。

「パンケーキランチプレート&スープセット」

目玉焼きをのせたパンケーキにソーセージ、サラダのプレートにスープとドリンクまでついてくる豪華版ランチである。

目玉焼きは半熟だからよし。パンケーキはほわほわ、これをリコッタチーズのパンケーキというのか。あまりチーズっぽくないから違うのかな。

ソーセージは粗挽きでぷりぷり。色鮮やかなサラダのドレッシングはイチゴ入りという、じつにおしゃれな一品だ。スープはビーフシチューを選択したが、牛肉ゴロゴロで驚いた。分厚いマグカップにたっぷりのコーヒーうまし。もう少し熱い方がいいなぁ。

ホットケーキとパンケーキ

“ホットケーキ”はどうやら和製英語らしい、というのはわかるのだが、パンケーキとの関連性がわからない。パンケーキが日本に入って来た際に変わったものか、はたまたまったく違うものなのか。ご教示いただける方はいないだろうか。

新潟市「農園のカフェ厨房 トネリコ」新潟平野の真ん中で


農園のカフェ厨房 トネリコ
場所 新潟県新潟市西蒲区下山1320-1 そら野テラス [地図はこちら]
電話 0256-78-7515
駐車場 あり

イントロ

生まれ育ちは東京だが、20年も長野にいると、すっかりこちら向きの仕様となってしまっている。まずは言葉。伊藤理佐に言わせると、信州言葉は「ほぼ標準語」という。たしかに、標準語ネイティブにとっては首肯するものなのだが、どっぷり入り込むとなかなか濃度の高い世界があるようで、いつぞや東京の姪と会ったとき
「いったいどこの国の人?」
と、真顔で言われてしまった。それほど信州ディープにはまり込んでしまったのか。

次に信州といえば山。眼前に夏は緑、冬は真白な壁がないと、どことなく落ち着かない。そして山があるということは、高低差の激しい地域、坂道だらけの土地であることだ。率直なところ山道・坂道など、体力を消耗するから大嫌いなのだが、歩くにせよ運転するにせよ、ある程度上がったり下がったりしていないと、妙な気分になる。

新潟

この度、新潟にご縁ができたので、頻繁に通うこととなる。といっても移住するわけではない。年に数回、行ったり来たりする程度なのだが、頻度は別としてご挨拶を欠かしてはならないだろう。という事で新潟の数少ない知人である、お二人のマダムをお誘いしてランチとする。

とはいえ、どこで?と問われると土地勘のない者の哀しさよ。まったくわからないのでお任せしてしまう。誠に図々しい限りだがこればかりは仕方がない。そしていろいろ検討した結果連れて行ってもらったのがこちら

「そら野テラス」

こちらはワイエスアグリプラントという農業法人が運営されている農園、マルシェ(農産物直売所)、デリカ(手づくり惣菜のテイクアウトコーナー)、カフェなどが併設されている施設である。お邪魔したときも、いちご狩りのお客様で賑わっていた。

「農園のカフェ厨房 トネリコ」

ランチにお邪魔したのはこのカフェである。中に入ると大きな開口部があり、田園風景がどーんと眺められる。これぞ新潟平野!というロケーションである。ああ、こういう光景を忘れていた。おれはすっかり信州人となってしまった。
いただいたのは「本日のトネリコランチ」と冠されたメニュー。肉と魚の二種が用意されている。

「鰆と春野菜のトマト味噌煮」1188円

お魚ランチを選択。基本、肉食動物だからたまには魚といこう。カフェらしく、迫力たっぷりのメインに副菜類が華を添える、という展開だ。副菜も日替わりらしく、

・ひじきとツナの煮物

・切り干し大根の中華風和え物

これにお漬物、味噌汁、ごはんそしてメイン料理という豪華版ランチ。しかもごはんがおかわり自由というのだから嬉しくてたまらない。

そしてメインである。

メイン料理

大きな鰆の切り身と野菜類、じゃがいも、やらキノコやらがたくさんをトマトで煮込んだ、「お母さんがちょっと気取って作った」然とした料理である。じつにけっこうけっこう。普通に美味いお惣菜であった。

「プチスイーツセット」162円

そしてデザートはこちら。白玉ときな粉のムースである。そもそも粒あんというだけで満足なのに、白玉がついている。きな粉のムースの存在感がまた素晴らしい。ということであっという間に食べ尽くす。

ということで楽しいランチは続く。
田園風景とはいえ、田植え前ゆえに、あまり見栄えしない光景ではあったが、これが最盛期なら素晴らしいだろう。時期を見てまたこなければ。

