須坂市「バーミヤン 須坂店」ビャンビャン麺とオーギョーチ

中華料理

店名 バーミヤン 須坂店
場所 長野県須坂市大字須坂1611-26 [地図はこちら]
電話 026-242-7043
ジャンル ファミリーレストラン
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「ビャンビャン麺」769円、「餃子・ごはんセット」428円、「果肉入りレモンのオーギョーチ」219円

ワードプロセッサなるものが

市販されたのは1980年代後半の事であったと思う。私がワープロを手に入れたのは22〜23歳の頃、当時使っていた駅ビル内にある家電ショップで安売りしていたのを買ったのが初めだった。すでにパソコン(まだマイコンだった)が売り出されていた時期で、ワープロが3000円くらいで投げ売りされていた。

少し大きめの重箱のような形をしているわりに

液晶モニターは三行しか表示してくれないからチェックもままならない。フォントは明朝とゴシックのみ、しかもサイズは通常か横倍格しかない。半角/全角はあったのか。記憶媒体もない、入力しても電源をOFFすればすべてが消えてしまうおもちゃのような代物であり、当時としても一般的に使えるレベルではなかったと思う。とはいえ苦労して打ち込み終え、じいこじいこゆっくりゆっくりプリントアウトされたA4の成果品をみると、ああオレってすげーなぁと、なんとなく誇らしい気持ちになれたものだ。

ワープロが一般化されるにつけ語られるようになったのが

字を書かなくなった。漢字は読めるが書けなくなった。という事。いやいやいや書かなくなったのも書けなくなったのもワープロ以前からだろうとツッコミたくなるがそれはよいだろう。問題は『読める』といえるほど私は読めているのか。いやさほど深刻になるほど読めないわけではない。いわゆる難読漢字なるのものはけっこう得意な方で

噤む → つぐむ
剽軽 → ひょうきん
膾 → なます
嚔 → くしゃみ

なんてものはほどほどにいけるが、

開かる → はだかる?
溝 → みぞ、ではなく『どぶ』
宇 → う、ではなく『のき』軒下の軒と同義
円ら → えんら、ではなく『つぶら』

などという常用漢字がかえって読めなくのは単に修行が足りないだけか。

「バーミヤン 須坂店」

土曜日昼間のバーミヤンなんて何十年ぶりであろうか。こちらは須坂のツルヤすぐ脇にあるためか非常に混雑している。その上にアルバイトのスタッフが少ないためかオペレーションが上手くいかずに入口もレジも大混雑。あああみんな辛いなぁ。15分ほど待たされたのちに席へ。ここまでくればタブレットオーダーだから大丈夫であろう。今日は難読ネーム最先端のメニューを食べに来たのだ。

「ビャンビャン麺」769円

『ビャン』ひと文字だけでなんと57角もあるそうだ。言やら長やら月ら馬、こころ、宀などが頻出する。これは諸説あるが、どうやら麺を打つときに発せられる『びゃんッ!』という音を表現しているのだとか。

平打ちのきしめんのような麺は茹でたてで暖か。もやし、キャベツ、にんじんなどの炒めやさいに山椒やシナモン、八角を利かせた肉ダレ。これをよくかき混ぜていただきます。

お、これは美味い。香辛料がほどよく利いている。備えつけの唐辛子粉を少しずつ加えてよし、卓上のお酢を加えてよし。様々なパターンを施すと、そのたびにくるくる変わるイメージが楽しくてならない。

「果肉入りレモンのオーギョーチ」219円

オーギョーチとは『愛玉子』と書く。台湾のみに自生する植物の種を乾燥、水につけ揉むとゼリー状になる。これにシロップをかけていただく。じつに雅な食べ物だが、戦前にはけっこうな流行があったと母親が言っていた。バーミヤンオーギョーチはレモンのシロップを用いたサッパリさわやかデザート。つるりとした喉越しが心地よい。

という事で

難読ネーム2点をいただいた。まことにけっこうけっこう。ビャンビャン麺が複雑な味わいで気に入ってしまった。近々再戦の予感がする。


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