松本市「ソースかつ丼 我山」山雅のある風景

かつ丼

店名 ソースかつ丼 我山
場所 長野県松本市神林983-1 [地図はこちら]
電話 050-5589-3910
ジャンル 食堂
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり
食べたもの 「特製ソースかつ丼(ヒレ)」1800円

スペインの

リーガ・エスパニョーラ第一部に属するFCバルセロナはサッカーファンから「世界で2番目に好きなチーム」と言われているという。いや、本当は世界一なのだと思うが、1番は「おらがチーム」すなわち地元に属するサッカーチームなのだそうだ。まぁそれは当たり前か。

サッカーチームは野球と違って

選手数も試合数も少なくすむから参入しやすいというメリットがある。したがってやたらと多い。Jリーグだって1部から3部までで53ものチームが所属しているという。その下のJFL、そのまた下の地域リーグ、その下の、…と全部合わせたらいったい何チームあるのだろうか。

「おらがチーム」

のよいところは、選手との距離感にある。大都市のメガクラブは別だろうが、地方クラブであれば駅前の居酒屋でFWのだれそれと隣り合って意気投合したとか、SBのあいつがアルバイトでプロパンガス運んでいたとか。青木島の某定食屋の隣にかつて長野パルセイロ監督のバドゥが住んでいて、昼食のたびに出会してハイタッチしていたとか。いやが応にも親しみが湧いてくるというものだ。

松本山雅というチームは

正味なところ羨ましくてならない。あれほどたくさんの熱狂的なサポーターたちが、ホーム・アウェイ問わずに駆けつけ熱い応援が、傍目で観るとドン引きさせられるほど繰り広げられる。浦和レッドダイヤモンズより凄いのではないか。

それでいて

絶対的な存在でないところがこのチームの最大の魅力である。最初はとことん負けに負けてギリギリのところから盛り返す。いわゆる「山雅劇場」だ。これ以上観ていてハラハラドキドキするサッカーはない。これでガチガチに強かったら可愛げがなさすぎる。オラがチーム長野パルセイロ(なのか?)の500億倍くらい素晴らしいではないか。

「ソースかつ丼 我山」

松本山雅FCの本拠地にほど近い場所にある食堂、というよりもソースかつ丼専門店。数年前にお邪魔した事がある。だだ広い農地のど真ん中にぽつんとあるので、なにやら寂しい気がしたのだが、この日はなぜかひと通りがある。もちろんみな徒歩でだ。あれあれ?なんで?あ、そうか今日は松本山雅の試合があるのか。いいなぁ、オレも観たいけど仕事なんだよな。

広くて明るい店内は、いくつかのテーブル席を小上がりがL型に囲むような形式。昔の焼肉屋のような風情だ。壁面には山雅のポスターやペナントが貼られている。緑色のユニフォームを着込んだサポーターが何人か試合前の腹ごしらえをしている。さぁ私も昼メシだ。

「特製ソースかつ丼(ヒレ)」1800円

本当ならあの分厚いロースといきたかったのだが、あまりの厚さに揚げ時間が20分もかかるというので断念し、ヒレを注文した。
5分ほどで到着。おおお!ここも蓋が半分空いている。ちなみにこれは普通盛りなのだ。大盛りだったらまた後悔の時であったろう、いやはや。

丼の半分は千切りキャベツ、ソースにべったり漬け込まれたヒレカツは5枚。密集状態というか、これは完全な三密だよね。ほれぼれするような盛りつけではあるが、このままでは食べられない。蓋にヒレカツを避難させる。ソースの染みついたキャベツとご飯だけでも美味そうだ。だいたい、ヒレカツひとつがデカくて重いのだ。これはど迫力、脂身こそ少ないがあっさり肉汁ジューシーで食べられてよい。美味い美味い。

食事をしながら

山雅サポーターの方々が議論している。今日は負けられない、数節先の新潟戦までは勝ち点をいくつか積み上げてどうのとか。そうだよな、現在の山雅は低迷気味だからねぇ。今日は勝てよ!フォルツァ山雅!(は違うよね、ごめん)


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