長野市「ポルカドットカフェ」本日の日替り定食


ポルカドットカフェ
場所 長野県長野市鶴賀権堂町2390-1 [地図はこちら]
電話 026-225-9197

ヒマなとき

基本、ヒマな時には本を読む。というのが習慣であったが、老眼が進行するにつれ紙を見つめるのが辛くなり、どうしてもテレビやネットに頼ることとなる。またしても老眼が進行する、という悪循環の繰り返しとなる。ヒマなら野山を巡り、緑や遠くを眺め視力の回復に努めればよいではないか。との暖かい意見もいただくのだが、残念ながら聴く耳をもつわけがない。
YouTubeに飽き、ネットサーフィンも飽きたらウィキペディアを眺めることが多い。フリー・オンライン百科事典というだけあって様々な事柄が記載されておりじつに楽しめるのだ。「海軍乙事件」などというシブい項目があったりもする。
“誰でも編集できる”百科事典だから、間違いやミスがあったりするが、そこは気をつけながら読み込んでいくのがコツだ。情報はなんでも受け入れればよいというわけではない。

定食の定義

先だって、「定食」という項目で面白い記載を見つけた。日本クラウンタクシー友の会というサイト(現在は閉鎖されている)の定食定義研究会ページにおける”定食の定義 5条件”が記載されている。

1.白飯、味噌汁、おかず2品以上 (主食、汁、主菜、副菜)
2.定食は5種類以上のバリエーションがあること
3.内容のわからない定食名は禁止
4.「お定食」「○○定」は禁止
5.1000円を超えてはならない

わはは
どういう経緯で、どのような過程を経て作られたものかはわからないが、どこまでもまじめにふざける、という事が徹底されていて楽しくてならない。3. 4.などは納得どころか大いに首肯できる事だ。5. はちょいちょい破られているが。

「ポルカドットカフェ」

鶴賀権堂町の古家をリノベーションしたカフェである。お邪魔するのは2度目だが、”らしい”佇まいが気に入っている。そして、先の定義に接して真っ先に思いついたのがこちらの日替り定食だったのだ。

「本日の日替り定食」980円

 

店内に入るなり、日替りのメインメニューを選択せよと小さな黒板を提示される。
・塩鶏ゆずこしょう焼
・イカの南ばんづけ
・ほっけの中華あんかけ
この3品が用意されているという。こういうのは困るのだ、優柔不断だから。
「イカの南ばんづけ」とするまでどれほどの時間わ要したであろうか。しかし、その時間は無駄ではなかった事はすぐさま証明される。
そもそも、こちらの日替りはごはん、味噌汁、のほかメインを含め5種のおかずが登場する。

今回は
・イカの南ばんづけ

・梅肉豆腐

・ズッキーニのエスニック炒め

・ポテサラ

・こんにゃく土手煮

という構成だ。
メインはイカだけでなく豆アジ、にんじん、玉ねぎがどっさりと入りさっぱりと仕上げられている。梅肉豆腐は梅の味わいで、酸味といっても違った展開をみせる。ズッキーニの軽い辛味はよし、ポテサラはマヨネーズっぽくないのもよし。こんにゃくの懐かしさがたまらない。

わけのわからない名前でもない、1000円未満というのもよし。まさにまったく定義通り、いやそれをはるかに超えるといって支障はないだろう。ウィキペディアも悪いものではない。

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長野市「パンポルカ アベックカフェ」あるいは穏やかな休日の優雅な朝食


【お店のデータ】
パンポルカ アベックカフェ
場所 長野県長野市若里2-14-21
電話 026-223-3760
営業時間 [月〜土]7:15〜19:00
定休日 日曜日、第2・4月曜日
駐車場 あり

休日、私の場合は水曜平日の事だが、このところは長いウオーキングをして過ごしている。他の日にも歩いてはいるのだが、悪天候だったり寝坊をしたり、あるいは仕事に支障を来す時は取り止めたりとあまり真面目に出来ていない。

全くいい加減なウォーカーだが、案外このペースが気に入っている。午前の明るい日差しの中、特に目標を決めるでもなくぶらぶらと10Kmほど歩くのもオツなものである。季節もよしとなればなおのことやめられない。

ある時、ビッグハット近辺、信州大学工学部キャンパスをさまよい水野美術館の新企画を確認したりした後、一本通りを入り東通りに向かおうとした際に、街角からよい香りが漂ってきた。ああこれはパンの焼きあがる香りだ。

「パンポルカ アベックカフェ」

である。以前は信州大工学部近く(現在も近いが)で営業されていたが、数年前ここに移転。もともと繁盛していたが、広くなりイートインコーナーも出来たりとますます繁盛という評判の店だ。休日には警備員も出動する程だとか。

ころやよし。朝食としよう、帰宅しても何もないのだ。さすがパン屋さんだ、店内には数え切れないほどのパンがある。マダムに尋ねると好きなパン+200円(正確ではない)でドリンク付きで頂けるという。それはよい、じつに嬉しい措置である。

