長野市「永楽 バイパス店」今年最後の…(仮)

なす

店名 永楽 バイパス店
場所 長野県長野市篠ノ井会616-2 [地図はこちら]
電話 026-292-5144
ジャンル 中華料理店
バリアフリー ◯
駐車場 あり

何事も

始まりがあれば終わりも必ずくる。社会情勢、事業、人間関係あらゆる事象に起こり得る。ある者は皆から拍手をもって送られ、ある者は放擲されることもあるだろう。よきにつけ悪しきにつけ生物であれば、この世に生まれ出れば必ず死を迎えることとなる。未来永劫、始まりと終わりは必ずある。

ある国の象徴

とされる方々(どうも憎めないんだよなぁここの人たち)もいくつもの系統に彩られ、万世一系という事はありえない。たまに創業数百年という組織をみるが、それは代替わりのたびに姿かたちを変え、過去と現在はずいぶんと違っている。見た目や名前が変わらずに続いているように感じられるだけだ。

したがって

終わりなど気にしていたら何もできない。今を目一杯、精一杯楽しんでいこうではないか。という事でしかないのだが、そりゃ誰しも最後は気になって仕方がない。現在が充実していればいるほど、愛しきもの大切な存在が多ければ多いほどその後はどうなっていくのか、どのように変異していくのかを知りたくなる。これも当たり前の感情だ。

せめて

最後はどうなっていたいか。それくらいは考えてもよいかもしれない。私のような根なし草、半ばその日暮らしでなんとなく生きている者は、せめて「最後に何を食べたいか」くらいは考えても罰は当たらないだろう。

やはり

最後に食べたいもの、食べていたいものはナスであろう。煮てよし焼いてよし揚げてよし。これほど美味いものはない。まだ死ぬ予定はないが、せめて今年最後のナス活としよう。

「永楽 バイパス店」

こちらは川中島の店舗とはどういった関係にあるのであろうか。どのようなものであってもよいが、紅い看板の中華屋に不味いところはあり得ない。ここだ、ここにしよう。この手の店でまず探すのはナス料理と決まっている。あった!ナスみそ炒め定食!ん?その隣にはまたそそられる名前があるではないか。

「ナス辛し煮定食」800円

白い深底の丸皿になみなみと注がれたオレンジ色。ニンニクとネギと様々な香辛料で調製されたスープ(なのか?)、そこに浮かぶいくつもの長ナス。豪快に四つに切られ素揚げされたナスの美しい紺色に目が奪われてしまう。

ニンニクがっつり、魅惑的といえるほど効いている。これは一般的にいえば『マーボーナス』なのであろうが、こういったその店独自の呼称なのがよい。

これはもちろん

メシにかけていただくのが本道といえよう。たっぷりと白飯上に積載してかきこむ!かきこむ!喰らいつく!ああ美味い、この世にナスほど美味いものはない!

ああ

ナス美味かった。ここで困るのが再度食べたくなることだ。今年もまだ数日続くのだ、また美味そうなナス料理と出会さないとも限らないのでタイトルは(仮)にしておく事とする。悪しからず

最後の晩餐といえば

聖書ではなく「世界大戦争(1960)」が好きだ。核ミサイルが飛んでくる夜、お母さんが最後に作るご馳走がなんともよいのだ。大きな海苔巻きに稲荷寿司そして玉子焼き、お父さんにはお銚子を一本。この普通さ加減(冷蔵庫のない時代だから、これが最高レベルだったかもしれないが)がたまらないほどよい。


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