長野市「松屋 長野鶴賀七瀬店」牛丼屋のGeorgia鍋

牛丼

店名 松屋 長野鶴賀七瀬店
場所 長野県長野市鶴賀七瀬578-1 [地図はこちら]
電話 026-267-6635
ジャンル 牛丼チェーン店
バリアフリー ◯
食べたもの 「シュクメルリ鍋定食 チーズ増量 豚汁変更」1010円

「大は小を兼ねる」「小が集まれば大を凌駕する」

と、似たような言葉を並べたが器の大小というものはあくまでも相対的なものであって、どちらがよい悪いといった絶対的なものではない。比較をしたところで意味も価値もない。という事なのだ。

突然なんのこっちゃ?

と言われても致し方ないのだが、例えば私は社長と2人きりの極小零細会社にも、社員数数万の極大企業にも勤務した事があるのだが、双方ともそれなりの労苦はあるのだ。零細企業は日々の糧を得るべくしゃかりきにならねばならないし、極大企業は社員ひとりひとりが頑張らないとその姿を維持することができない。

そりゃァ

人にせよものにせよ、あるいはカネにせよ大きい方が調達もしやすいだろうが、小回りが効かないだけ一度傾き始めたら止まらない。バブル崩壊以降、どれほどの『大手企業』がな倒れてきたか、その悲惨な様を晒してきたか。山一証券倒産なんて凄まじかったではないか。

いずれにせよ

この世にある事象はすべて相対的に計られるべきと思うのだ。右から左か、上か下か。重い軽い、良い悪いといった択一、選択式で事を決すべきではない。この世界は「ふたつにひとつ」で決定出来るほど簡単に出来てはいない。

本音を言わせていただくならば

私は個人で切り盛りされているメシ屋が好きだ。「誰でも安心して食べられる」メシよりも、「オレのメシを喰らいやがれ」という気概を好む。
「昼食はどこで何を食べるか」
これが人生最大の命題である私にとって昼メシは「気概」を喰らうための重要な儀式であるといってよい。

しかし

それだけでは物足りない。「気概」は小にのみ宿るものではない。小も大も喰らい尽くしてこそ身も心も豊かになれるというものだ。具体的に言えば近年の牛丼チェーン店、とくに松屋は牛丼の範疇をはるかに飛び越えたメニュー構成が素晴らしい。「チキンフリカッセ」「ビーフシチュー」「ふあとろ飯」「ステーキ丼」etc…。雄大な気概といってよいではないか。そして今回はジョージア料理であるという。

松屋 長野鶴賀七瀬店「シュクメルリ鍋定食 チーズ増量 豚汁変更」1010円

ジョージアとは少し前までグルジアと言われていた国のことで、旧ソビエト連邦の構成国。だからどうした、いったいどこにあるんじゃ?恐らく東ヨーロッパのどこかだとは思うが、所在はよいとして問題はシュクメルリ。伝統的なジョージア料理のひとつで鶏肉をニンニク、牛乳などで煮込んだものだという。

スタッフさんに

食券を渡して待つこと数分。簡易コンロでチロチロと加熱されながらシュクメルリ鍋が登場する。にんにくのよい香りが漂ってくる。え?にんにく?おおおポスターに

世界一にんにくをおいしく食べるための料理

とあるぞ。おっとっと、これからお客さんと打ち合わせなんだよなァ、といって今から替えてもらえるわけがないしからまーいいや。

とろとろムースの中に沈み込む鶏肉と、…これはなんだと食べてみたらなんとサツマイモ。あとで調べたらこれは松屋オリジナルなのだとか。ふんわり甘くてにんにくともよく合う。鶏肉はぷりぷりでけっこうけっこう。気になったにんにくもさほど強くもなくほどよい感じ。これならマスクしていればわからないかも。

いずれにせよ

この世でもっともつまらない事は
「かくあるべし」
と決めつける事に他ならない。おのおの好き好みはあるから文句は言わないが、さまざまなものを愛で、味わい尽くした方がよいと私は考える。


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