店名 むさしの森珈琲 長野若里店
場所 長野県長野市若里6-1-1 [地図はこちら]
電話 026-229-7151
ジャンル カフェ
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「ふわっとろパンケーキ」638円
ホットケーキは
いつの間に『パンケーキ』なるよそよそしい名に変更されたのだ。などと憤っていてもなににもならない。とりあえずパンケーキではなく『ホットケーキ』として話を進めていきたい。ホットケーキの素、正式には『ホットケーキ用プレミックス粉』というのを今初めて知ったのだが、日本では1931年に発売されたのだとか。ずいぶん古いうちからホットケーキは身近な存在であったようだ。幼児期にテレビCM含めてだれかに教わった記憶はない。
そうはいっても
ホットケーキなるものは滅多やたらと食べられるものではなかった。粉物は片づけが面倒と、母親が作ってくれなかったからだ。たまぁに風邪ひいて学校休んだときと、母親の機嫌がよいときとが重なれば食べられる。
テフロン加工のホットプレートなどある時代ではないから、鉄のフライパンで炙るように焼く。大雑把な彼女が作るので、ところどころが焦げついたり、端部が瓦煎餅のように硬くなっていたり、粉末のメイプルシロップはちゃんと溶けないからじゃりじゃりしたりとあまりよいところのないホットケーキだったが、子どもにとっては特別感たっぷりのおやつが嬉しくてたまらなかった。
「むさしの森珈琲 長野若里店」
長野日赤すぐ前の、以前はロイヤルホストあるいはカウボーイ家族の入っていたところにできた、昨今流行りの高級カフェ。ロイホ系と思い込んでいたが、すかいらーくだったという。まぁどちらでもよいが。こちらの売りはホットケーキ、いやパンケーキである聞いた。ではいただきにまいろうか。
「ふわっとろパンケーキ」638円
注文してからメレンゲを仕立てるので20分待てとのこと。いったいどんなものが出てくるのかと、半ば楽しみに、半ばイライラしながら待つ。登場したのは楕円形の平皿に丸型の、どちらかといえばマフィンに見える形状のパンケーキ。皿を揺するとプルプルぷるぷる震えが止まらない。
ナイフで切り分けのだが
ほぼ抵抗なくスッと切る事が出来る。フォークでは刺せないから掬い取るようにして口元に。ほんのりとしたチーズの香り、これはリコッタチーズらしい。あとはほぼ液体それも、メレンゲ主体だから泡を飲み込んでいるようだ。ぷるっぷるのほわほわ。
なるほど
これが最新のパンケーキか。なかなかいける。これは美味いもの。昔のホットケーキからはずいぶん離れてしまったが、双方とも愛おしくてたまらない。
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