店名 えど家
場所 長野県長野市北長池1951-28
電話 026-243-8877
ジャンル 食堂
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり
光陰矢の如し
とはいうものの年齢とともに、時間が過ぎ去るスピードが早くなってきているようだ。子どもの頃は、1分、1時間、1日が長くてならなかった。授業中たったの45分が我慢できず身悶えするほど苦しんでいたなんて、まぁ可愛いものだ。夏休みの45日間(長野はひと月ないけれど)は永遠に続くのではないかとだらだら過ごしすぎて8月31日に苦悶するのはのび太くんだけではない。1999年7月には33歳になっているはずだけど、そんな先のことは考えられないと本気で思っていた。
それが現在ではどうだ
1時間なんて一瞬ではないか。あ!もう金曜日だ!あれれ?うっかりしていて気づいたら締め切りの日だった。おっとっと、おれはもう50歳を超えていたのだな。これはつまるところ、時間あたりの経験値という事なのだ。子ども時分は経験もない、やることも少ないから1時間ががら空きで長く感じるし、大人はなかなかそうはいかないから、1年の間でも一緒で過ぎたように感じる。
そんな事情が
あるからかどうかはわからないが、曜日の感覚を失ってからずいぶんになる。そりゃそうだろう、1年などあっという間なのだからいちいち今日は何曜日など気にはしていられない。とはいうものの、私だけで済めばよいのだが約束を忘れたり用事をすっぽかしたりなどという事が続けば「気にしてはいられない」では済まない。なにかよい手段はないか。
あ、
海軍カレーという手があるな
海上自衛隊の艦上では、変化のない洋上で失いがちな日常感覚を保つために、毎週金曜日の昼食はカレーを食べるというではないか。幸いにして今日は金曜日、カレーも大好きだ。よし、カレーを食べに行こう。
んんんん、どこにしようか。ターバンカレーをもっとも好むが行き過ぎだしできれば食堂のカレーを食べたい。ししとうでもよいが、チキンカツカレーは少し飽きたな。乙妻にカレーはあったかや?お、おおおおお!えど家があった!駐車場も空いている!よしここだ!ここに決めた!おばさーーんッ!アレちょうだい!アレを!
「カツカレー」600円
デカい平皿にてんこ盛りご飯と定食サイズのとんかつ、そしてもったりカレーがなみなみと注がれている。典型的な食堂のカレーといえる。
その割に
甘くないのがよい。すこし剥がれ気味の衣が高好感度、というかおばさん『すぐ作るからねー』と急いでやってくれたから、別に慌てんでもよいのに。でもこういうところがいいんだよね。こういうカツカレーにはソースをダバダバかけるのが正統といえる。パリッとサクッとした衣と厚い肉の歯ごたえが素晴らしい。これぞ私の金曜カレー、いや金曜カツカレーだ。
なんとなく気持ちよくなったので追加注文とする。そもそも安いから何を頼んでも大した額にならない。
「餃子」250円
きちんとした標準サイズのポーションが6個。肉汁たっぷりで食べ応えのある餃子がこの価格とは信じられるか?まことオーソドックスに醤油、酢、辣油でいただく。美味い美味い。
ただいまァ
今日はカレー食べてきた。曜日感覚がなくなっちゃったから、これから金曜日にはカレーを食べようと思って。え?金曜日じゃない?ああ木曜だったか。1日間違えちゃっ、……え?違う?今日は月曜日?え?えええええええ?もしかしてこれ、感覚の問題ではなく認知症????
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