塩尻市「Cafe 深山」静かなカフェ

カフェ

店名 Cafe 深山
場所 長野県塩尻市奈良井837-101 [地図はこちら]
電話 0264-34-2500
ジャンル カフェ
バリアフリー ◯
駐車場 あり

木曽に行ってきた

義母の二十七回忌に当たるので出向いてきたというわけだ。本来なら義姉家族も同行するのだが、仕事もあるおじいちゃんおばあちゃんもいる。そこにコロナ禍とあれば、いくら県内とはいえ遠出は避けた方がよいだろう。行くのはわれわれだけでよい、拝むのはどこででも出来るのだ。

そんなわけで

われわれだけで木曽路を行く。高速道路で塩尻インターまで。そこから中山道を南下していく。島崎藤村を引用するまでもなく延々と山道が続く。紅葉も盛りをわずかに過ぎたようで、少々寂しい色合いを見せている。くねくねと曲がる道は運転しづらいが眠くなりようがないので安心だ。

木曽福島を過ぎ上松町へ

ここは家内の生まれ故郷だ。しかし2歳の時に引っ越したのでライブでの記憶はほとんどないという。菩提寺には毎年お盆に開催される施餓鬼法要に出席している。あの田舎くさい、ゆったりと時間の流れていくかのような空気感が大好きなのだが、今年はコロナの関係で遠慮したのだった。

昨年改装され

新しくなった本堂での法要は、明るく暖かく居心地のよいものであった。昨年末に亡くなった先代住職にお線香をあげる事もできた。来年はお施餓鬼に参加出来る様になればよいですねとご挨拶して寺を出る。

昼食には

五平餅を食べたのだが、それはいつものことなので割愛する。木曽福島の和菓子屋に立ち寄り、土産に栗菓子を買い帰途につく。

まだ少し時間が早い

長野へは夕刻までに帰ればよいのだ。という事で寄り道をしていこう。昔、子どもの小さいころは平沢の「木曽くらしの工芸館」で休んでいったものだが、今回は少し手前の奈良井宿を訪れた。

奈良井宿は

中山道三十六番目の宿場町であり、旧街道沿いに昔の街並みが整備保存されている。昔の家屋をカフェや雑貨屋などに改装して使われていたりもする。平日昼下がり、人はほぼわれわれだけの静かな街角はなんとも言えずに雅な風の漂う、心地よいもほであった。

端から端まで往復して2キロ弱というところであろうか。大した距離ではないが、だらだら続く坂道であるのと、あちらへ寄りこちらに立ち止まりという事を繰り返せば疲れもする。そもそもこちらは長距離運転してきた身なのだ。

「Cafe 深山」

道の駅 奈良井宿駐車場すぐ脇にあるカフェだ。雑木林の中と敷き詰められた枕木、その風景にスッと溶け込んだ白と黒の平屋のカフェ。大正時代の建物を移築したそうだ。材の色合いが違うわけだ。

こちらの名物は100年前のレシピで作ったカレーなのだそうだ。

とてもよい香りにそそられたが、生憎と昼食をすませたばかりだ。カレーは次回にしてコーヒーとケーキを楽しもうではないか。

「ケーキセット」780円

ブレンドコーヒーと用意された5種のケーキからひとつを選択するというセットメニュー。いろいろ悩んだが、少し時期は過ぎているがマロンケーキとした。
蒼のアジアンテイストなコーヒーカップとその脇には小さな草花が添えられている。庭先で咲いていたものでとても可愛らしい。名前を聞いたのだが失念してしまった。減退しきった記憶力に呆れつつコーヒーの苦みを楽しむ。

マロンケーキは落ち着いた、ご家庭のケーキという様。ぐっと甘さを控え栗の味わいがしっかり伝えられたとても美味しいケーキであった。

休憩タイムは終わり。さぁ長野へ帰ろう。ほんの少しの滞在であったが、静かで雅な奈良井宿が気に入ってしまった。


食べプロあらら?のおすすめランチ!@長野 PHOTO BOOK 信州のランチ編 食べ物 写真集 素材集 あらら?のランチ

コメント

タイトルとURLをコピーしました