店名 長野第二合同庁舎 食堂
場所 長野県長野市旭町1108 長野第2合同庁舎B1階
電話 不明
駐車場 あり
バリアフリー ◯
食べたもの 「日替り定食」550円
長野県の本庁脇を通る
長野県道399号線、いわゆる県庁通り。こちらは長野県随一の官庁街となっており、本庁、裁判所、公証役場やいくつもの行政機関が入る合同庁舎などが連なっている。その通りは北に向かう上り坂となっている。沿道との敷地に変な高低差があるのは善光寺地震の際に現れた活断層と言われている。1847年、今からたった176年前にできたものゆえ、なかなか恐ろしいものがあるが、今さらどうにもなりはしない
北へとほぼ登り切った
東側の大きなブロックは、1960年まで長野県監獄すなわち長野刑務所であったとのことだ。須坂に移転(ホリエモンが入獄していた)してからは、長野県勤労福祉会館(だったよな?)や現在はド派手なカッコいいデザインとなった長野消防局、そして最北端には今回お目当ての施設がある
長野第二合同庁舎
「合同」庁舎というだけあってこちらにはいくつもの行政機関が入居されている。1階には自衛隊長野地方協力本部がある。どのような機能を持つか知らないが、勧誘が主な仕事ではないか。新宿伊勢丹前でいきなり肩を叩かれて
『キミ、いい身体してるね。自衛隊はいらない?』
と誘われた記憶を持つものとしては、なかなか感慨深いものがある。
2・3階は
法務局となっている。不動産や企業の登記を扱っている部署で、商売柄しょっちゅう出たり入ったりしている。4階は関東信越厚生局、関東地方整備局。5階は関東財務局が入ったりしているが、どんなことをしているかなど知っているわけもない。そして本日の用向きは地階にあるのだ
「長野第二合同庁舎 食堂」
階段あるいはエレベーターで地下におりると、ガラスの仕切りの向こう側に広がる広間。いかにも『役所の食堂』といった風情ではあるが、ドライエリアが設けられており、自然光が降り注いでいるためか、心地よく感じる。
傍らのショーケースには料理のサンプルが飾られている。その上にはメニュー表が掲示されている。
生姜焼き定食、カレー、ラーメン、うどんといった典型的役所メシメニュー。カツカレー650円なんていいなぁ。そして私の注文は
「日替り定食」550円
本日のメニューは
デミハンバーグ
スパソテー
キクラゲとキャベツの炒め物
ご飯
味噌汁
というラインナップ。チケットを購入してカウンターへ行くと、その場で盛りつけてくれるのでホカホカで登場する。
デミハンバーグ
これ、けっこうデカいよね。と思わず口にしてしまいそうなボリュームだ。褐色のソースをとろりたっぷりと施されたハンバーグ。
細挽きでやや硬めの食感、ソースはケチャップと中濃ソースを合わせたもののようで、まさしくご家庭風なのがよろしい
スパソテー
味のついていないスパゲティ。コンビニ弁当でもほか弁でもよく見かける風景だ。なんでこんなものが?と思って調べたのだが、これは
1.惣菜を固定するため
2.ソースを絡めて最後まで美味しく食べられるようにするため
3.容器を保護するため
という機能を持つのだとか。へええ。この場合は1あるいは3は関係ないから、2として使うのが正答であろう。そんなわけでソースをたっぷりからめていただきます
キクラゲとキャベツの炒め物
プラチチックの器に盛られた、どうという事のない料理。華がないというか色彩が今ひとつなので、なんだこりゃ?と思わされるのだが、ひと口食べてみるとそこはパラダイス。
キャベツの甘みとキクラゲのコリコリとした食感が渾然一体となった抜群の味わい。これは美味い美味い!おかわりください!
という事で
本日も満足々々大々満足な役所メシであった。なお、こちらの駐車場は用事のある方のみにしか使えない。入り口でおじさんからもらったチケットに担当課でスタンプをもらわねばならないので気をつけるように。2階の法務局のカウンターに置かれたスタンプを勝手にポンポン!なんて事は間違ってもしてはならぬ
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