店名 いたりあ食堂 坊乃家
場所 長野県上田市常磐城3-7-2
電話 0268-21-7552
ジャンル イタリアン
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり
食べたもの 「坊乃家SPECIAL」1408円
来年の1月
といえばもう少しのこととなるが、結婚してから25年が経過したこととなる。おおおお!銀婚式か!といっても何をする予定もないから気にはしていないのだが、そんなことよりもなによりももっと気にしなければならない事柄がある。それは徐々に母親の記憶が薄れつつあること。とくに彼女がどのような食事を作ってくれたか、などはまるっきり忘れ果てている。
薄情もの
と、幾度も罵られたがこれはある程度は致し方のないことだ。両親と別居してひとり暮らしを始めたのが23歳の時だから、かれこれ30年以上が経過している。その間に母親と過ごした事がないわけではないが、トータルして何日あるのか。大した日数ではないから「母親」として認識してはいるが、どのように機能していたかまでは覚えていない。東京の兄ふたりも同様なことを言っているから、薄情だよなぁ息子どもって。
いや
どのようなものを食べていたのか。本当の本当に覚えていない。私の母親って唐揚げなど作ることができたのか?煮物は始終作っていたような気もするが。ああああ、なすはしょっちゅう食べていた。私のなす好きは彼女の影響からなのだが。
あ
そういえばスパゲティも作っていたな。
3人息子は
揃いも揃って大喰らいだったから、1人につきひと袋くらい茹でていたのではないか。なおかつコッテリ味が大好きなので、ミートソースをもっとかけろかけろとうるさいから、しまいにはまずスパゲティをケチャップで炒めナポリタン化してから、大量のミートソースをかけまわす。そのような製法であった。食事というよりエサ場という風情であったと思う。
「いたりあ食堂 坊乃家」
もともと上田近辺の土地勘がないので、ここがどこと説明するのがもどかしいが、上田駅から線路沿いにふらふら歩いて15分といったところか。上田城址公園駐車場のすぐ脇にある一軒家のイタリアン。『坊乃家』とは『Vono!』から来ているのだとか。どれほどすごいのか美味いのか、とても楽しみである。カップルシート、といっても3〜4人くらいにブース分けされた店内は、昼少し前なのにほぼ満席であった。女子会だらけといった風情だがとても繁盛している。
イタリアンといってもピザあるいはパスタがメインであるという。したがってメニューは種々様々、カラフルに彩られている。優柔不断人間としては酷薄なタイプだが、傍をみるとランチセットというものが用意されている。ちょうどよい2人だしピザ、パスタ双方を注文してシェアしよう。
「坊乃家SPECIAL」1408円
ピザかパスタのみを選択すると、サラダ、ドリンク、デザートまでついてくるセットメニューだ。以下、登場順で紹介する。
「ボリューム満点!サラダ前菜仕立て」
レタス、トマト、ベビーリーフのサラダに玉ねぎのピクルス、生ハム、マッシュポテトそしてキッシュが添えられている。酸味の効いたドレッシングよし。マッシュポテトのつぶつぶは粒マスタードか。名の通りこれはボリューム満点だ。
「ピザ Lサイズ:メランツァーネ」
メランツァーネとはイタリア語で『茄子』を指す、というのはたった今知ったことだ。注文時は
『茄子、熟成ベーコン、バジル、モッツァレラ、トマトソース』
とだけ書かれたメニューをみて冷静でいられるわけがない。なかなか派手なフォルムではあるが、モッツァレラの独特な味わいが映えるシブい一品という感じ。
「揚げ茄子信州上田ミートソース」
信州上田ミートソース
というのがこちらの名物らしい。県内で醸造された味噌、醤油を使用したコクのある和風のミートソースという感じ。見た目は母親の作った『ナポリタン&ミートソース』と似た感じだが、品が違う。当たり前か。こちらも揚げ茄子バージョンだが、もちろん私が選択したからに他ならない。
「スイーツ盛り合わせ」
デザートは日替りのようで、フルーツはキウイとオレンジ、バニラアイス そしてコーヒーのムース。バニラビーンズたっぷりのアイスは濃厚で香りが高い。ムースは大人の味わい。
という事で
いつも通り、マザコン話しからナス活に至る。じつに順調なブログであった。次回も乞うご期待のほどお願いする次第だ。
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