店名 レストランみゆき野
場所 長野県飯山市蓮262
電話 0269-67-0365
ジャンル レストラン
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり
食べたもの 「とん汁定食(大)」950円
師匠がいる
私のような迂闊ものは始終よそ様からお世話になっている。したがってあちらこちらに私を教え導いてくれる方がいる。ようは先生、師匠といえる方は星の数より多いかもしれない。しかしながら、この場合本当のほんもの、正真正銘の師匠なのだ。
その方は
大工さん。この道40年のスーパー大ベテランで、木のことなら知らないことはない。構造、納まり、樹種、材種そしておのおのの特性までなんでも知っている。その上機転もきいてセンスもよいとなれば他になにが言えるというのか。仕事でも個人的なことでもさんざん助けていただき、教えていただいた、私にとってのほんものの師匠といえる。師匠とのエピソードは山ほどあるのだが、とりあえず他の話題とする。
その師匠が
どエラいことを始めたのだ。自らの故郷である飯山に、地域おこしとこれまで培った技術・技量の粋を集め、あるものを作り上げてつつある。それはツリーハウス。飯山市街地からさして遠くはないが、それでもかなりな山地に自生したケヤキの大木を利用して家を作る。
ひとまず
住むためのものではないが、居住性能の担保された家屋をつくる。とは簡単にいうが、場所が凄まじいのだ。道路からおよそ10メートル上にある、斜度およそ60度の大斜面地に建設するのだ。測量することも、図面化することもほぼ不可能な場所で、ほぼアドリブで作り上げるのだ。素晴らしい。
本日は
そのツリーハウスを観てきた。まだ建設途上であるから、全容はわからないが、そのスケールとセンスが見え始めた状態となっている。ワクワクしてきた。
1時間ほど見学したのちに
下山する。わずかな時間だが、好奇心が刺激され大脳が腫れあがり浮腫んできたような気がしてきた。これは美味いものを食べねば治らない。
「レストランみゆき野」
飯山と中野市のほぼ境くらいになるのか。道沿いにある小さなレストラン、というか食堂だが。二郎系インスパイアである「麺とび六方」の支店も兼ねているようだ。
こちらは
定食ものを注文するとサラダバーがついてくる。キュウリ、オニオンスライス、パプリカ、レタス、ベビーリーフ、シメジといったシンプルなものだが、鮮度が高くて美味くてならぬ。
「とん汁定食(大)」950円
ごはん、漬物そしてとん汁のみの、これ以上シンプルなメニューは他になかろう。そして大量の豚こま肉、玉ねぎ、豆腐だけの簡単すぎる具材は一見すると
『なんだこれ?』
と受け取られそうな風景だが、その実まことに巧妙にできている。
玉ねぎの甘味と豆腐の旨味、豚肉の脂っこさと味噌のセンシティブな味わいがそれそれ立ち上がり、強調しあい出来上がっている。じつに素晴らしい。
ツリーハウスは
全容がまだ見えない状態である。完成までまだ時間がかかりそうだがとても楽しみでもある。完成したらまたお知らせする予定だが、興味のある方は私までお問い合わせいただきたい。
コメント