松本市「est」アボカドについて

カフェ

店名 est
場所 長野県松本市島内2380-1 [地図はこちら]
電話 0263-50-6065
ジャンル カフェ
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「本日の日替り B」870円

以前から言っている事だが

東京都新宿区という大それたところの生まれ育ったため、土を身近なものとして認識したのは中学3年になってからだ。そりゃそうだろう。視界に入るすべてがアスファルトかコンクリートに覆われているのだ。土なんて学校か道路の植え込みに、どこかから持ち込み入れてあるもの、と思い込んでいた。そんなものだから農業の世界など知るわけもない。というか果実と野菜の違い、などという事を知ったのはついこの間、それもインターネットで調べて初めてわかったことだ。

といっても

さほど厳密な定義があるわけではなく、果実は「木のもの」すなわち樹木になるものを指す。野菜は「野の菜」葉・茎・根などを食用とする野に生える草という意味で、田畑で栽培され、副食物とされる植物が野菜。もっといえば、多年生を果物、一年生を野菜とするものがあり、農林水産省の分類はこれに近いのだとか。

なるほど

そういう事だったのね。これを知ったのは昨年とか一昨年のことだからなかなか情けないものがある。

ところで

アボカドって果実なのか。子どもの頃、昭和でいえば50年になったばかりくらいのこと。世の中にまだまだ知らないものがあった時代に、マンゴーとともに
「南国からきた新しい果物」
として紹介されていた記憶がある。両方とも物好きな母親が早々と買い込んできたのだが、マンゴーは多少クセがあるが明らかに甘い果物だったが、アボカドはなんだこりゃ?

まったりネットリして

脂っこいが甘くもなんともない。種はデカくて食べるところが少ないし、と甘いものマニアの母親が怒っていた。それからしばらくして公開された伊丹十三初監督作「お葬式(1984)」で奥村公延が醤油をかけて食べていたのを観て、ああそういう事だったのかと合点がいった次第だ。

「est」

安曇野の農地とところどころに点在する集落が連続する風景が好きだ。国道19号線を超えて穂高までくらいの地域がなんとなくよくて、ふらふらすることが多い。こちらは松本インターから少し入ったところにあるカフェだ。田畑のど真ん中という開けた風景が心地よい。

「本日の日替り」

として4点のメニューが用意されている。

A.オムライス
B.鶏肉のアボカドとパプリカのハニーマスタードソース
C.キャベツとひき肉の重ね焼き
D.明太子のクリーム和えパスタ

いつも通り様々な試行錯誤と優柔不断と逡巡の果てに決定したのが以下だ。

「B.鶏肉のアボカドとパプリカのハニーマスタードソース」870円

白い丸皿の傍にはサニーレタスを主としたフレッシュサラダ。鶏胸肉とレッド、イエロー双方のパプリカ、アボカドを用いたメイン料理。茹でたニンジンとブロッコリーも加わってとても華やかなひと品だ。

パプリカは道場六三郎が多用したバブルな野菜というイメージだったが、すっかり一般化してしまった。甘くて歯ごたえもあってよい。アボカドはいつも通りのまったりさ加減を発揮している。こういう料理はぴったりであろう。鶏肉とハニーマスタードの相性は大変よろしい。

じつに

彩り華やかな料理で満足満足。なんとなくこういうものと出会うことができると嬉しいものだ。


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