安曇野市「百家」熱くて分厚い

とんかつ

店名 百家
場所 長野県安曇野市堀金烏川4879 [地図はこちら]
電話 0263-88-6165
ジャンル とんかつ屋
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「定番 こだわり厚切りロースカツ定食」1510円

以前から不思議に思っていたのだが

なぜ人間はホモ・サピエンス一種だけなのか。犬はセントバーナードやドーベルマン、ゴールデンあるいはラブラドールレトリバーといった大型からチワワののようなごく小さなものまで。猫も同様、ペルシャやらジャムやらたくさんいる。猿も同じだし、哺乳類だけではない。トカゲやヘビ、カメなど爬虫類、昆虫類にまで発展するとエラいことになるからやめる。とすれば人間だってずいぶん昔から、世界中のいろいろなところに分布(?)しているわけだから、いろいろな種があってもおかしくはないはずだ。信州の山深い田舎に棲息しているからキタヤマアカニンゲンとか、沖縄の孤島で発見されたか、シマオキナワニンゲンとかがいてもおかしくないではないか。…これ元ネタは筒井康隆だよね?今気づいたからこの辺にしておくが、疑問が解消されたわけではない。

そして何より不可思議なのは

まったく同じ種であるに関わらずただ1人として同じものがいない事だ。もちろん、犬にも猫にも、爬虫類にも個性はある。といったところで人間ほど違ってしまう種はいない。同じ親から生まれた子どもたちが、ほぼ同じ家庭環境で育まれたものが、まったく違う人間になっていくのだから。なぜかはわからないが、それだけ複雑に出来ている。いや人間の構造そのものがいらいらするほど複雑化されている。怒りっぽいひともいれば、いつもニコニコしているひともいる。陰険なやつもいればきれいサッパリ明るいだけのやつもいる。

かくいう私も

複雑化された人間のひとりだが、私ほど単純なものもいないだろう。Aというものに感化されればそのまま染まりきってしまう。ちょっとした事で一気に落ち込む事があるが、ほんのわずかな変化で気分爽快!アゲアゲな状態になってしまう。ちなみに現在はアゲアゲアゲアゲ!くらいの気分でいる。よしこの爽快気分のまま昼メシだ!この際だからちょっと遠出してしまおう!という事で安曇野市堀金までGO!

そういえばこの地域は昔

堀金村といわなかったか。たしか、松本に住んでいた時代はそのように呼んでいたよな。ググってみたら2005年に豊科町、穂高町、三郷村、明科町と堀金村が合併して安曇野市が発足されたとのよし。それくらいご縁も用事のなかった地域なのだが、アゲアゲ気分に最適なものがあると聞いたので延々長野からやってきた次第。

「百家」

ナビに導かれるままに来てしまったので、余計と場所がわからない。とはいえ先ほどGoogleマップで調べてみたら、JR豊科駅のわりと近くにあるようだ。道沿いにある和風モダンなデザインの店舗は、落ち着いた大人の雰囲気。小屋梁を見せた大きな空間に、テーブル席が5脚ほど、そしてカウンターが設けられている。メニューは4品のみ。ここまで小気味よく攻められるとおじさんは嬉しくてたまらない。注文はもちろん看板メニューとする。

「定番 こだわり厚切りロースカツ定食」1510円

このような品位の高い空間とは釣り合わないほどのボリュームのトンカツが登場する。大きさという点ではもっとすごい店はいくらもあるが、この厚みこそ凄まじきものはない。2〜2.5㎝といったところか。

観ているだけで動悸が高まってくるのが確認できる。うおおおおおお!これは素晴らしい!気が上がりアセンション直前のような心持ちとなってくる。さぁ喰らうぜ!

『当店のとんかつは肉汁をたっぷり味わっていただきたく、肉を桜色に仕上がるように努力しています』

というキャプションの通りほんのりピンク、いや桜色の肉肌。これを最大限に味わうには塩がもっともふさわしい。

洋ガラシをたっぷりのせ、軽く塩をふる。店主がこだわっただけあって、旨味たっぷりの肉汁が滲み出してくる。これほどジューシーに仕上げてくるとは、店主の技量は計り知れないほど高い。ゴマをすり入れたソースも美味い。極めてスタンダードな手法であるが、薄い衣と柔らかくジューシーな肉質を強いソース味が包み込んで一層も二層も高き場に高所に誘ってくれる。

そしてなにより

ご飯、味噌汁がおかわり自由なところだ。ひと切れでご飯がひとつイケそうなスケールがある。といっても奥ゆかしい私は一度しかおかわりしなかったが。

アゲアゲ気分が

いや増したランチタイムであった。このまま継続出来る様に美味いもの食べて楽しくやっていこうではないか。さぁ参るぞ



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