長野市「プルメリア」純喫茶のカツカレー

喫茶店

店名 プルメリア
場所 長野県長野市吉田3-10-8 [地図はこちら]
電話 026-244-9367
ジャンル 喫茶店
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり
食べたもの 「カツカレー」1050円

喫茶店

という響きを聞かなくなってずいぶんになる。カフェなんてすかした名前の空間、…というのは言い過ぎかもしれないが、どちらが親しみがあるかといえば、圧倒的に前者であろう。

近年は

Starbucksなどの輸入系カフェが主流で、『ちょっとひと休み』の際に使われることが多いようだ。私も嫌いではないがなんとなく敬遠してしまう傾向にある。なぜなら本来的なあちら式の
「抹茶とチョコとカシスを入れて、だけどコーヒーは薄めでグラニュー糖ではなくザラメを小さじ2.5杯だけ。生クリームはよくホイップしててんこ盛りに。あ、シナモンはかけずに砕いたナッツをたっぷりと」
などという『自分だけのカスタマイズ注文』が気遅れして出来ず、つい高価な既製品をオーダーしてしまうのが歯がゆくてならないからだ。え?そんな事思うのはおれだけ?

社会的な機能としての

「喫茶店のあるべき姿」というものもあると考える。男子の場合、背のびも含めた軽い悪事も青春期には必要なのだ。両親兄弟身内教師の目の届かない場所で、学校帰りに学ランのまま街角の喫茶店に飛び込んで、友人たちとあーでもないこーでもないつまらない事をだらだら喋り、タバコ吸いながら、時として酒飲みながら無為な時を過ごす事が絶対的になければならない。

こんな事は

昔も今も普通はやってはならないし、少年犯罪促進運動をしているわけでもないが、あくまでも成長の一過程として、けっして見過ごしにできない、ある種の通過儀礼としてあるべきだ。もちろんそんな事が『カフェ』で出来るわけもなかろう。

だから喫茶店がよい

『純喫茶』なんて最高ではないか。昭和中期うまれで「談話室たきざわ」で打ち合わせをしたというマスコミチックな経験こそないが、「喫茶ルノアール」で昆布茶をいただいたことならある身としては、そのような偏った感情を持っていてもおかしくはなかろう。

という事で

なんとなく昔風な「喫茶店」を見るとついふらふらと立ち寄ってしまう日々を過ごしている。今回もたまたまネットを流し見していたら、近所にそれっぽい店があるではないか。

信濃吉田という駅には

ほとんど用事がなかった。そもそも長野電鉄に乗る機会がない。たまに東急ライフに行くか、家内が育成委員だった頃ノルテながのでの会合に送迎する程度だった。自宅から2キロちょっとしか離れてないのに。そんな事だから、その地によさげな喫茶店があるなど知っていようはずもない。

「プルメリア」

道沿いの店舗でありながら、内部が窺えないつくりとなっているあたり、いわゆる『純喫茶』の様相を呈している。子どものころあったよなぁこういう喫茶店。ウッディなインテリアも然り。なんとなく懐かしい香りがする。ちなみにこちらは禁煙だそうな。

「カツカレー」1050円

こちらの名物はアボカドの入った「チーズ焼きカレー」なのだそうだが、とりあえずお初はカツカレーとした。というか、カツがたべたくてたまらなかったのだ。

それにしても盛りがよすぎるぞ。千切りキャベツとレタスのてんこ盛りサラダにきゅうり2枚。こちらには梅ダレが添えられている。ソースせんべいにつけたアレだ。

そしてカツカレーの山

揚げたてのカツは厚さこそないが面積がデカい。ご飯は茶碗にして何杯分あるのか。てんこ盛りではない、人はこれを山という。そしてカレー。そしてカレーはドロリと高濃度な欧風。とはいえ昨夜のカレーっぽく旨味が回りきって美味い美味い美味い。

また嬉しい喫茶店を見つけてしまった

土曜日日曜日の味噌汁はカニ汁になるという。うおおおお、それは楽しみだ。また純喫茶に入り浸る日が来てしまうかもしれない。


信州のカレー 写真集・フリー素材集 あらら?のランチ

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