信濃町「お食事処 天望」ふき味噌のとんかつ

とんかつ

店名 お食事処 天望
場所 長野県上水内郡信濃町柏原1260-4 道の駅しなの ふるさと天望館内 [地図はこちら]
電話 026-255-2900
ジャンル 食堂、定食
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「ふき味噌カツ定食」900円

都会育ちのもやしもん

というのが私のキャッチフレーズである。中学3年になって初めて土を「土」として認識し、霜柱を初めて目撃し、とはいつも言いふらしていることだから、みなから暖かくご理解いただけると思っている。

そんなわけだから

植物のとくに農産物がどのように出来てくるかなどわかっているわけもない。ナスはしってるよ!当たり前さぁ。サツマイモは土の中だよな、芋掘りした事あるし。玉ねぎも同じだったよな。枝豆というか大豆は葉っぱのところだったや。落花生は微妙だなぁ。スイカは地面は這うようにしてなるから、キュウリも同じなのか。

これは本当のこと

30過ぎるまではマジでこんなものだった。いやはや情けない。長野に引っ越し、常に田畑が視界に入るような環境になったり、義父の農作業をみて、ああそういう事であったかと納得できた次第だ。人間何歳になっても学ぶことはあるのだ。

普通の農産物ですら

そんなものだから、山菜となるともっと覚束ない。タケノコは文字通り「竹の子」だからわかるし、そもそも叔母のいる千葉はタケノコの大産地だからよく知っている。ワラビも採ったことがある。え?タラの芽って本当に木の芽だったの?あああ、コゴミはこんな風に出て来るんだァ。と、こんな感じ

とはいえ

ふきのとうだけはよく知っている。ふきなんてものは東京だろうが田舎だろうがどこにでも生えているし、そもそも母親が好きでしょっちゅう採ってきては食卓に登場したからだ。まだ開かないうちのふきのとう(長野ではふきったまともいう)をよく洗い、細かく刻んで濃く作った味噌汁に少しいれて飲む。野趣あふれる香りと味わいがとてもよい。ただ、それ以外の食べ方は今ひとつ。ふき味噌なんて料理は上手な方が作ると素晴らしくなるが、母親も家内もあまり得意ではないようだ。これは技量と、それ以上に鮮度が関係するから致し方のないことであろう。

「お食事処 天望」

信濃町にある道の駅しなのに併設された食堂だ。陽気がよくなり、ドライブやツーリングのお客様で賑わっている。これでコロナさえなければ、もう少しはっちゃけたイベントが開催されて面白いのだが、それは今しばらくのがまんがまん。黒姫が大きく見える席でいただいたのがこちらだ。

「ふき味噌カツ定食」900円

ごく普通のロースカツにソースとふき味噌をぽんと載せただけのシンプルメニュー。というか、ソースカツにふき味噌なんて合うのか?そんな疑問の声が聞こえてきそうだがなにを言うか。熱々で、サクリとした歯ごたえのとんかつと甘さを控え繊維質を残したふき味噌の相性は最高だ。

少しばかり残したアクとクセが素直なとんかつによい「影」を与えているという感じ。傍らのふきのとうの天ぷらもよい仕事をしている。

6〜7年前

わが家の庭先に植えたタラの木が昨年から大成長し始めた。こりゃたまらんと芽を摘みまくったが追いつくものではない。3/4以上切ってしまい、除草剤をまきという処置をしたがさすが雑草の王様。また成長してきた。もうしばらくしたらタラの芽食べ放題に至る。あああ、山菜っていいなぁ


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