長野市「横浜家系らーめん 魂心家 長野」ジャンクな美味さ 631

ラーメン

店名 横浜家系らーめん 魂心家 長野
場所 長野県長野市稲里町中氷鉋9-2 [地図はこちら]
電話 026-214-8622
ジャンル ラーメン店
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「631ラーメン」950円、「野菜盛り(もやキャベツ)」150円

歴史が好きだ

愚者は経験より学び賢者は歴史より学ぶ
という言葉は格好よすぎるのであまり言わない事にしているが、常に座右としてもいる。老眼化する以前は本好きで、しょっちゅう書籍にふれていた。文芸書、ドキュメンタリーそして歴史書の三ジャンルを選択してはぐるぐる読み耽っていたものだ。

歴史といっても

種々様々、戦国時代や幕末も歴史なら縄文時代や平安時代も歴史だ。どれもこれもスリリングで面白いのだが、意外と少ないのが市井の人々の生活史を扱うもの。これが案外とわからないもので、日常生活、何を食べ何を考えどのような言葉で話していたかなどのディテールは当たり前のこと、常識だからこそ記録にも記憶にも残らない。という事となる。

そこまで大上段に振りかざさずとも

忘れてしまった常識など自分の身の回りでいくらでもある。そもそも携帯電話やスマホが一般化されたのはここ20年くらいなものだが、その前の時代なんて誰も覚えていないではないか。

覚えていないといえば

子どものころ私はなにを食べて育ってきたのであろうか。朝昼晩の食事は母親が作ったものを食べてきたはずだが、どんなメニューが登場したのか。たまに作ってくれる唐揚げと土曜半ドン時のチキンライスくらいしか覚えていない。という話を母にしたら「この薄情ものめ!」と叱られてしまった。これも現在まで続くわが生活史の一部だからであるからで、単なる物忘れではない。

朝昼晩の食事で

そんなものだから学校から帰ってきたあとの間食・おやつなどはどんなものでやり過ごしていたのか。現在と同じく、いや育ち盛りだから現在以上に大喰らいだったからよほどの食量であったと思う。

基本的には

母親が用意した菓子やらパンやら、時として作ったものが与えられていたのだと思うが、それがない時はなにを食べていたのか。食べないという選択肢はないから、自分でなにか作っていたのか。餅を焼いたりラーメン作ったりする事くらい出来たし。そういえば母親が味噌汁の残りに水を加えて作るラーメンを真似して作ったりした記憶があるようなないような。

「横浜家系らーめん 魂心家 長野」

稲里にいつの間にか出来たラーメン屋さん。少し前まで違う店だったよな、という感じ。こちらは伝統的に家系ガッツリ系が入るような気がする。しばらくぶりに通りかかり、紅系のファサードや幟に惹かれてふらふら入ってしまった次第だ。

内部はといえば

この手のラーメン屋らしく全体が油染みてペタペタした感じ。これが嫌いな向きがあるが、空気感・存在感を好む私としてはむしろよい雰囲気だと思うのだが。

「631ラーメン」950円、「野菜盛り(もやキャベツ)」150円

まったく予備知識なしに注文したのだが、こちらのフラッグシップ的なメニューであるという。631とは6枚の海苔、3枚のチャーシュー、1個の味玉を意味するのだとか。

なるほど

うずらのたまごは標準装備みたいだから632になると思うがまぁよいだろう。

スープは

味噌、醤油、塩、黒胡椒味噌の4種から選択という。ジャンクっぽい味わいを欲していたので黒胡椒味噌としたがこれが大正解。

過剰に濃くて脂っぽくて

海苔もチャーシューも、もさもさした野菜がいっぱいでゴ太くて固い麺は手繰るというよりも引っ張り出すといった感じ。繊細という言葉ほど似合わないものはない、そんなラーメンだ。

という事は

50過ぎた糖尿オヤジが食べてよいものではないのかもしれないがとても美味かった。まさしくジャンクな味わい。そういえば半分味噌汁ラーメンもこんな感じの味だったよなぁ、となんとなく懐かしさに包まれたひと時であった。


信州のラーメン3 写真集・フリー素材集 あらら?のランチ

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