長野市「まつしろ食堂」決められない

なす

店名 まつしろ食堂
場所 長野県松代町東寺尾1232-4 [地図はこちら]
電話 026-278-4277
ジャンル 食堂
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「鳥の唐揚げ 油淋鶏」266円、「茄子の揚げびたし」、「竹輪の磯辺揚げ」

「汁かけ飯」

とはご飯の上に出し汁をかけていただく雅な食事のことを指す。現代でいうところの「出汁茶漬け」のようなものか。
戦国時代のあるお殿様。昼食にみなで汁かけ飯を食べていた。汁を一度かけさらさらやっていたらどうにも足らない。まぁいいやともう一度かけたら、隣にいた父親が
「毎日食べているのに汁の量もわからないのか」
と、彼に国や家臣、領民を守ることが出来るのかと大きくため息をついた。

というのは

関東に君臨した小田原北条氏三代目 氏康と四代目 氏政との間にあるエピソードだ。北条氏政のバカ殿ぶりを表現する代表的なものだが、後世になってからの捏造されたとの説もあるから鵜呑みにしてはならないし、そもそもこれくらいの事でバカ呼ばわりされては氏政さんも浮かばれない。だいたい私なんかいったいどうなるというのだ。

「まつくぼ」

の特盛りソースかつ丼を食べては後悔し、「夜来香」や「ごくろう山」の唐揚げを食べては後悔し、「乙妻」の大盛りオムライスを食べては後悔し、「珈琲哲学」の欲張りフルーツパフェを食べて後悔し、「横綱」の横綱そばを食べては後悔し、「ふるさとの草笛」の為右衛門そばを食べては後悔しと、抑制できないわが身を後悔ばかりしている。あああオレってバカなんだァ

「まつしろ食堂」

長野インターチェンジ入口前にあるカフェテリア方式の食堂。こちらは大好きなのだが、こちらほど困る存在はない。好きなものを好きなだけ選択して、というシステムは多く取りすぎてしまうのだ。今日は3品にしよう、と固く心に誓っても脆弱な私はつい4品、5品、6品と取り上げてしまう。それではいかん!いかんのだ!という事で本日こそ3品で参る。参るのだッッッ

入口入ってすぐの

玉子焼きコーナー。おおおお!紅生姜玉子焼きを注文しようか。いやいやいや、まずここで失敗するのではないか。静かに落ち着こうではないか。あ!季節の天ぷら?ふきのとうがあるではないか!ああああいやいや、揚げたてではないから美味くないぞ、絶対に。お!蓮根の挟み揚げ?いやいやいやなんでおれは揚げ物に反応してしまうのだ。いいいい!もつ煮?す、すすすすき焼きだってぇ?

などといつも通りの優柔不断と試行錯誤と右顧左眄の末に決定したのが下記の3品となる。

「鳥の唐揚げ 油淋鶏」266円

唐揚げにネギがたくさん入った甘酸っぱいタレがザバリとかけ回されている。おおお唐揚げがデカいぞ、おれこういうの好きなんだよな。おおおおおお!揚げ茄子が入っている!素晴らしい!

「茄子の揚げびたし」

となればこれもイッておくしかなかろう。揚げ茄子が美味いのは言わずもがなのこと、そこに出汁を少し効かせたタレが素晴らしい。世の中茄子ほど美味いものはない。

「竹輪の磯辺揚げ」

だいたいチクワを天ぷらにするなどという事を考案した者は誰だ。衣に青のりをたっぷりいれて揚げるなどを考えついたのは誰だ。もちもち磯の香りが高くてこんなもの美味いに決まっているではないか。

あああ疲れた

たった3品を選ぶのにこれほど疲労するとは。だって選べないんだもの、決められないんだもの。あああやっぱりオレってバカなんだァ


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