孫誕生に伴う
ひとり暮らしも、あと数日で終わりを遂げようとしている。生活そのものは、さして難しくはない。洗濯は2日に一度、掃除はロボット掃除機(ルンバではない)を不在の間走らせておけばよい。食事は作ることも可能だ、テキトーではあるが。メンドーなら外で済ませてもよい。どのみち、ほぼ一日中不在なのだ。どーという事はない

そんな生活が
およそひと月続いたわけだが、さすがに飽きてきた、メンドーになってきた、カンタンにいえば疲れてきた。孫はどこまでも可愛いし、産んでくれた娘も心配、懸命に育児参加している婿さんも大事だから、ここはひと肌、…脱いだのは主に家内だが、やさり生活を変えるのは、アラカン=バカじじいにはなかなかキツいものがあるのだし、それは東京に行っている家内も同様であろう。そろそろ普通の生活に戻りたいなぁ、と深いため息が出たところで、本日の夕食メニューは以下の通り

「鯖サンド」

夕食にパン、という事態に違和感を覚える私は、じゅうぶん昭和オヤジなのであろう。イタリアンやフレンチディナーの場では、文句なく接しているというのに、そんな身勝手さも含めて、間違いなく「The 昭和」でしかない。バゲットの間に、鯖の半身焼きを挟んで、というのは東ヨーロッパの大衆食みたいでよろしい。なんでもよい、私は腹がへっているだけなのだ
起て飢へたる者よ 今ぞ日は近し
醒めよ我が同胞 暁は来ぬ
鯖サンドを作るにあたり用意するものは
・鯖半身
・バゲット
・サニーレタス
・酢玉ねぎ
鯖は骨抜きが望ましい

私自身が骨抜きオヤジだからちょうどよい、というわけでもないこともないのだが、やはり骨が当たれば食べづらい。業務スーパーに骨抜きの冷凍ものがあったので、これを電子レンジグリルで加熱する
バゲットとは
昔風にいえばフランスパンとなろう。昔と違うのは、私はドイツの森の奥底で、ホッツェンプロッツが酸っぱいビールで飲み下すような、重くでガチガチガリガリのドイツパンか、ジャン・ギャヴァンが赤ワインにサラリと浸して食す、パッリパリのが好きなのだが、近在のスーパーに左様なるおしゃれなものはない。というか、最近のスーパーにパリパリのバゲットなど置いていないではないか。ちゃんとしたパン屋さんにいけば、置いているとは思うが、さほどのズクがあるわけもなく、西友でもっとも固く、小さなバゲットを買い込んでくる

バゲットは横半分に切り分ける
さすがにデカすぎるし、具材が少しはみ出るくらいのサイズだからちょうどよし。また半分に切り分け、トースターが加熱。パリッとしたくらいで取り出して、両面にバターをたっぷり。そこにサニーレタスと焼き上がった鯖、上に先だって友人から教わった、酢玉ねぎをたっぷりのせる。というか、鯖サンドも彼に教わったものだ。哲也くんありがとう

さらにバゲット1/2をのせて完成

どうだ、この勇壮なるフォルムは。いつか観た東欧映画の朝食シーンを想起させられる。ひと齧りすると、パリパリバゲットとサニーレタス、鯖の脂がほどよく調和して美味い。酢玉ねぎの酸味が適度なるアクセントになりまた美味いのだ。それにしても結構な量だが、夕食だから悪くはない
そして
独身生活最後の夕食が終わった。明日は早出で東京まで。娘宅の買い物やら、孫吸いやらをして、家内を連れて帰ってくるという行程だ。忙しい1日となりそうだ

