店名 信州小麦ラーメン 亀屋
場所 長野県千曲市上山田温泉3-7-4 [地図はこちら]
電話 026-275-1631
ジャンル ラーメン屋
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり
食べたもの 「わかめ&レモンラーメン」1000円
私は
頑固でも偏屈でもないと思ってはいるが、変わり者だとは確信している。どうもよそ様と違った方面に向いてしまう。一般的に好まれることにはほとんど興味がない。仮にあっても「一般的」の裏側に面白みを感ずるのであるから、やはり変わっているのだ。もちろん、こんな事は以前から表明していることだから今さら驚かれるものでもないだろう。
みながみな認めるもの
一般的に受け入れられているものには悪いものはないだろう。センスしかり品質しかり。数量も出回っているから価格だって抑えられている。しかしながら、それでは面白くないのだ。どこにでもあるもの、たくさんあって具合のよいもの。それはそれで文句はないのだが、私だけのものではない。
どうせなら
これまでかつて出会った事のないものを用いた方がよいではないか。新しき驚きがあった方に魅力を感じないか。そりゃ失敗もある。ありゃりゃこれは大変だ、という事態に発展することもある。でも私は感動をとる、少々悪くても新しい方を選択する。まぁ情熱を傾けて形作られたものに間違いはないが。
「信州小麦ラーメン 亀屋」
戸倉上山田温泉のど真ん中に位置するラーメン屋さん。お邪魔するのは10年ぶりくらいだろうか。個性的というか、その発想力に驚かされるお店だ。さて、久しぶりに来たからにはその力を存分に発揮したメニューを頂こうと思う。
「わかめ&レモンラーメン」1000円
一般的、というか古典的や醤油ラーメンといえば褐色のスープに細麺、メンマ、ほうれん草、チャーシュー、ナルト、ネギが載っているがこのラーメンは前提からして違う。
薄褐色のスープに浮かぶ黒い膜状のものはわかめであろう。口をパカンと開いたアサリがそこここに浮かび、メンマ、カイワレと、その上には薄く輪切りにされたレモンが5切れきれいに並んでいる。
熊本産であるという
レモンは丁寧に皮がむかれており、そのためか素晴らしい爽やかな香りを放っているが、その様は私の知っている『ラーメン』のカテゴリを逸脱している。
最初のひと口からは
クィっとする感じがない。塩気そのものが薄く、ワカメとアサリから効いているという感じだが、食べ進むうちに少しずつ出汁が香ってくる。そしてなによりレモンの効きがよい。酸味が出汁そのものに変換されるというのが正しい表現か。これこれ、こういうのが食べたかったのだ。
これはまた新鮮な出会いであった
ラーメンを知らず、見たことも食べたこともない者が想像とセンスだけで作り上げた、という感じか。もちろん店主さんは研究に研究を重ねて作り上げたものであろうが。とても良かった。次回は味噌ラーメンを食べてみよう。
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