千曲市「うなぎ・寿し 辰勢」隠れ家うなぎ

うなぎ

店名 うなぎ・寿し 辰勢
場所 長野県千曲市上山田三本木567-4 [地図はこちら]
電話 026-275-2646
ジャンル うなぎ、寿司店
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「うな丼 大盛」2100円

高所恐怖症なのだ

いや、単に高いところがだめだというわけではない。商売柄、足場に登らないわけにはいかないし、地上50階建てマンションの最頂部に佇み、下を覗いても平気でいられる。では何がだめかといえば足元がない高いところ、リフトとかロープウェイとか。飛行機なんかも多分だめだなァ。

そのかわり狭いところは好きだ

押入の中や部屋の隅でじっとしていたりするのもよい。昨年、松代地下壕を見学に行ったがどうにも嬉しくてドキドキと動悸が収まらなかったものだ。ああ、そういえば自分の部屋は幅1.82m×奥行き4.2mだが、両サイドに本棚を配したから、実質1mほどの幅しかない、せまいせまい部屋なのだ。なかなか落ち着きがあってよい。

私に限らず男の子(元含む)はみなそうなのかもしれない

「狭くてよいから自分だけの空間が欲しい」という男性のお客様とお行き会いする事は多いし、うちの息子だって自宅で見かけないな、と探したら机の下で寝転がって本をいたり。男にはそういう習性が備わっているのかもしれない。出版から150年も経過しているに関わらず「トム・ソーヤーの冒険」が世界中で好まれているのも、その習性ゆえではないか。

「うなぎ・寿し 辰勢」

戸倉上山田と坂城のちょうど中間くらいにある寿司屋さん。旧道沿いにひっそり建っている。古びているから、ちょっと見には「営業してるの?」という気になるが、じつはけっこうな人気店であるという。こちらは基本的に個室なのでとても特徴的なのだ。かなりな頻度でテレビやYouTubeで紹介されてもいる。本日は打ち合わせのあとご馳走して下さるとの事だ、ありがたくたっぷりいただく事としよう。

通されたのは廊下に面した、襖で仕切られた2坪ほどの小さな部屋、これがいくつも連なっている構造のようだ。ランチメニューはかつ丼、角煮丼、ネギとろ丼などの丼もの。さばの味噌煮定食、まぐろ山かけ定食など定食ものがある。

「シーフードサラダ」820円

シーフードサラダというからには、ガラスが銀の器で楚々としたものが登場すると思いきや、丼ものにモリモリの千切りキャベツ。上にマグロ、サーモン、タコ、イカ、エビなどが配され、トビコが散らされている。寿司屋さんらしい「海鮮・野菜の盛り合わせ」といった風情の一品。シーザーズドレッシングがよくあっている。

「きも焼き(1本)」350円

うなぎの肝というのはずっと肝臓だと思っていたが、じつは胃や腸など消化器官なのだそうだ。道理でたまにコリコリしたのに当たると思った。というか、そもそもどんなものか分からずに食べていたのか、私は。無造作に串刺しされているものが多いが、こちらは寿司屋さんらしく丁寧に巻かれきれいに並んでいる。見た目も味わいもとてもよろしい。

「うな丼 大盛」2100円

そしてメインディッシュの登場。奢ってもらうからには容赦はない。コロンとした丼にてんこ盛りご飯。ついいつも通り大盛にしてしまったが、並で十分だったかも。蒲焼きは蒸しなしの関西風、というか長野ではこれが主流だよね。特別料理ではない、あくまでも焼き魚という風情が好き。

山椒たっぷりふりかけていただきます。皮はしっかり、といって身はふわふわであるのが心地よい。甘いタレがまた素晴らしい。

少々

古びてはいるが居心地のよい、とても落ち着く空間であった。素晴らしい。次回は角煮丼をいただこう。


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