「ホットサンド」

金額は失念した。小さく細長いフランスパン(近年はバケットというらしいが)にハムとチーズを挟んだだけのシンプルサンドである。その場で暖めてくれたのでほかほかだ。

手に取ると、あらかじめ幾つかに切れ目を入れてくれている。じつに気のきいた作りだ。

固いパンは大好きだが、いつも食いちぎるのに苦労するのだ。周囲はパン粉だらけ、サンドはぺったんことなり食感も何もあったものではない。

「ホットコーヒー」

深煎りのブレンドである。香り高くまろやかな味わいだ。植草甚一は濃いめのコーヒーにたっぷりとクリームを加えたものを好んだはずだ。池波正太郎はエスプレッソだったに違いない。そんな妄想をしながらの朝食も楽しいものだ。

美味しいパンとコーヒーを堪能し、帰途につこうと傍をみたらドイツパンというのか、ライ麦を使った黒く固いパンが目に入った。こういったパンが好きなのだ。これで昼食としよう。

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長野市「Mulberry Delicatessen & Cafe」カフェについてひとくさり


【お店のデータ】
Mulberry Delicatessen & Cafe
場所 長野県長野市大字鶴賀上千歳町1138-5 [地図はこちら]
電話 026-223-8270
営業時間 AM11:00~AM3:00
定休日 水曜日

『カフェ』とは本来『コーヒー』を意味する言葉だが、長用されるにつれ『コーヒーを飲む場所』という意味も付加された。そして今さら言う事ではないが、あえてと名乗るのは『コーヒーをのある特別な空間』をも意味する。

オーストリア出身のC・アレクザンダーという都市計画家、建築家がいる。

『パタン・ランゲージ』なる都市計画理論を提唱したことで知られるように、基本的に理論家としての側面が強い作家で、実作はごく少なく、埼玉県入間市に1985年に建設された『東野高等学校』がほとんど唯一の存在と言えるのではないか。
 
しかし、およそ20,000坪ともいわれる広大な敷地に展開された学校施設は、33年が経過した現在でも、新鮮な驚きを持つデザインといえるであろう。学校全体を『村』と定義し、人々が自由に行き交う場を創出せしめたすばらしい村=建築だった。

 
彼は都市計画家らしく、街角の様々なものへと考察を発表している。
なかでもカフェについてはこだわりがあるようで、『人びとが衆目のなかで合法的に腰をおろし、移りゆく世界をのんびり眺められる場所としての機能』と定義している。以上はWikipediaの受け売りであることを最初に白状しておく。クリストファー・アレグザンダーもずカフェで思索に及んだのだろうか。カフェは都市空間に溶け込むという都市生活者の潜在的な願望を叶える場所なのだ。
 
要するに、街角で誰からも斟酌されずボーっとしていられる特別な場所という事だ。和風に言えば『喫茶店』だが、もう少しオープンな場というのが本意であろう。
 
先だって、昔ながらの喫茶店が少なくなった事を書いた。
裏通りにひっそりとある『隠れ場所』というほどの意味だが、それにかわり本来的な『カフェ』が増えてきたのは世代交代で、文化が少しずつ違ってきているのであろう。
 
面倒な記述はここまでとしよう。何故こんな事を言い始めたかというと、カフェでランチしてきたからだ。特別な事はなかったが、この『カフェ飯』がなかなか良かったからだ。
 

Mulberry Delicatessen & Cafe

昭和通り沿いの上千歳町にあるこちらがオープンしたのは昨年だったか。開店記念パーティに潜り込んで以来、何度か使わせてもらっている。プレートランチが美味いと聞きお邪魔した次第である。

デリカテッセンとは西洋風総菜屋というほどの意味だろう。こちらは数種類用意されている総菜から3点選択するデリプレートが有名とのことだ。優柔不断人間には少々困ったシステムである。さぁ何を食べようか。何を入れようか

いつもの通り、優柔不断と様々な逡巡の果てに以下の三点に決定
『エビとセロリのマリネ〕
『明太子オムレツ』
『若鶏のグリル』
それぞれうろ覚えで名前がいい加減であることを申し上げておく。

『エビとセロリのマリネ』
には新ジャガと玉ねぎも入っていた。柔らかな酸味で、香辛料が効いていた。

『明太子オムレツ』
これも辛味の少ない優しい味わいで、とろんとした舌ざわりがよい。生野菜のサクサク感とのコンビネーションがじつによろしい。

『若鶏のグリル』
香草焼き、という風であろうか。塩コショウとハーブを軽くきかせた、優しいながらも十分メインを張ることの出来る一品であった。

スープは蕪のポタージュ。濃厚でまったりとした味わいが美味しかった。

主食はご飯パンから選択できるというので、雑穀パンを注文。4種を小さく切り分けてくれる。軽くトーストされているので、それぞれの旨味が際立って美味しかった。


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