店名 食事 きく川
場所 長野県長野市桐原1-16-8 [地図はこちら]
電話 026-244-8296
ジャンル 居酒屋、定食屋
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「天プラ ザルソバ定食」500円
このところヒマな割には
様々な体験が起こり、なかなか興味深い日を送っている。様々な、というのはもちろん片づけにまつわる事でしかない。兎にも角にも物量がすごい、という話はさんざん書いたが、昭和ひと桁すなわち「戦前」とカテゴライズされる時代のものがやたらと多いのが特徴だ。伯父のものらしき鞄から出てきたのは軍隊での生活や訓練風景の写真類。どうみてもポーズを取っていたり、傍らに「軍人タルモノハ…」などと軍人勅諭の一部が転写されているところからみると陸軍が家族に配った広報用のものではないか。印刷ではなく写真、ネガから起こしたブロマイドなのが面白い。
「扶養家族届」
なる書類も出てきた。東京でサラリーマンをしていた彼が会社に提出しようとしていたものだろうか。視覚障害者であった祖父に代わり義父やひとつ上の叔母を扶養していた事がわかる。このあたりは現代となんら変わることがない。
またしても額縁類が出てきた
今度はまったくの新品がいくつか。絵を描いたりなにかを作ったりするのが趣味であった伯母が、自分のために求めたものであろうが、結局使わずに放置してあったようだ。もったいない、買えばそれなりの価格であろうに。
新品だから捨てるのはもったいないし
だからといって自ら使うのも。と思案していたら知人から骨董屋に持ち込むのも手段であると教えてもらったので、市内の店舗をいくつかピックアップして行ってきた。気温は30℃近くまで上昇したが、湿度が低いので過ごしやすい。いくつかの店舗を廻ったところでランチタイムとなる。近在の安くてよい店という事でこちらを選択。
「食事 きく川」
長野電鉄線 桐原駅すぐ近くの居酒屋兼定食屋さん。日替わり500円ランチがTV取材されて何年になるだろう。すっかり定着したようで、この日も満席だ。おじさんもおばさんも変わりなくお元気なようだ。注文はといえば一択だけなので、なにも言わずとも登場する。
「天プラ ザルソバ定食」500円
名前の通り天ぷらの盛り合わせにざるそばの並びには何らの問題はないが、ここに小鉢ものとご飯が装備されるとあらば、違和感以外のなにものでもない。まぁこれがきく川流なので今さら気にはならないが。
そばは間違いなく業務用であろうが、キリッと冷たく水締めされているところに矜持を感じる。
小鉢ものは季節らしくわらびとタケノコの煮物。この「濃い味」が田舎っぽくてよい。
天ぷらもすごいぞ。ナスにエビ、ごぼう、タケノコ、さつまいも、カボチャというスーパーラインナップ。ここにご飯がついて500円なのだからなにを考えて出しているのか、真意がわからないがこちらもやめられない止まらない。
骨董屋さん曰く
「額縁類は購買層が限られるから売れない」
との事。申し訳なさそうにお断りされてしまった。まぁそうだよね。よほどの額縁職人が作ったものならまだしも、これじゃあね。帰り際に店内をひと回りさせてもらったが、こんなものまで仕入れるんかい、額縁の方がまだ売れるんじゃなきの?という様々なものがあった。近々またお邪魔してゆっくり見物しよう。
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