長野市「龍昇園」学生街の中華屋さん

ワンコイン

店名 龍昇園

場所 長野県長野市若里3-5-13

電話 026-228-5436

バリアフリー入口に段差あり

駐車場 あり

食べたもの 「日替わり定食」530

最近とみに

記憶力が減退している。いや、認知症レベルであると言うものもいる。いくらなんでもそれは言い過ぎではないか、と申し立ててみたいのはヤマヤマではあるが、まことのことであるから始末が悪い。昨日の行動が思い出せないなどというのは可愛いもので、オレはたった今ナニをしようとしていたのか。なんて事が多発する

 

そんな事だから

数十年前のことなどスッカラカンと忘れ果てている。いや、あの時誰それとどこに行ってアイツがこんな事を言ったりやったりして面白かった。などという細かい記憶は、わりと鮮明に覚えているのだが、日常的あるいは生活レベルの記憶がない。

 

ひとり暮らしを

していたはずだが、何時に起きて何をたべどのように過ごしていたかが分からない。社会人になってからの仕事上の内容はなんとなく覚えているが、これは資料が少し手元にあるのを見返してきたから、という結果でもある。

 

もっとも薄いのが

学生時代のこと。小・中・高・専門学校といくつかの学校に通ったはずだが、オレはどのような授業をうけ、どのように過ごしていたのか。もちろん真面目に対していないから覚えていないのであろうが。学校近くにある喫茶店や食堂のことは鮮明に覚えているのに。ああ情けないといえばこの上もない

 

学生街

といえば私にとっては靖国通りの水道橋からお茶の水にかけて、あるいは早稲田から高田馬場界隈を指す。高校や大学、その他様々な学校があるため若い人がたくさん行き来しており、彼ら彼女らを目当てに様々な店舗がある。そういったやや地味ではあるが、明るい喧騒が伴う楽しい街並みといったイメージがある

 

私の住む長野市には

信州大学、それも教育学部、工学部といった大きな学校がある割には、先に記した学生街的な街並みが感じられない。大きな、といっても学部がふたつ、それも少し離れた場所にあるから仕方がないのかもしれない。全学部とは言わないが、もう少しかたまると違うのかもしれない

 

「龍昇園」

信州大学工学部の斜向かいにある小さな中華屋さん。街中華然とした外観の、みるからに美味そうな店である。こちらは場所的にいって学生さんが多いのであろう。ボリューミーかつ安いメニューで有名だ。とくに目を引くのが日替わり定食。月曜日から土曜日までの変化が面白い

月曜日 鳥肉の唐揚

火曜日 肉ダンゴと野菜のスープ煮

水曜日 豚肉炒めの野菜のせ

木曜日 キムチ野菜炒め

金曜日 肉ダンゴと野菜のスープ煮

土曜日 豚肉炒めの野菜のせ

よくみると火曜日、金曜日と水曜日、土曜日が同じメニューなのだな。まぁ気にしないぞ私は。そして土曜日の今日はコレであった

 

「日替わり定食 豚肉炒めの野菜のせ」530円

530円という驚異的な価格のわりには、メイン、スープ、漬け物そしてご飯にという、しっかりした構成の定食だ。

 

伝統的なたくあんは

黄色く甘くパリパリと心地よい歯ごたえだ

 

醤油の中華スープには

ワカメと葉っぱの切れ端が数枚浮いているが、これはレタスではなかったか

 

どんぶりメシはけっこうな量が盛られている

 

メインは周囲に

レタスの葉が配された中央に豚肉炒めがドサリと盛られている。これは生姜焼きで、ビシッと生姜と塩気の効いた、いかにも街中華な味わい。

 

肉の下には

千切りキャベツが敷き込まれている。半加熱されたキャベツはすさまじく味わいを増す。これを生姜焼きと共に食べた日には狂喜のあまり、おかしなアタマがますます壊れてしまう

 

さて

56、今年の12月で57歳とあいなる。人生の最後というには少々早い気もするが、最盛期などとうに過ぎ去り(そんなものなかったという説あり)抜け殻のような時を過ごすばかりだ。とはいえ「昔はよかった」などといってしまえばジジむさくなるばかりだが、年寄りには違いない。元気のあった頃を思い出しながら、思い出の中で生きていくこととしよう

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