店名 てるてる坊
場所 長野県長野市屋島2276
電話 026-213-4696
ジャンル デリカテッセン
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの いろいろ
3月以来のてるてる坊での昼食となる
本日は珍しく予定が立て込んでおり、食事の時間をしっかり取ることが出来そうにない、したがってちゃっちゃと行ってパッパと選んでサッサと食べられるシステムのこちらを選択したというわけだ。5ヶ月ぶりの、といってもさしたる変化があるわけもない店内は昼を少し回った時間のためか、空いていてけっこうけっこう。
煮売屋さん
というのは江戸時代初期にできた商形態で、惣菜を作っては売って歩く商売で、明暦の大火(1657)により焼失した江戸市街地復興のために全国から集まった数多くの建築職人たち、…ろくな定住地も縁戚関係者もいない彼らのために発達したもので、これが後々飲食店に発達していく。
こちらに来るとどうも
「煮売屋さん」という感じがして面白い。惣菜を作っては量り売りしてくれるのだから、そのまんま現代の煮売屋さんではあるが。中に入ると入口からレジカウンターまでの道のりに沿って惣菜類が並べられている。左手は煮物類、炒め物類。右手は主に揚げ物類で、人気の唐揚げは常に揚げたてが補充される。
選ぶのが面倒、という方には日替わり定食も用意されていて本日は
チキンカツ
竹輪チーズ天ぷら
春巻き
照り焼きハンバーグ
ほうれん草ゴマ和え
酢豚
ごぼうサラダ
さくら漬け
ポテトサラダ
ここにご飯が装備されるラインナップで480円という凄みのあるメニューであったが今回は見送り。やはり面倒でも自分で好きなものを吟味して選びたいではないか。
優柔不断のクセになにをいうのかという感じではあるが仕方がない。空いているしよそ様に迷惑をかけるわけではないからよいではないか。という事で苦労して選択したのが以下である。
◯第一皿:煮物・炒め物類 すべて126円/g
「なす中華炒め」
まずこれが登場することは自然、当然のこと。世の中なすほと美味いものはない。なすと豚こま肉を炒め合わせただけの、ごくシンプルなメニュー。あまり中華っぽくは感じないが、美味いからなんでもよいのだ。
・ひじき煮
そういえばこれもしばらく食べていない。見てくれは真っ黒で変な煮物だが、これも美味くてたまらない。味つけがちょうどよい。
・かぼちゃ煮
かぼちゃと鶏ひき肉を甘く煮たもの。まずは色合いよし、甘さよし、かぼちゃのねっとり感よし。
◯第二皿:から揚げ
てるてる坊名物の唐揚げを3種とも。スタンダードな鶏から揚げは安定の味わい。カレーから揚げはほどよいカレー味がとてもよい。一番は塩から揚げ。ごくシンプルで美味かったなぁ。
◯第三皿:酢豚
これも名物、ニンジン、ピーマンなどの野菜類はもとより、豚バラ肉がたくさん入っているスーパー酢豚。これをご飯にどろりとのせていただくのがじつによろしいのだ。
◯デザート:ベイクドチーズケーキ 165円
てるてる坊はデザートのグレードも高い。とくにケーキ類が素晴らしい。レモンパイかこれで悩んだのだが、こちらに決定。無造作にサランラップで包まれたチーズケーキはけっこうなボリューム。チーズの香りと抑制された甘味がとてもよい。
色とりどり豊かな
「煮売屋さん」ランチはとても満足できるものであった。ただその場で自分で選ぶものだから、美味いのはよいがどうにも見た目がよろしくならない。もっと戦略だてて事に及ばねばならぬ。とはいつも思う事なのだが。
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