大町市「レストランカフェ ヒダマリ」本日の副菜と大町黒豚の田舎カツ

とんかつ

大町黒豚の田舎カツ

場所 長野県大町市常盤5869-58

電話 0261-85-0773

バリアフリー入口に段差あり

駐車場 あり

食べたもの 「週替わりランチ」1500

 

基本的に

座業というか室内に引きこもる職業なのだ。日がな一日、デスクについてパソコンを操り、紙の渦に巻き込まれながら日を過ごしていく。そんな地味な商売を30何年間もやっている。しっとりじっくりと、ひとつのことを綿密にしっかりと追い求め、突きつめることが生業なのだ

 

だがしかし

まことに生憎なことに、私以上にひとところでジッとしてはいられない性格のものはいない。よほど集中していれば別だが、それでも10分が限度ではなかろうか。集中力のないことこの上もない。だいたい毎日、なにかしらの用事をみつけてはあちらこちらを走り回ることとなる

 

この日もこの日とて

大町に行く用事を無理矢理、いや本当の用事が出来たので行ってきた。昨年完成した現場のチェックが必要であったのだ。国道を南下し、七二会から山に入り中条、小川村を越えて行く。途中の峠道は雪が残り下り坂で少々怖い想いをする。

 

大町の

市街地から少し外れたところにある現場を確認。一年経過したが、とくに問題はなかった。ああよかったよかった。それではお楽しみランチタイムである。高瀬川とは大町市を横切る大きな川。そこを渡ると商業施設が多く分布する地域にいたる。その喧騒をすぎた畑の真ん中にこちらはある

 

「レストランカフェ ヒダマリ」

まだ白い雪の残る広場の只中に一軒のレストラン、というよりも普通の家屋にしかみえない建物だ。板材と白のサイディングを配したセンスのよい店舗で、内部は大きい吹き抜けのある気持ちのよい空間となっている。

 

10種ほどある

ランチメニューメニューは、グリルチキン、ハンバーグ、唐揚げといった魅力的な料理群に彩られている。こちらのランチはサラダ、副菜、スープ、ご飯が標準搭載されている。しかも食べ放題♪素晴らしいではないか。そしてこの副菜、スープはなんと!日替わりらしいのだ!素晴らしすぎる!

 

〈本日の副菜〉

・きのこともやしのベーコンソテー

・ゆず味噌大根

・白菜のつけもの

〈スープ〉

・野菜たっぷりミネストローネ

これがカウンターにサラリと掲げられているのがカッコよいではないか

 

 

きのこともやしのベーコンソテー

きのこ(ブナシメジ)ともやし、そして少しのニンジンを塩胡椒でサッと炒めただけの、ごく普通のメニューだが、その『普通さ』がよいではないか。

 

ゆず味噌大根

いわゆるふろふき大根となる。やわやわに煮つけられた大根。箸でほろりとくずれてしまうほど柔らかく仕上げられた大根に、ゆずの香りがぷんぷんの味噌が施された美味い大根

 

野菜たっぷりミネストローネ

ずっと『ミネストローネ』とはトマトのスープを意味すると思っていたのだが、じつはイタリア語で『具沢山のスープ』なのだとか。トマトはコロンブスがトマトを持ち込まれてからトマトベースとなったというのはWikipediaの受け売りだ。そんなことはともかく、ここまで具材なのがすごすぎる。食べづらいと感じるほどだが、美味さは抜群!もちろんおかわりいたしました

 

そして注文したのは日替わりメニューである

 

「大町黒豚の田舎カツ」

ぱっと見には普通のトンカツだ。粗挽きの生パン粉を用いたザラっとした表面、分厚く私好みのトンカツなのではあるが、断面に目をやると少々趣きが違う。ナニやら野菜のようなものが詰まっている。

いったいこりゃなんだい?と訊ねると、野沢菜の炒め煮なのだという。過発酵によってすっぱくなった野沢菜を油で炒め、醤油で煮詰めたものを豚肉の間に詰め揚げたもの。はい、その通りおやきのトンカツバージョンというわけだ。

 

変わりトンカツ

とでも言うべきか。これまで様々なトンカツを食べてきたが、おやきトンカツなど初めての経験だ。少々甘めではあるが、しっかりとした味わいのおやきカツ。「田舎カツ」と冠されてはいるが、その新しさにあまり「田舎」なる名前を言いたくはない。現代的なセンスを感じてしまう。これはゴマをふったゴママヨネーズを用いると余計と左様に思えるのだ。いやいやコレは美味いよ美味いよ

 

いつも通り

満足すべきランチタイムであった。わざわざ大町まで出向いてきた甲斐があったというものだ。え?も、もももももももちろん仕事できたのだよ。けっしてメシだけ食べるためにき、きききききたわけではな、なななななないからね

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