小布施町「中国菜 橙」黒酢のあんかけ焼きそば

中華料理

店名 中国菜

場所 長野県上高井郡小布施町大字小布施1462

電話 026-214-2989

ジャンル 中華料理店

バリアフリー

駐車場 あり

食べたもの 「黒酢のあんかけ焼きそば」940円、「大ライス」350

 

基本、口に入るものに差別はない

したがって食物であればいかなるものも咀嚼する自信はある。と周囲に言いふらし回っている。もちろん、スウェーデンのシュールストレミングとか東南アジアの暑い国で収穫されるドリアンとかは出会ったことがないから好き嫌いの判別はつかないが、少なくとも最初から忌避することはなく、食べようとする努力はすると思う。まぁこの辺りは好悪の感情よりも好奇心に由来するものではあるが。

 

さように極端な事例を出さずとも

そもそも嫌いな食べ物がない。生牡蠣が食べられない、マグロはよいが白身魚がだめ、鷄の皮は見るのもいやだ、アレルギーではないが玉子の白身がずるりとするのが大嫌いで仕方がない。などという好き嫌いの持ち主とずいぶん出会ってきた。子どもではあるまいし、よい歳をした大人がなにを言ってるんだよ、と言いたいところだが趣味・好みはとやかく言わないこととしよう。

 

食べ物の好き嫌いがあるものは

味覚にも好き嫌いが多いようにも見受けられる。甘いものがだめ辛いものは嫌い、苦いものなど話にならないなどとも聞いたりするが、両方合わせれば人生の半分どころか7割方損をしているように感じられる。もちろんこれにも文句を言うつもりはないが、もったいないなぁ。

味覚のうちである

甘味、酸味、塩味、苦味、うま味のうち私は酸味を好む。なにかといえば酸っぱくしたい方で、ラーメンといえば醤油でも味噌でも塩でも豚骨でも大量に投入してしまう。柑橘系の激しく酸っぱいのは閉口だが、大好きなんだなあ。『黒酢の』などと言われてしまうと必ず注文してしまう。

 

「中国菜 橙」

小布施駅から徒歩1分くらいのところにある中華料理店。少し裏手に面しているから隠れ家っぽい雰囲気もある。こちらにお邪魔するのは初、というよりも知ったのがこの日のほんの数分前であった。本当は別の店に行くはずが、臨時休業とのよし。別の店はとGoogleマップを開けたとたんに目に入ったところであった。

 

まったく初めてだから

どんなものか定かではない。しかしその佇まいと店内の落ち着きっぷりからして上等な店と確信する。

さぁ何を喰らおうか。

「四川麻婆豆腐」(あとで調べたらこちらの看板メニューとの事)、「海老のチリソース」、「担々麺」、「酸辣湯麺」と魅力的なメニューがたくさん目に入るが、今日のオレはこれに惹かれてしまったのだ。

 

「黒酢のあんかけ焼きそば」940円

私はそもそもあんかけ焼きそばが大好きなのだ。あんかけ焼きそばの上に洋ガラシをのせ、酢で解くようにして混ぜる時こそ幸福の絶頂を感ずる人間なのだ。

ましてやこれはあんかけが黒酢ベースである事。世の中にこれほど素晴らしいメニューは他にあるわけがない。

 

黒酢といっても

真っ黒に仕上がるわけもない。濃いめの黒褐色といった色合いのあんかけ焼きそばは、人によっては好まれないフォルムかもしれない。しかしシメジやピーマンやらタケノコやキクラゲ、豚肉といった具材が縦横に走る様はとてつもなく美味そうだ。

酸味

というほどではない、むしろうま味がたっていて大変な美味さだ。なによりキノコ類のうま味が素晴らしい。表面カリカリの焼き上がた中華麺のパリパリとした食感がよすぎる。もちろん洋ガラシをのせ酢でぐるぐる溶いて味わうことも忘れない。そして以下のものが登場する。

 

「大ライス」350円

この完成度の高いあんかけを目にしてメシを注文せずにいられない。大中小のサイズが存在するのであれば、大にするのは当然の所業といえる。そして躊躇なく具材を乗せまくる。乗せて乗せて乗せまくり、ワシワシとかきこんでみせる。黒酢のあんかけ焼きそばかけご飯。これこそ正しい食べ方なのだ。

 

文にも書いたが

黒酢のという割に酸味の少ない優しげな味わいであった。もう少し酸っぱくてもよかったが、お酢を加える楽しみもあるからこれくらいでちょうどよかったか。あああ酸っぱいもの万歳!

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