場所 長野県上水内郡信濃町柏原1260-4 道の駅しなの ふるさと天望館内
電話 026-255-2900
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「季節のカツ定食」950円
亜熱帯地域
というのは、人によって定義が違うのだとか。日本の場合は
“北回帰線から南回帰線付近の緯度20度から30度くらいの地域を漠然と指す事が多い”
とはWikipediaからの引用にすぎないのだが、ギリギリ沖縄くらいまでが含まれてしまう。
ところが
近年はその範囲が大幅に広がって、本州を覆うくらいまで、亜熱帯地域に含まれてしまった。などという説を言いふらしているものがいるが、いったいどのような根拠があるというのだ。オノレらが余計なことを言うから暑熱が増してしまうのだーーーッ!ええ加減にせいッ!…と八つ当たりしたくなるほど暑いのだ。とはいえ、自宅でエアコン三昧というのも決してよろしくはない。というわけで
避暑に出た
といっても近所の標高の高い、涼しげなところをうろちょろしようかという程度だが。まずは信濃町に赴き、小林農園でトウモロコシをいただく。焼きか蒸しかと言われたので蒸しを選択。日陰はヒンヤリするほどでとても心地よかった。
その後は黒姫童話館
何度も訪れているが、いつもほっこりさせられる。そしてランチタイム。近くでなにかよろしいものはないか。美味いものがあり、ついでに夏野菜などを仕入れられる場所は。という事でお邪魔したのがこちらだ。
道の駅しなの
信濃町インターチェンジのすぐ脇にある施設だ。道の駅といえば、近年はどこに行っても大人気、大混雑しているが、こちらも同様。昼少し過ぎた時間帯であったから少しはよかったが、芋洗い状態には違いがない。
まずは野菜を
買い込もう。ボタンコショウとモロッコインゲン、あとはナス!なす!茄子!20分ほど経過して、フードコートが空いてきたのでそちらに移動する。
「お食事処 天望」
屋根勾配そのままが表れ、大きく吹き抜けた心地よい空間。チケットを購入すると、そのままオーダーが通るシステムだ。空いてきてはいるが、おばちゃんどもの混乱はまだ収まっていないようで、私の昼食がなかなか登場しない。
だいたい
道の駅のフードコートとなれば、その土地々々の名産品を用いたメニューが中心となっている。こちらも同様で、じつにユニークなメニューがある。
「季節のカツ定食」950円
カラリと揚げられたトンカツ。これはなんの変哲もないものだが、ここに季節の食材、料理を合わせていただくという、個性的すぎるメニュー。私は春に「蕗みそカツ」、秋に「きのこカツ」を食べたことがある。そして真夏の今回は
「やたらカツ」
やたらとは、この地域の伝統料理。夏野菜であるきゅうり、ナス、大葉を細かく刻み、大根の味噌漬けや塩昆布などで味つけをしたもの。
山形県のおだしなど、各地に同様の料理はあるようだが、これほど美味いものはない。ごはんがやたら食べられてしまう。という事からのネーミングではないか。たぶん
生野菜たっぷりの
カラフルな膳だ。ドレッシングのかけられたキャベツ、レタスに赤、黄色のトマト、とうもろこしとじつに彩りがよく、食欲が昂進されるというものだ。
そしてやたらがたっぷりまとわりついたトンカツ。
パリパリとした
やたらが、油っぽく熱々のトンカツを上手く調和してくれる。肉の味わいとボリュームのみを味わいが楽しめるそんな感じだ。そのまま食べても充分美味いのだが、備えつけのポン酢を用いても、世界観が違ってよろしい。
満足のいく
ランチタイムであった。涼しい中から外に出るのは勇気がいるが、このままではいられない。気合を入れて帰途に着こうではないか。
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