店名 かつや 長野柳原店
場所 長野県長野市小島82-1
電話 026-225-9218
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「かつやの海苔弁」869円、「とん汁 大」209円
50歳代を
半ば以上すぎてもミーハー体質は変わらない。ちなみに『ミーハー』とは
“日本語の俗語で、軽薄な、流行に左右されやすい世の中の風潮や人を意味する。流行や話題となった人物・事物の動静に、もともと興味がなかったにもかかわらず、にわかに熱中する者に対しての蔑称として用いられる”
とはWikipediaからの引用だが気にするな。そして私がごとき、なんでも新しいものに飛びつきたがるものをミーハーと呼ばずしてなんという
ミーハーな私は
なにより『限定』に弱い。『プレミアム』にも弱いが、『限定』ほと気になってならぬものは他にない。ましてや『限定50万食』などと、計測不能なことを言われてしまえば、矢も盾もたまらず走り出してしまう。ああああ!今すぐに行かねば!たった今!449999食めが注文されてしまっていたら、どーしてくれようか?
「かつや長野柳原店」
そんなわけでお邪魔したこちら。なんだかしょっちゅう来ているぞ。たしか先週、カツカレーを食べたぞ。とはいえそんな事など気にしてはならぬ。今日は限定50万食を食べにきたのだーーーッ!
海苔弁といえば
ごく古典的な弁当を思い出す。お母さんが作ってくれた、熱々ご飯に板海苔のせて醤油をじゃーっとかけて。というのを2〜3回繰り返して作られた、あの茶色のご家庭弁当。ところが、80年代半ばころ登場した、街のお弁当屋さん、ほっかほっか亭、のちにほっともっとと分裂してしまったが、そこで出会った海苔弁
ご飯の海苔の間に
昆布の佃煮をまぜたおかかを挟み、白身魚フライ、ちくわの磯辺揚げ、キンピラゴボウ、さくら漬けが載せられたあの海苔弁。わが独身時代を彩る、なつかしの存在が2023年5月にかつやで復活したとは!なんて素晴らしいことであろうかーーーッ!
「かつや海苔弁」869円
入店するなり注文。幸いにして限定50万食には間に合ったようだ。登場した海苔弁は、かの弁当屋チェーンのそれを踏襲したもの、いやとんでもなくグレードアップしたものだ。
丼の表面はなんと!
なんと!5種類もの惣菜で覆い尽くされている。以下は順番を記す
「ポテトサラダin厚ぎりハムカツ」
ハムカツとはなんといじましい存在なのであろうか。ハムカツ、ハムステーキなるメニューは冷凍技術が確立されていなかった昭和30年代後半くらいまで、安い洋食屋の定番メニューであったときく。今回のハムカツは、そんなチープなものではなく限りなく分厚く、中にはポテトサラダがーーーッ!素晴らしい!なんて素晴らしいのであろうか
「赤ウインナー」
赤いウインナーなるものも懐かしアイテムを代表するのもであろう。子どもの頃は凄まじい人気があり、幼稚園の弁当にはしょっちゅう入っていたが、チクロ騒動(だれも覚えていないよね)以来、視界から消えてしまった。近年になり、50年前のこどもであったオヤジおばさんどもがの郷愁により社会復帰されたことはまことに喜ばしい。このいかにも身体に悪そうな色彩が好ましいのだが、昔と違ってヘルシーになってしまったのであろうな
「海老フライ」
ポテトサラダin厚ぎりハムカツ、赤ウインナーときて海老フライに至るとなれば、ややトーンダウンの感は否めないが。…などとバチ当たりなことを言ってはならぬ。海老フライはナスの次に美味いものではないかーーーッ!自慢ではないが、宴席(ああ祖母の17回忌のお斎であったな)で登場したこれを23本も食べてしまったのは美しい思い出だ。
「鶏のから揚げ」
そもそも鶏のから揚げを嫌いなものがいるのか?もちろんアレルギーや偏食がなどがあれば別だが、『子どもたちの好きなメニュー』代表格といえよう。赤ん坊の握りこぶし大のから揚げ、それも揚げたて熱々のがゴロリと入った海苔弁は、贅沢そのものといえよう。私としては白身魚フライの方を好むが、から揚げでもよいぞ
「ちくわの磯辺揚げ」
5種の惣菜の最後を飾るのがこちら。半分に切り分けられたちくわを、青のりを混ぜ込んだ衣であげた、じつにスーパーなる天ぷら。そもそもちくわが美味いではないか!もちもちで旨味たっぷりで!その上青のりの香りが充満した衣に包まれているとは!これを考えた方を抱きしめて口づけしてあけだい気分だ
「海苔のせおかかご飯」
そして海苔弁の海苔弁たらしめるもの、海苔弁をアイデンティファイさせるものだ。熱々ご飯の上に醤油で味つけられたおかか、その上に黒々した板海苔一枚。旨味たっぷりのおかかご飯と板海苔のコンビネーションこそ日本人の心の故郷といえよう。んまぁもう少し海苔が多いとよかったなぁ、という感じだ
ミーハーとは
明治後期には使用例が見られるというが、なぜこのように言われるようになったから不明であるとのことだ。諸説あるが、映画ファンとしては
“「みつ豆とはやし長二郎大好き人間」の略。明治末期に発明されたデザート・みつ豆と、1927年(昭和2年)にデビューした俳優の林長二郎(のちの長谷川一夫)の両方を好む若い女性を指す言葉とするもの”
という説を好むが、時代が合わないので多分違うのだろうなぁ
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