中野市「食房べに家」Be Forever Beniya

食堂

店名 食房べに家
場所 長野県中野市中野170-6
ジャンル 食堂
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり
食べたもの 「Aランチ」380円

 

古今東西

どこの国でもいつの時代でも長生きする事は、誰からももっとも尊ばれ、喜ばれることのひとつであろう。わが国でも歳の節目ごとにお祝いが設定されている。

60歳:還暦
70 歳:古稀
77 歳:喜寿
80 歳:傘寿
88 歳:米寿
90 歳:卒寿
99 歳:白寿
100 歳:百寿
108 歳:茶寿
111 歳:皇寿
119 歳:頑寿
120 歳:大還暦
250 歳:天寿

例によってWikipediaからの引用だが、こんなにたくさんあるんだねぇ。卒寿くらいまでなら知っていたが、百寿、茶寿、皇寿なんて初めて知った。ちなみにここまでならiPhoneは一発変換された。さすがApple!

そんな事言っても

長生きすればよいというものではない。それならの仕事を成し遂げ、尊敬されだれからも祝福される。そんな長生きでありたいものだ。

 

「食房べに家」

中野市の田園風景のど真ん中にある定食屋さん。いつからやっていかは分からないが、かなり古くからこの地で商売されているとの事。切り盛りしているおばちゃんも、今年で米寿ではあるが心身ともにピンピンして店に立っている。しかし年齢には勝てない88歳元気ではあるが、まだ動けるうちに閉店、9月末で終わりとする。

 

と聞いたのは半年ほど前のことであるか

私も何度もお邪魔したわけではない、常連でもないが、この店の魅力に取り憑かれたもののひとりであるわけで、これはお別れのご挨拶をせねばならぬと7月に行ってきた。それから2か月いよいよ閉店まであと数日というところになって、最後にもう一度と再訪問した次第だ。

 

いつもの風景いつものべに家さん

ではあるが、駐車場にはいつもと違いかなりな台数が停まっている。中に入ると結構な盛況ぶり、ほぼ満席ではあったが、たまたま空いたので窓辺のテーブルに着くことができた。本日はもっとも「らしい」メニューとしよう。2種ある日替わりのひとつだ。

「Aランチ」380円

380円!そしてご飯みそ汁おかわり自由!

学食か?と思われそうな価格設定だ。通常メニューは安めではあるが、わりとなくもない単価となっているが、壁に貼られた短冊メニューあるいはこの日替わりメニューはアホなほど安い。私の好きな納豆定食300円もあるが、今日は豪華に参るのだ。

 

ハムカツ、クリームコロッケ、エビフライ

というスーパー豪華なコンビネーション定食。ハムカツといっても薄切りプレスハムを2枚重ねで揚げたものだし、その他もおそらく業務用だと思うが、この意気、この志が素晴らしいではないか。

 

白い平皿に

てんこ盛りの千切りキャベツ、ハムカツ2枚、クリームコロッケひとつ、エビフライ一本というフォルムはしっかりとしたミックスフライ定食だ。

レモンも洋ガラシもついている

もちろんこれらにはソースをダバダバダっと大量にかけて頂く。揚げたてサクサクの衣と、酸味の効いたソースによりしなーっとなった衣のコントラストが好きなのだ。美味いねぇ。

みながみな

会計時におばちゃんにご挨拶していく。今までありがとうね、これからも元気でね。私も同様とする。あまり来れなかったけどありがとうございました。また来るねと言えないのが残念でならないよ。

 

ありがとう、でもこれからは自分の楽しみだよ

とおばちゃんは言う。これこそお人柄というものであろう。このおばちゃんであったから皆から愛され長い間続けてこられたのだ。私もこのような歳の取り方をして行かねばな、とつくづく思った。

 

 

 


信州のデカ盛り2 写真集・フリー素材集 あらら?のランチ

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